この 2週間ほど値動きの荒い相場環境が続いています。変動率はさほどではないものの、ニューヨーク市場は史上最高圏で推移しているため、値幅はすごいインパクトがあります。


私は、このような相場環境で安易に市場へ参加すると、大火傷を負ってしまう可能性が高いと考えています。


私たちのような専業投資家ではない者は、投機目的以外ではこのような値動きの荒い時期には参入しない方が良いでしょう。


1回や2回ぐらいは勝てるかもしれませんが、プロ同士の食い合いである金融市場では、しっかりした投資戦略がないとほとんどのケースで負けてしまう可能性が高いからです。


ではこのような荒れた不安定な相場ではどのような投資態度が良いのかと言うと、参入せずに傍観していることを推奨しています。


私は市場が阿鼻叫喚の時に参戦していると思われがちです。しかし、現在は単に値動きが荒くて相場が不安定なだけであって、市場が暴落して死屍累々という状態ではありません。


このため、現在は逆張り投資家にとっても参入するべき タイミングではないと判断しています。そして、おそらくどのようなタイプの投資家にとっても難しい相場環境です。


一般的に、このような変動率の激しい相場環境は、上昇相場の最終局面であることが多いです。もちろん現在の混乱が収まって、さらに相場が上昇する可能性も否定はできません。


しかし、過去の歴史を紐解くと、変動率が高くなるのは上昇相場が終わろうとしている時期であったことが多いです。


日々値動きの荒い相場を観察していると、ついつい暴落した日には買いたくなる衝動に駆られます。しかしそこで安易に買ってしまうと地獄を見るのは自分です。


現在のようなプロでも難しい相場に参入する決断をするのであれば、よほど自信のある投資戦略が無ければ無謀な行為であると思います。


暴落時の1000万円と平時(現在のような荒れた相場も含む)の1000万円では、その価値が全く異なります。


現時点での現金の価値は、資金の出し手がたくさん存在するため高くはありません。しかし、暴落時は資金の出し手が激減するため、現金の価値は急上昇します。


私は2008~2009年にかけて、月々の給与も含めて全ての現金を投入して勝負をした結果、金融資産からの配当のみで生活できるレベルの資産を買い集めることに成功しました。


今でも日経225が1000円程度暴落して買いたい衝動に駆られた時には、その時の経験を思い出すようにしています。


市場が断末魔の悲鳴を上げている時こそ現金の価値が急上昇することを胸に刻んで、買いたい衝動を抑えるのが吉ではないでしょうか。






★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



NY夜景

      



勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。