患者さんの家族を診察すると、思わぬ発見をすることがあります。
先日も新しい発見があったのでご報告させていただきます。


私は、疾患を説明するトークを定型化しています。数多くの患者さんを診て定型化したトークなので、自分の中ではこれ以上無い洗練されたトークだと認識しています。


しかし、職員家族の足関節外側靭帯損傷の患者さんを治療した際に、受傷した内容や何故ギプスシーネをしなければならないかを全く理解されていないことが判明しました。


判明したのは、この患者さんが
根掘り葉掘り訊いてきたことがきっかけです。普通の患者さんでは遠慮して訊けないことも、近しい関係なので気軽に質問できたのでしょう。



私の定型化トークの中には、どこが損傷して何故ギプスシーネが必要なのかが含まれています。すべて話しているはずなのに、残念ながら患者さんには全く伝わっていませんでした。


客観的に見て若くて聡明そうな患者さんだったので、能力的に考えても私の説明を理解できない感じではありません。


このことから導き出されることは、私の定型化トークでは、伝えたい内容が十分に患者さんに伝わらないという結論だと思います。


自分の中では非常に洗練されたトークを駆使していると思っていましたが、残念ながら私の真意はほとんど患者さんに伝わっていないかったようです。


おそらく、もう少し定型トークを改良する必要があるのでしょう。気心の知れた患者さんだからこそ気付かされました。このような患者さんの存在は貴重ですね。






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