先日、接骨院の治療家と飲みに行きました。
整形外科医が治療家と飲むことはあまりないと思います。


病態に関する理解や医学的な素養に関しては比べ物にならないほどの差があるのですが、経済的な観点で言うと私たちよりも先を行っている点が多いのが興味深いです。


どういうことかと言うと、現在接骨院では保険診療がほぼストップしています。受領委任制度が厳格化されたため、医療保険をほぼ使えなくなったのです。


現在、彼らは自費で施術を行っています。自費で食べていくということは、私たちにはあまり想像できない状況です。


私たちは国民皆保険制度に守られているので、治療費について深く考えることは少ないと思います。しかし国民皆保険制度が崩壊すると、どれだけの人が生き残れるでしょうか?


残念ながら、多くの医療機関が経営破綻すると予想されます。少なくとも現在のようなこの世の春を謳歌することは不可能でしょう。


国民皆保険制度崩壊は時間の問題です。そして国民皆保険制度崩壊後にやってくる世界がどのようなものかを予想する上で、現在の接骨院が置かれている状況が参考になります。


それでは接骨院はどのようにして 生き残っているのでしょうか? 自費で100%自己負担となった場合、整形外科では患者さんの窓口負担は1回につき3000~5000円程度となります。


3000~5000円もの金銭的負担をものともせずに通い続ける患者さんがどれほど居るかを考えると、接骨院が置かれている状況の深刻さが理解できます。


彼らがその状況でも生き残っているのは、私たちとは根本的に考え方が異なっているからです。普通に考えて資本主義経済では、サービスに対してお金を支払います。


彼らはこのことを非常に理解しているため、施術に訪れた患者さんが接骨院から出るときに満足して帰ることを最優先にしています。


つまりどういうことかと言うと、必ず結果を出すことを至上命題にしているのです。仮に接骨院に来て、症状が何も改善されなければ二度目はありません。


このため、彼らには経過観察するという悠長な選択肢はありません。私たちの外来では、しばらく様子を見ましょうというフレーズを多用します。


これは、国民皆保険制度のおかげで患者さんは3割負担で済んでいるから可能な対応です。100%自己負担になったら、このような殿様商売は不可能になると思われます。


もちろんその場で結果を出すことを追求することが100%良いと思いません。純粋に医学的に考えると、経過観察が望ましい選択肢であることも多いです。


ただそれでは、普通の人は納得しないことも事実です。この点、医科は非常に守られていると感じています。


この幸せな時代が続く間は現在の診療スタイルで OK だと思います。しかし、現在の医療制度がこのまま持続するとはとても想像できません。 


国民皆保険制度が崩壊し始めると、現在の治療家が実践している「結果を出す診療」に方向転換する必要があると感じました。







★★  医師のキャリア革命(オンラインサロン)  ★★


「経済的自由」を手に入れるために Facebookを利用した非公開のオンラインサロンに参加してみませんか?



gg - コピー




本サロンの目標は、参加者全員に生涯途絶えることのない "複数の収入の流れ"  を得るための " 学びの場 "  を提供することです。


資産形成マニュアルで、医師が効率よく資産形成を実践するノウハウを公開しましたが、本サロンはそのフォローアップの場と位置付けています。


それぞれの参加者たちが得た知識や体験を共有し、集合知を形成する。集合知は、サロンのメンバーが未知の航海に旅立つ際の羅針盤となる


そのような " 学びの場 "  を

  •  整形外科医のための英語ペラペラ道場
  •  整形外科医のブログ 

​ ​
がタッグを組んで運営します!!
参加希望の先生方は、こちらからお願いします