今日は、ドルコスト方式を最善の投資方法だと思っている方への辛口ブログ記事です。昨今ではVT+ドルコスト平均法が投資の王道と言わんばかりの風潮です。


確かにドルコスト平均法で投資すると負けない確率が高くなります。しかし、それは絶対に勝てるということを意味するわけではありません。単に負ける確率が低くなるだけです。




素人が勝てる可能性は極めて低いという冷徹な事実


有り体に言うと、金融市場はプロが勝つ仕組みになっています。つまり個人投資家のような素人が何の努力無く勝てる可能性は、最初から極めて低いです。


このような冷徹な現実があることを、まず投資家は知っておくべきだと思います。基本的には金融資産投資においても素人は負けるという大前提があることを知っておくべきです。


勝利の方程式(VT+ドルコスト平均法)を敢行すれば金融資産投資で勝てるわけではありません。VT+ドルコスト平均法でも、低い勝率がほんの少し上がるに過ぎません。


このため手放しにドルコスト平均法を推奨することに私は否定的な見解です。ドルコスト平均法で結果を出すためには数年にわたる下落相場に耐えうる強靭な精神力が必要です。


そしてこの下落相場に立ち向かう精神的な負担は、経験したことがない人では分からないほど巨大なものです。


私の場合、2008年10月ごろから暴落するJ-REIT相場へ買い下がりましたが、戦いが終了した2009年3月までのたった6ヵ月間で精神的にボロボロになりました。


暴落の極期から参戦してもこの有様なので、天井圏の2007年からから大底圏終了の2012年まで5年間も買い続けるのは極めて精神的にタフな人でないと難しいと感じました。




その投資手法は机上の空論ではないのか?


現在の上昇相場が始まったのは2012年12月からです。本格的な下落相場が発生した2007年以前から投資の世界に身を置いている人は少数派と思われます。


多くの評論家がドルコスト平均法を推奨していますが、彼らの中で唯一耳を傾けていいのは前回下落相場の始まる2007年以前からドルコスト平均法投資を実践している方だけです。


それ以降に参戦した人もしくは単に生業として論評しているだけの人は、下落相場の極期にドルコスト平均法を敢行した経験がありません。このことは大きな問題をはらんでいます。


ドルコスト平均法は理論上は負ける確率が低いですが、実際に実行できるか否かは全く別問題です。ほとんどの人は途中で挫折するため、単なる高値掴みで終わります。


ダイエットと同じで、理論と実践は別物なのです。摂取カロリーを少なくして適度な運動をすれば減量できるのは皆知っていますが、実践できる人は多くないのと同じ理由です。


理論的に大丈夫だからドルコスト平均法を勝利の方程式だと勘違いしてしまうのは極めて危険です。ドルコスト平均法を採用してよいのは、極めて精神的にタフな人だけなのです。






★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



NY夜景

      



勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。