新規で購入した 自宅2号の改修工事をするにあたって工務店との折衝が続いています。その過程において、工務店に関する新たな気付きを得たので共有させていただきます。


まず工務店とは、各専門職を束ねて効率よく業務を進める船頭さんのような役割を担っています。実際に改装工事をするのは、大工、水道業者、電気業者さんといった専門職です。


しかし、各専門職は自分の領域のみしか対応できず、また部材を
適切なタイミングで仕入れることも得意ではありません。


そのような各職種の間の工事日程の調整や部材の調達などを総合的にプロデュースするのが工務店の役割です。


今回は、私が得意とする木造建築ではなく鉄骨造の大規模改修なので、いつもお願いしている工務店とは別の工務店にお願いすることになりました。


しかし
鉄骨造建物を得意とする工務店というのがどのようなものかよくわからず、数社に見積り依頼することにしました。以下はその顛末です。




工務店 A


この会社は デザインを得意とする工務店で、立派な表装の見積書を携えて説明に来てくれました。いつもの工務店の見積書とはグレードが違って、非常に美しい見栄えです。


代表がデザイナーさんなので、建物改修工事のコンセプトから入って、綺麗な CG まで付いている見積書でした。おおっ、これはすごい!


お話をお伺いしていると改装後の家に住むことがワクワクしてくるのですが、肝心の見積部分に関してはペライチの見積書でした。。。


大雑把な項目が並んでいるだけで、実際に確認したい見積明細に関しては全く記載がありませんでした。詳細見積りを要求するとはぐらかされてしまいます。これは厳しいな・・・




工務店 B


こちらの工務店は、鉄骨に特化しており職人風の一人親方工務店でした。知り合いから紹介を受けたのですが、直接会って話をすると
なかなか面白い人で好感が持てました。


改修工事の見積りを作るのは結構大変で、通常2週間ほどかかります。図面はすぐ提出されたのですが、肝心の見積りに関してはなかなか上がってきません。


4週間ほどして見積りが送られてきたのですが、内容は先ほどの工務店Aと同じく大雑把な項目が 10個ほど並んでいるだけのほとんど内容のない見積書でした。


今回の改装で選択するお風呂やキッチンメーカー見積り書がカタログと一緒に添付されていました。こちらのメーカー見積書は非常に細かい明細が記載されていて綺麗な見積書です。


どうやら 4週間もかかったのは、メーカー見積書が上がってくる期間だったようです。
驚くべきことにメーカー見積書の金額は定価だったので、正直言ってかなりがっかりしました。


肝心の改装工事自体の見積書が大項目だけでは内容が全く分かりません。もっと詳細な見積書を依頼したところ、3週間経っても音沙汰がありません。


どうやら建物の面積から経験則に基づいて算出した、かなりアバウトな見積り(見積りと言えるシロモノではないのですが)だったようです。




良心的な工務店を見つけるのは難しい


両者とも今まで取引関係が全くなかった工務店なのですが、一般的な工務店の対応というのはこんなにも内容の薄いものなのかと驚きました。


パンフレット等のビジュアルをつけて気分を盛り上げるような体裁の見積書ですが、肝心の内容が全くないのです。


しかし説明を受ける時のプレゼンがなかなかうまいので、ワクワク感を抱いてしまいます。おそらく改装工事の経験のない人は、あっさり落ちてしまうんだろうなと感じました。


私のように比較的継続的に物件の改装工事に取り組んでいる人は少数派だと思います。今回の経験から、工務店を選ぶ難しさを再度確認しました。


紹介された工務店なら安心と思うのも禁物です。もちろん、工務店が適正な対価を得ることは全く問題ないですが、仕事に対する姿勢がいい加減な所は避けた方が無難でしょう。




それでも工務店は重要


最後になりますが 今回の記事では工務店に対して否定的なことを書きましたが、良心的な 工務店との良好な関係は不動産賃貸経営では非常に重要です。


クロス屋さんや電気業者などの職人に直接発注すれば良いものを除くと、
水道業者等のアプローチが難しい業者さんの場合は工務店を通じた方がスムーズなイメージです。


何よりも、工務店に依頼することによって、多少のマージンはかかるものの、こちらの時間が圧倒的に節約できます。


私は自分の時給を 2万円に設定しているので、連絡する時間も含めて
これ以上費用がかからないと判断された場合には、基本的には工務店を使うようにしています。


自分の時間にレバレッジをかけるのに工務店は非常に有用です。良い工務店を見つけるのは難しいですが、不動産投資に本格的に取り組むのであれば避けては通れないと思います。






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