私は資産形成を行う上で、金融資産投資・不動産投資・ビジネスの三つの手法を通じて実践しています。この中でも一番最初に取り組み始めたのは金融資産投資です。


金融資産投資は始める際のハードルが低く、比較的誰でも気軽に始められることがポイントです。2001年に金融資産投資を開始した当初は、確固たる投資戦略はありませんでした。


いろいろな本を読んで投資戦略をつまみ食いしながら試行錯誤していました。しかし本を読んで仕入れた知識も実際にはあまり役に立つことはありませんでした。


理論と現実には大きなギャップがあったのです。ビギナーズラックで200万円ほど利益をあげたものの、その後は鳴かず飛ばずでくすぶっていました。


しかし、2002~2003年、2008~2009年、2012年といった大きなイベントが発生した時に超長期逆張り投資を敢行することで、それなりに満足のいく成績をあげるようになりました。


現時点では特に金融資産投資について何かを行っているわけではないのですが、いつも虎視眈々と市場にチャンスの窓が開くのを待ち構えています。


このようなどっしりとした投資戦略を遂行できている理由は、私の金融資産投資に対する考え方が少し変わっていることが挙げられると思います。


一般的に、ほとんどの金融資産投資家はキャピタルゲイン目的です。しかし私はインカムゲインが目的なのです。もちろん、配当金やスワップポイント目的の投資家群は存在します。


しかし私の考え方は彼らと少し異なります。どういうことかと言うと、私の場合はインカムゲインを不動産で言うところの賃料に見立てているからです。


つまり、金融資産を購入するというよりも、むしろ小さな不動産を購入する、もしくは ATM を購入するという感覚なのです。


おそらく、私ほど徹底的に金融資産を購入すると言う感覚を意識の中からなくしている投資家はごく少数派なのではないでしょうか。


もちろん、株式投資の場合には銘柄の分析を行いますが、これは不動産の物件スペックを調査するのと同じ感覚です。


このように、割安になったインカムゲインを生み出すマシーンを買い集めるというのが私の金融資産投資戦略の概念です。


そしてこのことは、市場暴落の極期が過ぎ去ると大きなキャピタルゲインを得ることにもつながります。インカムゲインに見合うだけの価値を市場が再評価するからです。


投資対象を不動産にみたたてて購入していると、株価が上昇したからと言って利確してキャピタルゲインを得ようという感覚が希薄になります。


せっかく割安に仕入れた「物件」を売ってしまうと、「永久に」甘い汁を吸い続けようと思っている ATMが無くなってしまうからです。


市場では「利食い千人力」といく格言があります。キャピタルゲインを目的にしている場合には真実だと思います。


しかし、私のようにインカムゲインを極限まで追求している者にとっては、この格言は当てはまらないと感じています。







★★  医師のための金融資産形成術  ★★


資産家および医師を対象として、2015年10月に開催した本ブログ管理人による 「金融資産形成術セミナー」 の動画、および講演で使用したスライドです。



NY夜景

      



勤務医・開業医の種類に関わらず、医師が資産形成する際には下記の3つを組み合わせることで効率良く資産形成することができます。


1. 医師免許をベースにした人的資産からのキャッシュフロー
2. 不動産からのキャッシュフロー
3. 金融資産投資の技術


①②で得られる安定したキャッシュフローを元手にして、③の金融資産投資技術を用いて資産形成するのです。しかし、多忙な医師が金融資産投資で結果を出すのは難しいのが現実です。


一方、金融資産投資は買値で投資収益性が決まります。 ”多忙な医師がいかにして金融資産を安く買うか?” という命題を解決するため、私は超長期逆張り投資戦略を選択しています。 


今回の「金融資産投資術セミナー」は、資産形成マニュアルで提示した資産形成手法における金融資産投資の各論です。築古木造戸建投資は「守」、金融資産投資は「攻」という位置づけです。


築古木造戸建投資の「守」 と 金融資産投資の「攻」の組み合わせが、安定的な所得のある医師の資産形成における有力な選択肢のひとつと考えています。