先日、宿泊業仲間で緊急のミーティングを行いました。目的は、現在の窮状に対する打開策についての意見交換です。宿泊業仲間全員が厳しい状況に追いやられていました。


苦戦しているのは私だけではなかったのです。既に私はどの時期に撤退するかということしか考えになかったのですが、他のメンバーは打開策にフォーカスしていました。


現在の苦境は明らかに供給量が激増していることが原因です。完全なレッドオーシャンなので、現在の状況を何とかする手立ては一施設の努力では如何ともし難いと考えています。


一度需給関係が崩れると、それが改善されるのに気が遠くなるような年月を要します。このため、実質的にはできるだけ早く事業から撤退することが望ましいと考えています。


情報収集していると、すでに目端の利く人は昨年時点で宿泊施設を売却してしまったようです。やはり動きが早いのは投資家型の人で、特に中国人の逃げ足の速さは特筆に値します。


一方、これだけの苦境に陥っているにも関わらず、新規参入者が後を絶ちません。そして興味深いことに、新規参入者は比較的資本力の高い鉄道系や大手ホテルグループです。


実際の市場で戦っていると、今の時期に参入してくる感覚がさっぱり理解できないのですが、 サラリーマン的組織は誰がみてもOKな状況でしか入ってこれないのでしょう。


ただし誰が見てもOKな状況は、往々にして参入時期としては遅すぎます。このようにして日本の大企業は損失の山を築いてきたのかなと少し感慨深い気持ちになりました。




沈みゆく業界に身を置いた経験は貴重


さて話を元に戻すと、この日に打開策を期待して集まったメンバーは、皆が苦境に陥っていて撤退タイミングを考えていることにショックを受けて失意のまま解散して行きました。


もちろん私自身もメンバーの一人なのであまり偉そうなことは言えませんが、やはりこのように業界全体があっぷあっぷしている状況はあまり気持ち良いものでありません。


ただ、このように急激に生存状況が悪化した業界を経験したことは、今後の糧になるかもしれないと感じています。何が言いたいのかと言うと、もちろん将来の医療業界です。


今回は不動産投資の一環で宿泊業に参入したためこの状況は想定済みで、最初から撤退のことを考えて参入しました。このため、それほど精神的に追い込まれたわけではありません。


しかし、このような経験なしに、いきなり自分の主な収入源が属している業界が苦境に瀕すると、精神を病んでしまって正確な判断をできなくなる可能性があると感じました。




最も危ないパターンの事業展開は?


さて今回集まったメンバーの中でも切迫感にかなりの濃淡があることに気付きました。最もダメージの少ないのは所有物件を自己資金で改装して自分で運営しているパターンです。


もちろん、彼らも宿泊者の減少に苦しんではいるものの、土地はタダで先祖から譲り受けており、オペレーションも自分たちなので、ほとんど金銭的なリスクがありません。


このため、彼らはとことん宿泊業で戦っていこうとしていました。その次に気楽なのは、私のように全額キャッシュで物件を購入して改装まですべて自己資金で行っている人です。


もちろん投入した資金の効率は悪くなりますが、対外的な債務ではなく「自分銀行」であるためプレッシャーの大きさはさほどではありません。


一方、最も厳しいのは銀行から借り入れをして改装費を捻出し、物件は賃貸で借りてスタッフを雇ってオペレーションしているパターンです。


このようなパターンの宿泊施設は、既に現時点で損益分岐点を下回っているところが多く危機的状況のようです。


物件は賃貸ですから撤退は容易と思われるかもしれませんが、銀行から融資を引いて行なっているので、おいそれと撤退することはできません。


この手のパターンは今の宿泊施設の多数派なのですが、大手も含めてかなり厳しい状況だと思われます。


このパターンでも比較的早期から始めた施設に関しては、宿泊業が良かった時代にたくさんの利益をストックしているため、ここ数年で開業した施設より財務状況的にはマシです。


このように同じ宿泊業と言っても、各自の置かれている状況にはかなり異なっておりひとまとめにするのは難しいです。唯一、同じ条件なのは現在の客付の難しさです。


このような各人の状況を見るにつれて、やはりビジネスにおいて銀行融資を受けることは、かなり難易度が高いのではないかと感じました。


やはりビジネスを安定的に回すには、できるだけ融資を引かずに自己資金のみで行うのが安心です。もちろんこのパターンはレバレッジが効かないため成長スピードが遅いです。


しかし、一歩間違えただけですべてが終わるフルローンに近い状況でのビジネス展開に比べると、自己資金のみの方がスピードは遅いものの確実性があるのではないかと感じました。






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