先日、スタートアップの取引先の社長と飲みに行ったお話をしましたが、その際に感じたことは医師としてのスキルアップにも応用できるのではないかと思います。


アカデミックポジションに関してはちょっと分かりませんが、実臨床のスキル(外科系なら手術技量、内科系なら内視鏡テクニック)は才能+症例数がモノを言います。


いくら才能があっても経験症例数が少なければ、全国的に名前を売ることは難しいです。それでは、どのようにして症例数を積み上げればよいのでしょうか?


誰もが考えることは、有名病院に潜り込むことです。全国的に名前の通っている医療機関に患者さんが集まる傾向にあるので、そのような有名病院に就職すると有利に思えます。


しかし、自分の立場が下の場合、有名病院に行っても執刀することは難しいです。確かに一流の外科医の手術を間近に見ることができますが、自分で執刀しなければ話になりません。


このため、ある程度独り立ちできるぐらいの技量を身に着けると、ピンで集患することを考える必要があります。


しかし、場末病院ではいくら自分の得意な領域をアピールしても集患は難しいです。しかし、これはあくまでも「通常の方法では
」という意味です。



超本気で集患しようと思うと、おそらく比較的容易に集患可能だと思われます。整形外科医の場合には、私がパッと思いつくだけでも下記の手法が挙げられます。


  • 近隣の開業医への直接営業(菓子折り持参で訪問)
  • 近隣の整骨院への直接営業(菓子折り持参で訪問)
  • 定期的な健康教室開催
  • 新聞社との共催によるイベント開催(予算200万円~)


日本においては医療技術をいくら向上させても得るものは少ないです。このため、本気で費用と手間をかけてまで集患するというインセンティブは働きません。


しかし、医療技術向上と経済的恩恵が完全にリンクして正の相関を持つようになれば、おそらく上記のような手法でガンガン集患して技量を向上させることは可能だと思います。


そして、おそらく米国や中国などではそのようなインセンティブが働いているため、本当の上位層の外科医の実力は高くなるのではないでしょうか。







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