母指ばね指の治療は少しめんどうくさいです。母指は手部に対して対立位にあるため、正中を見極めなければいけないからです。


これは腱鞘切開術の時だけでなく、腱鞘内注射の際にも当てはまります。中央を外すと腱鞘内注射の効果を得ることができません。


かつての私は、
腱鞘内注射の際に爪先で患者さんの皮膚に爪痕を残していました。爪先でバッテン印の痕を付けるのですが、手掌皮線と同化して分かりにくくなります。



22 - コピー



そこで、最近では図のようにボールペンのペン先で印をつけるようにしています。これでもイソジンを塗布すると分かりにくいことがあるので、比較的強めに印をつけています。


ボールペンで皮膚に印をつけるアイデアは、以前に当ブログ内で教えていただきました。その記事では関節注射に関してのアイデアでしたが、今回は腱鞘内注射に応用しています。


もちろん、ボールペンはペン先を収納した状態で押し付けます。決してボールペンを収納せずにそのまま刺さないでください。結構便利なので、一度試してみることをお勧めします。






★★ 医学知見探求サービス ★★


医学知見を医師ユーザー同士で発信・共有するコミュ二ティに参加しませんか? 

quotomy - コピー


「医師と医学知見との出会いを再定義する」 Quotomy(クオトミー)は、臨床現場で働いていると個人で医学知見をキャッチアップすることが難しい、という臨床医の切実な痛みから誕生しました。


忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


知への探求を諦めていませんか?


抄読会をする感覚で、Quotomyで論文を読んだ感想や気づきをシェアしましょう! お気に入りのユーザー同士はフォローでき、お互いのアクションを確認できます。


Quotomyは現在ユーザー登録受付中です!
登録は こちら からお願いします。