先日、PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)の術後合併症の相談を受けました。症例自体はかなりミゼラブルで非常に気の毒な状況です。


ご存知のように、PLDDは保険診療ではありません。合併症が多発しており、全国に悪名を轟かせていた大阪府の M病院(今は存在しません)は多数の訴訟を抱えていたそうです。


今でも PLDDを施行する医療機関はあるようですが、これらの中でネットなどで「日帰り」「低侵襲」をウリにして全国から集患しているところは要注意だと思います。


今回の症例もそのような医療機関で PLDDを施行されましたが、術前に画像をみるだけで PLDD施行する当日が初診という方式でした。


数をこなすことに重点を置いているようで、まともに術前の検討が行われた形跡がありません。しかも、合併症を併発すると近隣の基幹病院へ丸投げするという荒業を行っています。


普段、あまり他の医師の診療方針についてとやかく言うことは無いのですが、さすがに医師としての倫理観の欠如が著しいため要注意の医療機関であると認識しました。


試しに Googleのシークレットモードで PLDDを検索すると、Google Adwordsの上位に表示されました...。おそらく膨大な広告費を投入して全国から集患しているのでしょう。


PLDDが医療と言えるかどうかは微妙ですが、このような営利最優先の医療機関が跋扈している PLDD界隈の状況はいかがなものかと感じました。






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