腰仙部移行椎は腰仙部移行部の形態異常です。患者さんには「背骨の数が多い(少ない)ですが問題ないです!」と説明しますが、実際の頻度を調べてみました。


まず、L5が仙椎化したものと S1が腰椎化したものが存在します。1929年の神中先生の報告によれば、両者を併せた腰仙部移行椎は健常人の 16.9%に認めたようです。


移行椎の頻度に性差は認めるという報告がある一方で、性差は認めないという報告の方が多い印象です。私の実感でも性差は無さそうに感じます。


次に仙椎化と腰椎化の頻度ですが、1995年の大坪先生らの報告では L5の仙椎化:S1の腰椎化=2:3だったようです。たしかに、S1が腰椎化した第6腰椎の方が多い印象を受けます。


一方、2018年の横山先生らの報告によれば、第6腰椎は健常人の 17.4%に存在するようです。仙椎化に言及されていませんが、第6腰椎の頻度が明示されていることは貴重です。


このようにざっくり腰仙部移行椎の頻度をみた場合、おおむね健常人の15%前後に存在するようです。なるほど、ここまで多いと奇形ではなく形態異常となるのですね。





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