先日、人工股関節再置換術(THA)がありました。
弛みのない30年モノのセメントレスステムの抜去が必要でした。


当時流行っていたフルポーラスのセメントレスステムなので、
大腿骨スプリット法を併用せざるを得ず抜去に難渋しました。


最終的には骨量の回復を目的として Impaction bone grafting法(IBG法)併用セメントステムで手術が終了しましたが、セメントレスステムの再置換術の難しさを改めて感じました。


セメントステムであった場合には、当然のごとくセメントレスステムと比較して圧倒的に抜去は容易です。迅速かつ安全にステムを抜去することが可能です。


もちろん、残存しているセメントの摘出には難渋しますが、弛みの無い症例なら最初から cement in cement techniqueで対応することができます。


カップと異なり、ステムに関しては長期成績も良好です。たしかに現在では、セメントステムを第一選択にしている施設は少数派です。


しかし、特に再置換術が前提となる若年者においては、セメントステムを第一に考えることもアリではないかと思いました。







★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です