最近は社会の変化がますます速くなってきています。1990年代後半はリストラという言葉が斬新な意味合いを持っていました。


当時は終身雇用が一般的だったので、一度入社した会社からクビを切られるということ自体が非常に許しがたくて稀なケースだと認識されていたからです。


私もリストラという言葉を初めて聞いた時、それはごく一部の人だけがハマってしまった可哀想なケースだと思っていました。


ところが 2000年台に入って日本経済がますます落ち込んでくると、リストラが一般化してきました。今ではリストラしない企業の方が珍しいくらいです。


そして、ついにはトヨタの豊田社長が洩らしたように、あのトヨタでさえも終身雇用を維持するのは困難であるという時代に突入しました。


今の 20~30歳台の人で、公務員以外の職業が終身雇用だと思ってる人はほぼ居ないのではないでしょうか。


このような時代を生きている者としては、ひとつの会社に最後まで自分の命運を託すことは危険な行為だと思います。


激烈な大学入試を勝ち抜いて一流大学に入り、現状で一流と言われている企業に就職したとしても、20~30年後の将来が保証されているわけではありません。


対策として自分の力で生き残っていくことを常に考えておく必要があります。その選択肢のひとつとして起業があります。


もちろん、起業は現実には厳しいです。ピンの力でお金を稼ぎ出すことは想像以上に難しい。稼ぎ出す力を持っている人は比較的稀で貴重な存在なのです。


このため、国は起業家を大事にします。起業ではアイデアを仕組みにして、それをお金に変える必要があります。しかし机上のアイデアが現実化することはめったにありません。


仮にアイデア自体が良くても、実際にお金を稼ぎ出すためのハードルはとても高いのです。
このため、通常は試行錯誤しながらお金を稼ぐ仕組みの精度を上げていきます。


この場合の問題点は、自己資金がどれぐらい手元に存在するかによって生き残れる時間が決まってしまうことです。このことをスタートアップ界隈では Runwayと言います。


Runwayは会社が潰れるまでに残された時間なので、手元資金 ÷ 月々の支出で導かれます。通常は数ヶ月で手元資金が尽きてしまい倒産することになります。


起業の成功のためにはこの期間をできるだけ長くしたり、もしくは不安定な起業当時の状況を少しでも安定化させる手段を見つけることが重要です。


その手段のひとつとして、特に起業当初は安定した定期収入を確保することが重要です。この安定した定期的収入があるか否かで起業の成功率がずいぶん変わります。


ビジネスで定期収入を得るのは難しいです。しかしここは知恵の絞り所で、何とか価値のある商品を継続的に届けて定期収入を獲得する手法を考える必要があります。


そしてまず定期収入を確保してから、本当に自分がしたいと思っているビジネスアイデアを実現化していくのが起業の成功率を高める方法ではないかと考えています。


一方、私は自分の理想のアイデアというものに固執はしていません。むしろ今持っているお金を稼げるアイデアをブラッシュアップさせることに注力しています。


つまり、理想は持たず常に現実を見て、それをブラッシュアップしていくのが基本戦略です。 いわゆる長期視点を持たない泥縄式経営です(笑)。


起業家としての夢が全くないように見えますが、結果を出してお金を生み出す仕組みを大きくしていかなければ、起業家失格だと思っているのです。






★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙