最近、メインで勤務する病院で転倒事故がありました。これを機に院内の体制を見直しているのですが、その一環として病院における1日の転倒発生数の資料が提出されました。


回復期リハビリテーションの実践戦略という書籍からの引用で、1000名中の1日あたりの転倒発生数が記載されていました。

  • 急性期病棟: 1.4~4.1名
  • 回復期病棟: 4.6~13.9名
  • 施設: 2.4~12.4名



報告によってバラつきがあるようですが、総じて回復期病棟の転倒発生数が多いです。この理由は、回復期病棟はADLが拡大する過程を支援する場所であるからでしょう。


転倒を完全に防止することは物理的に不可能です。特に回復期病棟では転倒リスクが高いことは、医師サイドでも認識する必要があるでしょう。







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