外来をしていると蜂窩織炎の患者さんを治療することがあります。しかし、自分の外来出番の関係で、適切な日に受診してもらうのは難しいのが実情です。


例えば本来なら3日後に再診して創の確認をしたいところなのに、次回は1週間後にしか直接診察できない等はザラにあります。このような時には他の外来医師の受診を促します。


しかし、カルテ記載だけでは蜂窩織炎が軽快しているのか否かは判断できないです。当初は発赤範囲を計測してカルテ記載していましたが、再現性に難があり実用的ではありません。



66 - コピー




そこで最近実践しているのは上記のような方法です。蜂窩織炎の辺縁を油性マジックでマーキングしています。これだと蜂窩織炎の範囲が縮小しているのかが一目で判断できます。


カルテにごちゃごちゃ記載する必要もありません。油性なので入浴しても数日程度なら問題なく残っています。こうすることで現在の治療で問題無いのか否かの判断を行います。


副次的なメリットとして、患者さんご本人にも治療効果が一目瞭然であることが挙げられます。蜂窩織炎の患者さんを見かけたら実践することをお勧めします。






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