最近、私の1週間は仕組みづくりで始まり、仕組みづくりで終わると言っても過言ではありません。仕組みづくりの対象は、現在注力中のスタートアップです。


医師は人間としてのスペックの高い人が多く、しかも経済的にも安定しているにもかかわらず、ビジネス展開という意味ではイマイチな印象を抱いています。


その理由として専門職であることが挙げられます。専門職はいわゆる職人です。余人には無い特殊能力をメシの種にしているので、職業人としての資質向上が最優先課題です。


誰でもそうだと思いますが、若手の時にはベテラン医師を目指して切磋琢磨します。1日8時間労働? 週休2日制?? といった感じで、文字通り寝食を忘れて職務に励みます。


傍から見て過酷な労働環境も、自分に資するトレーニングと思えば全然苦になりません。そんな環境に長年身を置くと、価値観が自分の資質向上に偏ってきます。


もちろん、医師に限らずほとんどの人にとって資質向上は最も有効な戦略です。しかし、自分の資質をひたすら向上させるだけでは、一部を除けば大成できません。


大成できる一部とは、一握りのプロスポーツ選手やアーティストなどです。個人能力に依存した特殊な職業以外は、個人資質の向上だけでは収入面でガラスの天井があります。


誤解を恐れずに言うと、いくら自分の資質を高めてもたかが知れているのです。そして残念ながら医師と言えどもこのことは当てはまります。


しかし、自分の資質を高めると小さな成功を収めることができるので、資質を高めること=人生の勝ちパターンと誤解してしまいます。残念ながらこれでは規模拡大は不可能です。


大きな成功を得ようとすると、人を組織化しなければいけません。この目的を達成するためには、仕組みづくりが重要となってくるのです。


特に起業するのであれば、自分の資質を向上させようなど、ゆめゆめ思ってはいけません。自分は後回しで、他人の資質向上や人間関係の構築に注力し続けます。


ところが、自分の資質向上を第一に考えてきた医師にとって、他人の資質向上や人間関係の構築など考えも及ばないのです。


このような性癖が身体に沁みつくと、大きく成功することの妨げになります。大きく成功するための秘訣は、職業人としての医師の心構えと真逆の考え方なのです。


それでは、実際のビジネスの現場では仕組みづくりに邁進していればよいのでしょうか? 当然そんなわけはなく、最も重要なことは売上の確保です。


普通は売上を確保するためにマーケティングに奔走します。自分の資質向上はもちろんのこと、仕組みづくりなどに構っている余裕などありません。


しかし、泥縄式に目の前の仕事をこなしているだけでは現状維持がやっとです。以上より、私の経験しているかぎりでは、重要度は下記のようになります。

  1.  売上確保
  2.  マーケティング(顧客のアタマの中の一等地を確保することに注力)
  3.  組織の仕組づくり
  4.  自分の資質向上


極論すると自分はポンコツでもいいので、周囲の資質を向上させて組織化することが内部体制の目指すべき姿ではないでしょうか?


こんなことを書くと「夢も希望もない」とピンの存在に留まることを選択する方も多いかもしれません。もちろん職業人としての成功だけを望んでいるのなら何も問題はありません。


しかし「世の中に影響を与えたい」「ある程度は経済的に成功したい」と考えている方は、自分の資質向上の先に本当に目指すべきゴールがあるのか再考するべきだと思います。






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