Medical Tribuneで興味深い記事がありました。
待ち時間10分増で患者の医師評価3%減 です。



患者が医師を評価する際、医療の質とは直接関係のない待ち時間の長さが大きく関わっていることが分かった。2万7,000人以上の患者データを用いた後ろ向きコホート研究の結果、10分ごとの待ち時間の増加は、患者による医師評価の約3%の低下に関連していた。米・Department of Neurosurgery at Duke University School of MedicineのOren N. Gottfried氏らがJ Neurosurg Spine(2020年2月21日オンライン版)に報告した。




医療側からすると、なかなか耳の痛い研究です。外来で10分程度の遅延は日常茶飯事であるため、本研究が本当であれば医師に対する視線は厳しくなる一方です。


本文中にも記載されていますが、

医師の診察を待つのは、ディズニーワールドで楽しい乗り物の列に並ぶようなものとは違う。患者が医療機関に来ることは重要であるが、ほんの短時間のアトラクションのために2時間も待つ価値があるとされるテーマパークのようにポジティブなフィードバックは患者からは得られない。医師はこれを意識し、対策すべきである



は重要な示唆だと感じました。対処するには待ち時間を減らすことが一番だと思いますが、予約枠を減らすか診察時間を減らすかのトレードオフなので難しいところです。


いずれにせよ、患者さんを待たせることは、医師に対する評価を下げる要因となることを十分に認識しておくべきだと思います。そう考えると 3分診療にも一理ありかもしれません。






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