私は、新薬候補の市場調査(インタビュー)に協力することがあります。
先日は関節リウマチの新薬のインタビューでした。


一応、リウマチ専門医を取得していますが、当然のごとく一流の専門医というわけではありません(笑)。そんな私に、なぜ新薬候補のインタビューが回ってくるのか?


それは、とあるコンサルティング会社の協力医師にエントリーしているからです。ありがちなパターンは、すでに欧米で上梓されている薬剤の日本市場への導入前調査です。


この手のコンサルティング会社は欧米系の巨大企業が多いです。あのボストンコンサルティングの方がインタビュアーだったこともあります。


当然、学会のオピニオンリーダーの方にもインタビューしていますが、意外と私のような実際に薬剤を処方する市井の臨床医の意見も貴重なようです。


このようなインタビューのオファーがあった場合には、できるだけお受けすることにしています。アルバイトは基本的には削減方針ですが、インタビューは別腹です。


その理由は、インタビューを受ける際に、ある程度その領域の勉強をするので自分の役に立つことが挙げられます。


それ以外にも純粋にペイが良いのも理由です。円と USD建ての報酬を選べるのですが、時給換算で5万円以上のことも多いです。


さて、インタビュー形式ですが、ZOOM等ではなく電話インタビューです! そのコンサルティング会社のシステムが、専用電話回線で自動的に時間をカウントするためのようです。


当然、通話料は無料ですが、国際フリーダイヤルのため少し緊張します。間違って有料になってしまったらエライことになりますので...。


2ヵ月に1回ぐらいの割合でインタビューを受けていますが、電話インタビューの欠点は耳が痛くなることです。このため 1時間を超えてくると嫌になってきます。


最近、ハンズフリー通話にしても、さほどコミュニケーション障害は起こらないことに気付きました。先方の声も少しこもっているので、おそらくハンズフリー通話なのでしょう。


このように少しアナログなところが残っている分野ですが、電話でコミュニケーションを取ること以外はおおむね満足のいく仕事だと思います。


もし、コンサルティング会社からのインタビュー・オファーがあれば、積極的に受託することをお勧めします。






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