先日、初回手術から15年以上経過した症例の人工股関節再置換術がありました。厳しい症例でカップサイズが 38mmしかなかったため、ポリエチレンライナー摩耗が進んだようです。


通常の症例でポリエチレンライナーを抜去する際には、ライナーにドリリングしてから皮質骨スクリューを挿入して、浮きが出た時点で抜去します。


しかし、今回の症例では 5mmしかポリエチレンライナーの厚みがありません。もともとの薄さに加えて摩耗しているため更に薄くなっており、スクリューを挿入できないのです。


このような症例では、どのようにしてポリエチレンライナーを抜去すればよいのでしょうか?今回の症例では、リウエルや平ノミを用いてピースバイピースに摘出しました。


今までポリエチレンライナーをリウエル等でちぎって摘出した経験はなかったのですが、意外にもポリエチレンライナーはリウエルで切断することができました。


もちろん、ハイリークロスリンクではない+摩耗して劣化していることもあるのでしょうが、あまりにも薄過ぎるライナーの抜去には、ピースバイピースもアリだと思いました。






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