日整会広報室ニュース第124号で興味深い記事がありました。東京女子医科大学名誉教授の伊藤達雄先生による「紹介状は書いた医師のレベルが知れる」です。
若手医師の紹介状の内容に対して苦言を呈しておられ、伊藤先生が推奨している診療情報提供書の記載内容が列記されていました。
患者紹介状は受け取る医師が何科であろうと斟酌せず、
- 患者の人柄、職業、家族
- 病歴のポイント、当科の診断・検査所見および治療
- 入院時と退院時の身体所見の比較、手術所見など
- 現在の問題点と今後の治療方針、ゴール設定、患者の希望など
について簡潔・明瞭に記す。重要な画像、検査のコピーを添える。そして自科のみで通じる外国語の略語は絶対に使わない
、とおっしゃられています。①~④すべてを完璧に記載するのは、多忙な臨床では厳しい印象を受けますが、基本的な姿勢としては見習うべき点があると思いました。
おそらく①④に関しては、リハビリテーション科医師の立場から記載された内容と推察しますが、特に②③に関しては簡潔に記載して後医への情報伝達をしたいものです。
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