東洋経済オンラインで興味深い記事がありました。実験で新事実「ウレタンマスク」の本当のヤバさ です。ややキャッチーなタイトルですが、ウレタンはダメだなと実感しました。



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東洋経済オンラインより転載



国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長の西村秀一先生の研究によると、結果は上グラフのごとくでウレタンマスクがほぼスカスカであることが分かります。


飛沫の飛散防止の観点では、ウレタンマスクは全く意味が無いようです。このグラフがリアルワールドでも近似しているとすれば、ウレタンマスク=マスクしていない、と同義です。


たしかにウレタンマスクの人は非常に呼吸が楽そうです。不織布マスクでボクシングを 1ラウンドすると海底に居るほど苦しくなりますが、ウレタンマスクの人は全然平気です。


ウレタンマスクがスカスカで意味の無いことが実験的に示されたわけです。この事実は、私たちの日常診療に重要な示唆を与えます。


それは、ウレタンマスクの人はマスクをしていない人として扱う必要があることです。ウレタンマスク患者さんは飛沫が飛びまくるので、フェイスシールドが必須となります。






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