週刊ダイヤモンド 2021/4/3号に掲載されていた、政策マーケットラボというダイヤモンド社のコンテンツ紹介(?)に興味深い記事がありました。


ピクテ投信投資顧問のグローバル資産運用部長の松元浩氏による「積立投資」は株価下落まで待つべきか?今から始める人の3つの注意点 です。


この記事の趣旨は、下記3点です。
  1. ひとたび積立投資を開始したら頻繁に相場をチェックしない
  2. 相場の下落を待ったなら積立金額を増やして始める
  3. 相場の下値と時期のめどをあらかじめ想定しておく


今回の松元氏の投資戦略は、基本的にドルコスト平均法での投資を前提にしています。このため、タイミングと資金配分を重視する私の投資戦略とは相容れない考え方です。


しかし、②③にかんしては他では見たことの無い主張であり、ドルコスト平均法を実践するうえでは、投資戦略のキモとなることは疑う余地もありません。


ドルコスト平均法を主力に据えようと考えているにもかかわらず、まだ投資を開始できていない人は必ず覚えておくべき事項です。


さて、今回私がこの記事に注目した理由は、③相場の下値と時期のめどをあらかじめ想定しておく、を読んでインスピレーションを得たからです。


それは記事内容とは直接関係無いことなのですが、これまで私が15年間にも渡って堅持してきた「超長期逆張り投資」はそろそろ賞味期限が到来するかもしれないという予感です。


正確には、これまでの運用ルールにおける相場の下値基準を見直す必要があるかもしれないと考えたのです。


私の日本株に対する大局的な相場観は、10年スパンの超長期であってもボックス圏内に留まるというものです。この状態が維持されている限り、勝ち続けることが可能です。


しかし、今回のコロナ禍で前提条件が変わった可能性があります。具体的には、米国のような通貨価値下落に伴う株価の右肩上がりトレンドとなる可能性です。


そうなった場合には、株価の下値は切り上がっていくので、日経225が○○○○○円まで下落すれば買い出動しよう!という戦略では投資機会を逃すことになります。


これを防ぐためには、指数の絶対値ではなく、直近高値からの下落率を買い出動のトリガーとする必要があります。


実際、今回のコロナショックでは個別業界への投資ではほぼ満足できる成績を獲得したものの、iDeCoで積み上げた定期預金を VTに変換するチャンスは逃してしまいました。


iDeCoへの投資金額は極めて少額なので笑い話で済みますが、主力部分で投資機会を逸すると生涯成績に大きなマイナス影響を与えてしまいます。


今回の松元氏の記事は、これまでの私の戦略を変更するべき時期に差し掛かっている可能性について検討するきっかけを与えてくれました。


これからは指数の絶対値ではなく、下落率を超長期逆張り投資開始のトリガーポイントと考えよう...。







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