整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

アルバイト

非常勤勤務の最新相場

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医師アルバイトでおなじみの リクルートドクターズキャリア に登録すると、毎月月刊誌が送られてきます。特集と求人広告という二部構成なのですが、内容が薄いのでスグに読めます。


今月の特集は「非常勤勤務の最新相場」でした。各医療機関では毎年1~3月に増加して、ピーク期は2月です。今年の募集数は例年通りで横這いだそうです。


ただ、近年募集内容に変化があった、関東では訪問診療を行うクリニックからの募集が顕著に増えています。これは2025年問題に向けて、病棟から在宅へのシフトに連動しています。


AGA(脱毛症)外来も新たに募集が増えている領域だそうですが、経験や専門性は低いので皮膚科医でなくても応募可能な施設が多いです。


これらの医師アルバイトの相場は、今年も例年通り時給1万円(※)が相場です。都心であれば千代田区・港区・渋谷区などの人気エリアよりも、郊外の方が時給は高い傾向にあります。


※ 日勤バイトの場合の時給相場です。夜診バイトでは時給1.5~2万円だと思います。


アルバイト基本講座でも説明しているように、相場以上の高額報酬を得るには医療機関との交渉が望ましいです。この場合には斡旋業者を通して交渉するとよいでしょう。


高額報酬を実現するための材料として本特集では下記の3つを挙げていました。
 1. エリアや診療の選択幅を広げる
 2. 売りとなるスキル
 3. 幅広い経験


医療機関は「即戦力」を求めているのです。いずれにせよ、今の時期は新規の非常勤アルバイトを検討するには絶好の時期だと思います。希望者は募集案件を精査するとよいでしょう。


ただし、アルバイトは所詮自分の時間の切り売りに過ぎません。漫然と「生活費の足しに・・・」といった目的で行うことは厳に慎むべきだと思います。


この点を注意していないと、アルバイト収入は「あぶく銭」となる傾向にあると思います。理想論を言うと、給料天引き方式でアルバイト収入には一切手をつけずに貯蓄することが望ましいです。


そして、貯蓄したアルバイト収入を資産形成の原資の一部に組み込むのです。私の場合は、アルバイト収入での貯蓄が、複数棟の物件購入の原資の一部となっています。


アルバイトで得た報酬が、収益物件や配当収入を生む株式に姿を変えて、継続的なお金の流れをもたらしてくれます。「あぶく銭」か「継続的な収入の原資」かは、あなたの決断次第なのです。



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管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

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リタイア後も日医医賠責保険OK!

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以前、医師賠償責任保険の保険料を安くする(無料にする)方法
「日本医師会」に入会する方法をご紹介しました。


もし、勤務先の病院が日本医師会への加入を推奨しており、A会員の年会費(=約16万円)を負担してくれるのなら、日本医師会へ加入することで医師賠償責任保険に無料で加入できます。


私も日本医師会のA会員(正確にはA2会員)なのですが、都道府県医師会から「日医医師賠償責任保険の制度改訂に関するお知らせ」が届きました。


内容は、「閉院や医療機関から退職して医業を ” 廃業 ” した後にも賠償責任保険適用を追加する」 というなかなか画期的な改訂のようです。


従来は、廃業(=リタイア)前の医療行為に起因して損害賠償請求がなされた場合には、特例を除いて賠償責任保険が適用されませんでした。


これはかなりコワイ話で、極論すれば医師をリタイアしてもかなりの長期間にわたって医師賠償責任保険に加入し続けなければならないという厳しい現実がありました。


今回の日医賠償責任保険の改定で、日医A会員がB会員(年会費28000円)に異動することにより、これまでは保険の適用が無かったB会員であっても廃業後10年間は保険適用になります。


この改訂のおかげで医療訴訟の心配がかなり緩和されました。ただ、この適用は廃業後(=リタイア後)の医療行為について補償するものではないことは注意が必要です。


リタイア後も週1日程度は医師としての勘を維持するためにアルバイトをしようという場合には、2割の団体割引が利く民間医局などの医師賠償責任保険に加入しておくべきでしょう。




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ハンコのカスは歯ブラシで除去

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本日の午前はアルバイト先での外来でした。
この病院は、まだ紙カルテで運用しています。


個人的には、紙カルテの方が俯瞰性があって好きです。さて、最近ではめっきり少なくなった紙カルテですが、業務を省略化するために判子が準備されている病院が多いと思います。


手や足の判子、関節リウマチの疼痛関節の判子、腰の判子、ギプスの注意書き判子、よく使用する病名の判子等のさまざまなものが準備されています。


これらの判子は毎日使用されているので、使用頻度の高い判子ほどスタンプのカスが文字の間に溜まってしまい、カルテに上手く印字できなくなってきます。


以前は、アルコール綿花で判子の表面を擦ってカスを除去していました。今朝もうまく印字できなかったのでカスを除去していると、外来の看護師さんが面白い方法を教えてくれました。


① まず手袋をはめる
② 歯ブラシで判子の印字面を擦ってカスを除去する


この方法だと、手を汚さずにおもしろいほど簡単にカスを除去することができました。小規模病院や診療所などではまだまだ紙カルテは健在です。


もし判子の印字が上手くできなくなってきたら、上記の方法で表面のカスを除去すると見違えるように綺麗に印字できるので、外来がはかどるかもしれません(笑)。




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無料で医師賠償責任保険に加入!

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メインの病院のみの勤務であれば、仮に医療事故が発生した場合でも、その病院が加入している病院賠償責任保険で対応可能なことがほとんどです。


しかし、アルバイトに行っている場合には、アルバイト先で医療事故が発生した場合に備えて、医師賠償責任保険に加入しておく必要があります。


幸い、私はまだ一度も医師賠償責任保険のお世話になったことはないですが、不可抗力の事故も多いのでアルバイトをするのなら医師賠償責任保険への加入は必須だと考えています。


この医師賠償責任保険は結構高価で、1事故について最大2億円の支払限度額を確保しようとすると、団体割引の利く民間医局などで申し込んでも保険料は年間46,000円程度掛かります。


仮に20年間保険料を支払い続けた場合、総額が100万円近くになってしまいます。米国と比べると破格に安い保険料らしいのですが、それでも100万円という金額にはげっそりします。


そこで、医師賠償責任保険の保険料を安くする方法が無いかを調べたところ、意外なところに抜け道があることを発見しました。その方法とは「日本医師会」に入会することです。


日本医師会は、47の都道府県医師会から構成されており、それぞれの医師会は独立した法人組織です。まず地区医師会と都道府県医師会に入会した上で、日本医師会へ入会します。


日本医師会医師賠償責任保険の保険料は日本医師会の会費の中から自動的に支払われますので、同会の会員が損害保険会社と個別に保険契約の手続きを取る必要はありません。


保険会社から損害賠償金として支払われる補償限度額は1事故あたり最大1億円、年間1億円となっており、訴訟費用、弁護士費用等の訴訟費用は別枠となっています。


もし、勤務先の病院が日本医師会への加入を推奨しており、年会費(=16万円程度)を負担してくれるのなら、日本医師会へ加入することで医師賠償責任保険に無料で加入できるのです!


尚、下記の点には注意が必要です。
① 日本医師会医師賠償責任保険の免責金額は100万円
② 日本医師会には医師賠償責任保険未加入のタイプがある


勤務先の病院が日本医師会の年会費を負担してくれるのなら問題無いのですが、負担してくれない場合には2割の団体割引が利く民間医局の医師賠償責任保険を推奨します。


最高の1事故につき最大2億円の支払限度額であっても、保険料は年間58,000円 → 46,000円程度となります。10分程度のネット上の手続で完了するという利便性もメリットですね。



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医師の睡眠の質を改善する当直とは?

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MT proの新着記事メールで興味深い記事がありました。
「当直の“シフト制”で医師の睡眠の質が改善」 です。


Medical Tribune 2014年7月16日号に掲載予定だそうです。
以下、MT proからの転載です。


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医師の当直体制の違いによって当直時の睡眠の質と量は変わるのか。
当直業務に伴う睡眠不足は医師の健康を左右する要因でもある。


京都府立医科大学救急医療学の安炳文氏および滋賀医科大学睡眠学教授の宮崎総一郎氏は、医師の当直体制の違いによる睡眠への影響を検討した。


労働政策研究・研修機構が実施した「勤務医の就労実態と意識に関する調査」(2012年発表)では、医師にとって負担が最も大きいと感じる業務の1つに当直が挙げられた。


同調査では、当直中の平均睡眠時間が4時間未満の者は約半数もいるというが、医師の当直体制の違いによって当直時の睡眠の質と量にどう影響するのかは明かでない。  


そのため安氏らは,京都府立医科大学病院の卒後1,2年目の研修医を対象に、当直による睡眠への影響を検討した。当直体制は下記の3種類です。


 ① ナイトコール:  当直室で休養しながら診察依頼のコールがあるごとに救急室で診察
              当直時間18時~8時
 ② シフトワーク1: 夜間勤務前半(18時~1時)のみ救急室で継続勤務,後半は休養
 ③ シフトワーク2: 夜間勤務前半は休養、後半(1時~8時)に救急室で継続勤務


当直は曜日によって①のみの体制(指導医は非救急専従医)と、②と③をセットにした体制(指導医は救急専従医)となっている。  


当直中の睡眠の量と質の評価は、睡眠日誌やセントマリー病院質問票を用いた自覚的評価と、アクティグラフとポータブル脳波計による客観的評価により行った。


その結果,ナイトコール群に比べてシフトワーク1群で主観的な睡眠の質が有意に高かった。しかし、シフトワーク2群ではナイトコール群との間に有意差は認められなかった。


客観的評価のうち、睡眠の質の指標であるノンレム深睡眠の割合は、ナイトコール群に比べてシフトワーク1群および2群のいずれも有意に高かった(各P=0.016,P=0.042)。  


安氏らは、夜間のシフト体制は一般的な当直体制に比べて自覚的・客観的な睡眠を改善する可能性があると結論した。当直時に睡眠を取る方法を工夫する必要があるとしている。


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このように複数の医師による当直体制は、大学病院や日赤等の大規模な基幹病院のみだと思いますが、このような医療機関は患者数が多くて過酷な業務であることが多いです。


このような当直体制の病院では、当直室でコールを待つ一般的な当直体制から、当直時間帯を2つのシフト体制に変えることで、医師の睡眠の質が改善することを示唆するデータです。


私が勤務していた某日赤は、3名の医師(内科・外科・マイナー)が23~8時までの9時間を3時間毎にシフトする体制でしたが、連続睡眠が6時間取れる前と後のシフトは比較的体が楽でした。


もちろんCPAの搬入があると起こされますし、緊急性の高い専門科疾患の患者さんではコールされるので、6時間連続で眠れることは稀です。それでもシフト制は体に優しいと思いました。


シフト制の問題点としては、専門性を如何にして担保するかという問題点があります。専門外の疾患を診るリスクを取るか、睡眠の質を取るかの難しい選択を迫られます。


しかし私の経験上、院内に他科医師が待機している状況は、夜間であっても「あと2時間しのげば専門医にバトンタッチできる」といったように精神的には楽でした。


一般の小規模病院の1人当直体制ではシフト制は難しいですが、徐々にでも医師の当直体制が改善されるといいですね。




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