整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

アーリーリタイア

臨床から卒業できない専門医という鎖

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最近ときどき感じることのひとつに、多くの場所で自分が最年長になってきた感があります。具体的には、ビジネスの取引先、メイン勤務病院、大学医局内などです。


ビジネスの取引先のうち、大法人格ではまだ少し上の年齢層の方が実権を握っていますが、中小レベルの取引先では30歳台がメインプレーヤーです。皆、私よりも若い!


メイン勤務先では、医師に関してはまだ年配の方が多いですが、看護師さんや事務員さんなどは 20歳台なので圧倒的に若いです。多少、ブラック職場なのかもしれません(苦笑)。


大学医局でもどんどん開業していくので、残っている中ではかなり上の年次になりました。若い医師が、週2回大学から出張に来ていますが、私が准教授と同期と言うと驚かれます。


あー、こうやって人は歳をとっていくんだなと感慨深いですが、そろそろ考えておくべきことがあります。その筆頭は、整形外科専門医の維持をどうするのか?についてです。


昨年に整形外科専門医を更新したところなので、猶予期間はあと4年ほどあります。しかし、専門医を維持するためには臨床に接していることが必須です。


仮にメイン勤務先を辞した場合、専門医を維持するためにはアルバイト等を続ける必要があります。しかし、昨今のコロナ禍で(リーズナブルな)新規アルバイトは激減しています。


専門医なんか必要ないでしょう?!と言う意見もあります。実際、アーリーリタイアするのであれば不要ですが、現在注力中のビジネスでは、医学博士と整形外科専門医は必須です。


医学博士は永遠(笑)ですが、専門医は臨床から離れると無くなります。私ほど医学博士をマネタイズしている人はそんなに居ないでしょうが、それも専門医があってこその話です。


周囲との年齢ギャップに、そろそろ雇われ人からの卒業圧力を感じますが、整形外科専門医の維持がネックになっています。さて、どうしたものでしょうか...。


誰でもいつかは臨床からリタイアします。しかし、臨床を卒業=専門医剥奪となっては、医師としてのアイデンティティを喪失してしまいます。悩ましいですね。






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フリーランスは麻酔科だけではない!

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突然ですが、フリーランスとフリーターの違いをご存知でしょうか? ざっくり言って下記のような違いがあります。似て非なるものですね。


  • フリーランス: 得意分野の知識や技術を生かし、独立して仕事を請け負う個人事業主
  • フリーター: アルバイトやパートとして働いて生計を立てている人


医師の世界でも、一か所の医療機関に固定せずに複数の医療機関から収入を得ている医師が存在します。代表的なものとして麻酔科のフリーランス医師が有名です。


麻酔科医師は患者さんを継続的に診る必要が無いので、場所を選ばずに業務を遂行できます。このため、フリーランス医師といえば麻酔科医師というほどメジャーです。


一方、医師の世界にはフリーランス医師ではなく、フリーター医師も存在します。医師の世界でのフリーランスとフリーターの違いは下記のごとくです。


  • フリーランス医師: 専門医としてのスキルを売る
  • フリーター医師: 医師免許があれば誰でもできる仕事を扱う


専門的な技術の有無が、フリーランス医師とフリーター医師との違いです。医師であれば、一度はブラックジャックのようなフリーランス医師に憧れたことはないでしょうか?


しかし、実際にフリーランス医師になれる人や科は限られています。ほとんどは麻酔科なのですが、なんと整形外科医の中にもフリーランス医師が存在します。






ブログ主のフリーランス整形外科医先生は、私自身も直接何度もお会いしたことがあります。漠然とした世界だったフリーランス医師の世界を、赤裸々に紹介されています。


フリーランス医師になるためには、その前提条件として強力な武器となる医療技術が必要です。そしてその技術を使って、道なき道を歩んでいくイメージです。


普通の医師では経験できないことがたくさん紹介されているので、少しでもフリーランス医師に興味のある方には、おススメのサイトだと思います。







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FIRE をぶった斬る!

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FIRE という概念をご存知でしょうか? FIRE(Financial Independence and Retire Early)とは、経済的自立とアーリーリタイアを意味する造語です。


私が FIRE を知ったのは、2018.11.24の週刊ダイヤモンドに掲載されていた THE WALL STREET JOURNAL. の記事です。米国で台頭している価値観として紹介されていました。








米国においても、若年世代では伝統的な退職年齢は過去の遺物になりつつあります。記事で紹介されていた弁護士シルビア・ホールさん(38歳)は40歳で引退したいそうです。


ホールさんは家計を徹底的に切り詰めています。2020年までに200万ドル(約2.2億円)を貯めるためです。税引き後所得の約70%を貯蓄して徹底した倹約生活を送っています。


物価の高い米国にも関わらず、食費を月75ドル前後に抑えています。食品店では茶色く変色したバナナなどの廃棄寸前な食品を探しています。ガソリン代節約のため通勤は徒歩です。


彼らが極端な行動に走る理由は、時代が不確実なために強固な経済的保障を欲しているからだそうです。彼らは親世代より教育水準が高いのに、裕福ではないことに気付いています。


これはどこかで見た風景です。そう、それは現在の日本です。
日本特有のものだと思っていましたが、どうやら米国の若年世代の一部も似たような価値観を持っているようです。


このため、米国の若年世代の一部は、65歳よりも何十年も早く退職できるように積極的に貯蓄して倹約生活を送っています。


私はこの FIRE と言う 価値観を知って少し違和感を抱きました。経済的な安全を求める人にとって、アーリーリタイアはリスクとなります。


なぜなら、アーリーリタイアの収入源として多くの人は株式や債券そして不動産収入に依存することになるからです。これらの資産は、市場の変動によって収益力が左右されます。


つまり、市場の変動によってストレートに生活が脅かされることになるのです。それ以外にもインフレ率が高くなった場合には、計画が破綻する可能性があります。


このように FIRE の実践はハードルが高いです。私は FIRE を100%盲信するのは危険だと思います。不労所得だけで長いリタイア後の生活を賄うのは極めてリスクが高いからです。


これに対する解決策は、アーリーリタイア後は不労所得だけに頼るのではなく、お金を稼ぎ出す能力も保持し続けることだと思います。


短期的に貯蓄と倹約だけで生活していけても、長期的には非常に脆弱です。アーリーリタイアには、スモールビジネス等でお金を稼ぎ出す能力を維持することが重要なのです。







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退局時期は意外と早い?!

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先日、リクルートドクターズキャリアをぱらぱら見ていると、興味深いグラフを拝見しました。DATAでみる「私たちの決断」という特集記事の医局を退局した年齢のグラフです。



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調査対象は161名で、そのうち退局経験者は106名です。退局者の占める割合は全体の66%です。退局者のうち76%は30歳台までに退局しているようです。


リクルートの顧客というバイアスがかかっているものの、卒後10年以内に半分程度の医師が医局を退局しているようです。結構早いなという印象です。


一方、このグラフを見て感じたのは、40歳台以上になると新規で退局する人の比率が劇的に下がる点です。40歳台になると退局するのは難しくなるのでしょうか?


今までは、30歳台後半から40歳台前半になって子供の教育費がかかり始める時期に、医局人事を離れて条件の良い医療機関を探すイメージでした。


ところが今回のデータからは、もう少し早い段階で能動的に医局を離れて自分の道を切り開いていく医師の方が多いことが窺えました。


私は、まだ医局に在籍しています。そしてよく考えてみると、確かに
半分ぐらいの同級生は早々に退局して開業するか、自分で見つけた病院に就職したことを思い出しました。


皆、医師人生の早い段階で独立独歩を志向しているようです。一方、私は、アーリーリタイアしないのであれば、母校の医局で残りのキャリアを過ごすような気がします。。。







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メンタルの問題をどう解決するか

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私は、経済的には自由な状況に到達しています。
しかし、メンタル部分はまだまだ満足できる状況には程遠いのが現実です。


昔は○○円貯金があれば、悩みなんて無くなるんだろうな~と言ったおとぎ話のような考えでしたが、実際に目標としていた領域に到達しても全然悩みが無くなるということがありません。


もちろん、資金繰りに悩むようなことは皆無となりましたが、人生の悩みはお金のことだけではありません。悩みと解決法の糸口を考えてみました。




突発的な事件・事故、解決するべき課題


ビジネスを展開しているとさまざまな事件や事故が発生します。軽いところでは賃貸不動産の退去連絡(笑)、難しいところでは投資方針・事業の経営方針・重大クレーム対応などなどです・・・


そして、スタッフ間のいざこざの調整や、ビジネスパートナーとの意思疎通が上手くいかないこともあります。これらは個別対応が必要なので、常に問題解決能力が問われます。


組織に依存しないで生きていくことは、常に試練に晒され続けることを意味します。私が事業や投資でコケても、誰も助けてくれないし、助ける能力もありません。


このため、傍目には医局に属していて駄眠を貪っている勤務医(笑)ですが、私自身は自分が組織(医局や勤務先)に属しているという気持ちは皆無です。


当然、メンタル的にも相当なストレスがかかってきます。解決法としては「思い詰めない」でしょうか。そのトラブルによる最大限の損失を計算して、全体像を把握することも有効だと思います。


具体的な数字を知ると、意外と人生に関わるほどのトラブルというのは起こらないことが分かります。それを知ることで多少はメンタルにかかるストレスを軽減できているような???




休みを取りたい気持ち


従来、怠けモノ気質な私としては、この気持ちをコントロールすることが難しいです。さりとて、休みを取りたいがためにリタイアするのは馬鹿げています。


また、子供が大きくなると、自分よりも子供のスケジュールに依存するようになります。長期休暇はお盆しか取得できない等の「時間貧乏」へと一直線となります。


経済的な自由だけでは片手落ちであることを痛いほど感じます。時間的にも自由であることが人生では大きな意味を持つと思います。お金よりも時間の方が貴重だと思います。


しかし、社会的規範(?)に従った社会生活を営む上では、時間の自由を謳歌することはなかなか難しいと言わざるを得ません。常識をぶち壊す発想の転換が必要なのかもしれませんね。




医師としてのモチベーション


これもなかなか難しいです。今の私の状況のようにプライベートが忙しくなると、医師としての仕事を続けるモチベーションを維持することが大変になります。


ルーチンワーク化した外来や手術をしていると、帰宅後のクリエイティビティの高い仕事と比較してしまいます。もちろん、整形外科医としてかなりの経験と知識を積んだ証左なのでしょう。


卒後10年ぐらいまでは毎日が新鮮な経験ばかりでしたが、さすがにこの年代になるとそうそう新しいことばかりに遭遇するわけではありません。過去の蓄積だけで十分こなせるのです。


左脳だけ働いて、右脳は休止している状態と言っても過言ではないかもしれません。客観的にみると、自分の時間を充分に有効利用しているとは言えないのが辛いところです。


自分の気持ちの問題であるだけに、解決するのはかなり難しいです。敢えて言うのなら、アイデンティティや医療業界とのつながりを維持することで気持ちの折り合いをつけることでしょうか。


理性的に考えると、大規模なクラッシュ発生時の「最後の戦い」に際して現役医師という武器を温存しておくことが最大の目的です。しかし、いつ来るか分からないクラッシュなど待てないです。


実は、一番自分を納得させている理由付けは「医師をしているとカッコイイ」です(笑)。非常に俗っぽいですが、自分の気持ちを納得させる最大の安定剤となっています。





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プロフィール

自由気ままな整形外科医

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・宅地建物取引主任士

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