整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

スモールビジネス

価格交渉の考察: ビジネス編

このエントリーをはてなブックマークに追加

一昨日からの価格交渉シリーズの第3弾です。
  1. 価格交渉は楽しい! 
  2. 価格交渉の考察: 不動産編


日本においても不動産などの高額商品やビジネスでは、価格交渉する機会は多いです。 しかし、不動産売買とビジネスでの価格交渉は、少し趣が異なります。


昨日も述べたように不動産売買ではまだ楽しさがありますが、ビジネスにおいては楽しさなど無く、孤独感とプレッシャーとの闘いとなります。


まず不動産売買との比較なのですが、純粋に価格が争点となる不動産売買と比べて、ビジネスでは価格以外の要素が大きいです。


私のビジネスでの価格交渉のイメージは「凹凸」 です。自社の強みと他社の強みは異なることが多く、お互いの強みや弱みを上手くはめ込んでいく作業と認識しているからです。


つまり、不動産取引のように売買価格の綱引きというよりも、価格も含めた条件面を整備して、凹凸が上手く噛み込むように交渉をまとめることが、腕の見せ所となります。


一方的な価格の綱引きではなく凹凸をはめ込む作業に注力する理由は、不動産売買と異なりビジネスは永続的な関係となることが多いためです。


長いお付き合いをする上で、一方的に収奪することは害となります。凹凸をはめ込んでいくことで、お互いWin-Winとなる関係構築も実現可能なことが、ビジネスの良い点です。


これを実現するために、まず自社と交渉相手のメリット・デメリットを書き出してみます。思いつく限りの事項をつらつらと書くことで、双方のニーズを把握します。


次に、お互いの弱みを強みでカバーできないかを検討します。まさにパズルのようです。そのパズルに価格の要素を加味して、最初の交渉事項と提案条件を決定します。


そこから交渉を開始するのですが、不動産売買と異なり相手はタフ・ネゴシエーターであることが多いです。不動産で10往復は珍しいですが、ビジネスではこの程度は当たり前です。


現在取り組み中の医療系スタートアップでは、5月に重要な交渉が2件ありました。1件は全国展開するにあたっての営業上の交渉で、もう1件は提供サービスの品質向上ツールの交渉でした。


両社とも、かなりのタフ・ネゴシエーターで、1ヵ月を越す長丁場の交渉を強いられました。精神的にかなり負荷がかかりましたが、成功するか否かの正念場だったのでがんばりました。

  1.  自社と交渉相手の強みと弱みを書き出す
  2.  自社と交渉相手のメリット・デメリットを書き出す
  3.  レッドラインの設定
  4.  絶対に冷静さを失わずに(感情的にならない)淡々と交渉を進める


だいたい上記のような流れで行います。①②は非常に面倒です。特に自社の書き出しは、かなりの精神的苦痛をもたらしますが、客観的な分析が重要なので避けることはできません。


③に関しては不動産売買と同様です。こちらのレッドラインを超えた地点で妥結しそうなら、交渉のテーブルから降りる勇気と覚悟も必要です。


そして最も重要なのは④です。とにかく冷静さを失わないことが重要です。私は初回こそ対面で開始しますが、それ以後は記録を残すためにメールでやりとりしています。


交渉相手の所在地が、首都圏・中京・関西・九州などに分散しているため、いちいち会っていられないという事情もあります。


長丁場での交渉が妥結したときの爽快感は、何事にも変えられません。交渉終了後は、お互い誠意をもって忠実に実行するのみです。


ただ、ビジネスでの交渉は、不動産売買と異なりかなりキツイです。繊細な性格(?)の私は、どうしても好きになれません。トランプ大統領のような図太い性格の人が羨ましいです。。。






★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




起業のススメ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネスを巡行状態に持っていく能力を持つ起業家は、非常に稀で貴重な存在です。起業家は、新しい雇用を創出し、多額の税を納めて世の中に貢献します。


イノベーションはスモールビジネスから生まれることが多く、既存の大企業しか存在しない社会は、衰退への道を歩み始めます。経済にも生物と同様に新陳代謝が必要なのです。


一方、起業は成功率が低くて一般的には危険な行為です。少なくとも生活を掛けて起業することは、決してお勧めできません。


しかし、生活の危険が無い立場で起業するのはどうか?この場合、ローリスク(ノーリスク)・ハイリターンを見込めます。なかなか美味しい話だと思いませんか? 


特に、一般サラリーマンと比べて可処分所得の高い医師は、起業するのに有利です。この有利な立場を利用しない手はありません。可処分所得以外にも医師の優位性はたくさんあります。

  • 社会的身分が高い(と思われている)
  • 社会的信用力がある
  • 基礎分野にもそれなりに精通している人が多い


これらの優位性は、特に立ち上げの初期段階では大きな武器となります。肌感覚では、何のバックグランドも無い一般サラリーマンと比べて、10倍程度は有利な印象を抱いています。


それでは、どのような分野で起業するのがお勧めか? これを考える上では、医学博士を取得するために行う研究が、ひとつの参考になると思います。


医学研究には、ラットなどの生物を扱うものと、画像などのデータを扱うものがあります。俗っぽいですが、どちらが楽に研究できるかと言うと、画像などのデータに軍配が上がります。


起業のネタも研究と同様に、扱いやすい商品を選択する方が圧倒的に楽です。例えば、飲食店で起業するケースでは、扱う商品は食材です。食材は腐ったり嵩張るので面倒ですね。


これに比べて書籍や雑貨は、腐らないので食材よりも扱いやすいです。しかし、これらのモノも嵩張るという難点があります。物理的な保管場所を確保しなければならないです。


もっと扱いやすいモノは無いのか? コンサルティング業などは腐らなくて嵩張らないので、(自分の時間以外の)在庫管理は必要ありません。小資本で起業することも可能です。


しかし私は、コンサルティング業などの自分の時間を投下するビジネスは拡張性が無いので好きではありません。


私が最もお勧めするのは、電子媒体やデータです。腐らなくて嵩張らないし、拡張性も確保できます。更にクラウドやITとも相性が良いです。


電子媒体やデータというと書籍や情報教材をイメージする人が多いですが、そんなレッドオーシャンで戦うよりも、もっと自分の得意分野に特化したモノを探し出しましょう。


研究をライフワークにしているなら、自分の研究分野では日本一や世界一を狙える場合も少なくありません。今一度自分の研究テーマがビジネスに結びつかないのか考えてみましょう。


例えば、公衆衛生の分野では各種統計を扱います。このようなビックデータから個人情報を切り離して加工することで、保険会社などにデータを売却できるかもしれません(※)。


※ すでにこの分野で起業している医師は存在します


このように少しアタマを捻ることで思わぬビジネスアイデアが生まれる可能性があります。あと、もうひとつのポイントは、いつも外の領域や世界に目を向けることです。


自分と異なる世界に生きている人と交流を持つことで、自分の属する世界では想像もつかない新規性のあるアイデアを思いつくことがあります。他流試合をどんどん実践しましょう!


もちろん、クリニック開業や不動産投資もアリですが、両分野とも参加者が多くて競争が激しいことと、経済規模が縮小していくトレンドなので苦しい戦いとなること必定です。

  1.  医師のメリットを享受できる
  2.  できるだけ競合の少ない分野
  3.  小資本で起業できる


この3つを全てクリアできるニッチな分野を探して、ブルーオーシャンの大海を泳ぎ回ることが理想的だと思います。


なかなか、このような分野を見つけられないのが現実ですが、他の分野よりは手つかずの事案が多く存在することも事実です。


意識の持ち方で、他の人に見えないモノが見えることもあります。常に何かチャンスの種が落ちていないかを注意しながら、日々の診療に臨むことが吉だと思います。





★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




旅館業はもうダメかも・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年4月から営業許可を取得して旅館業を営んでいますが、今年の5月以降は苦戦が続いています。とにかく尋常じゃないぐらい宿泊施設建築ラッシュが続いています。


まさに雨後の筍の勢いです。肌感覚として厳しくなってきたなと感じていますが、実際にどれぐらい落ち込んでいるのかグラフ化してみました。系列1は2016年、系列2は2017年です。



稼働率 - コピー



系列1は2016年、系列2は2017年です。横列の1=4月で、12=3月です。昨年比で、6月、7月の落ち込みが激しいです。そして8月もこの分では厳しくなりそうな見込みです。





営業利益 - コピー



次は営業利益です。修繕費をかなり厳しく見積もっているため実際にはもう少し手残り金額は多いですが、こちらも6月以降で落ち込みが激しいです。





粗利率 - コピー



最後は粗利率です。開業当初は65%を超えていたのですが、徐々に低下して現在は55%程度しかありません。この原因は客室単価が下がっていることと、送客手数料の上昇です。


集客力の低下をカバーするために、客室単価を引き下げてOTAの集客オプションを購入しているのですが、供給過多による需給関係の崩れをカバーすることができていません。


あぁ、恐ろしいぐらい先行きが暗いです。。。賃貸へのコンバージョンを考えるラインは営業利益20万円なので、もう少し余裕があります。しかし、1年後はアブナイかもしれません。


急激な経営環境の悪化は肌感覚で分かるものの、
実際に数字化すると、より現実味が増します。つい先送りしがちな現状分析ですが、生き残りのためには必須の作業です。


2015年から始めた民泊は、遵法性の担保が難しいことと収益的にもレッドオーシャン化したので早々に撤退しました。そして収益性悪化の大波は、上流の旅館業にも押し寄せています。


苦労して立ち上げたビジネスからの撤退は辛いものですが、いつまでも拘っていると地獄を見ます。環境が悪化すれば躊躇なく撤退することが肝要です。


幸い、すでに初期投資費用は全額回収しています。あとはどれだけ利益を上積みして撤退できるかだけが問題です。旅館業撤退の時期を探りながら、もう少し頑張ってみようと思います。


そして、このような撤退は、本丸(?)である医療業界も例外ではありません。今はこの世の春の状態ですが、日本経済が沈没すれば医療業界の沈没も不可避です。


技術や専門性への過信は厳禁だと思います。高給を得ているのは技術や専門性の高さではなく、あくまで需給関係によるものに過ぎないことを忘れてはいけないです。。。






★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




アンコール・リゾート滞在記

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日から、夏季休暇でシェムリアップに滞在しています。
シェムリアップはカンボジアにあり、アンコールワットの拠点都市として有名です。


カンボジアは、東南アジアの中では経済発展の目覚ましい国として、ミャンマーと並んで注目されています。首都プノンペンは特に開発ラッシュで沸いています。


一方、今回滞在しているシェムリアップはカンボジアの古都で、日本で言うと京都や奈良のような存在の街です。私は、1カ所に長期間滞在するスタイルの旅行が好きです。


ここ数年は、ロンボク島サムイ島ハワイ、バリ島、ニャチャン(ベトナム)、セブ島に1~2週間滞在していました。しかし、今回はトンレサップ湖が近くにあるものの内陸の街です。



何故、宗旨替えしたかと言うと、ビーチサイドに滞在しても実際にはビーチに行く機会はあまり無くて、ほとんどをホテル内でダラダラ過ごしていることに気付いたからです。


そうであれば、わざわざビーチサイドでなくても、世界的な遺跡が近くにあった方が楽しめて良いのではないのか? と思うようになったからです。



滞在する目的はダラダラ過ごすことなので、今回はパークハイアットに宿泊することにしました。パークハイアットは市街地中心部の立地なので、毎晩歩いて遊びに行けます。



24 - コピー



今回の滞在は、昼間はホテルのプールサイドでダラダラ過ごし、その生活に飽きたら近くのアンコール遺跡群へ観光に行くというスタイルです。


スタートアップを抱えているので、リモートワークが機能するかの実証実験でもあります。不動産と旅館業は既にリモートワーク対応ですが、ビジネスでもOKなことが確認できました。


もちろん、営業は地上戦(対面営業)が必須なのでリモートワーク不可能ですが、現状維持だけであればカンボジアに居ても全然困りません。


ノマドワーカー的な生活も充分可能であることが実証できたのですが、ダラダラした生活のありがたさを享受すると、医師としてのハードワークに復帰できないかもしれません(笑)







★★ 『 整形外科の歩き方 』でお宝アルバイト獲得のための基本講座を公開中です! ★★






リモートワークの現実

このエントリーをはてなブックマークに追加

現在、私は5つ目のスタートアップに邁進中なので、起業のポイントをまとめてみました。ビジネスを成功させるポイントのひとつは、固定費を極限まで下げることです。


これをクリアするために私が実践していることは、ITのフル活用です。具体的には、データはクラウドに置き、指示系統はSNSとメールで完結させています。


スタッフやビジネスパートナーは、リモートワークでの仕事となります。そもそもわが社にはオフォスが存在しません。登記上は所有物件の1Fですが、実際にはレンタルバーです(笑)。


不動産投資家ではあるものの、オフィス賃料という「無駄金」を払っていられません。今後、このような形態のビジネスが多くなると、ますますオフィスは供給過多になります・・・


さて、リモートワークの良い点は、誰一人として出社して働く必要がないことです。 これはかなりのメリットです。物理的な制約が無いことの強みは、計り知れません。


では、リモートワークが理想的な形態の働き方であるのか? と言うと、そうとは言い切れません。リモートワークは下記のような特徴があるからです。

  • 成果報酬なので、成果を出せない人は無報酬となる
  • 成果報酬なので、長時間労働をしても収入は増えない
  • 成果報酬なので「やる気があること」は評価の対象にならない
  • 成果報酬なので、勤務態度の良し悪しは評価の対象にならない
  • 距離の制約が無いので、会社の近くに居ることは強みにならない


どうでしょう? 年功序列で上に上がっていった人からすると、過酷な働き方ではないでしょうか? 成果だけが評価軸なので、非常にシビアな世界が広がっています。


逆に、日本の一般企業では報われにくい、少しクセがあっても結果にコミットする人が私たちのチームに来たら、 かなり居心地が良いはずです。


しかも、ネットにつながる環境であれば日本に居る必要さえありません。事実、チームの一員には、海外留学の予定があるスタッフも居ます。


現状ではこのような形態の会社は珍しいため、日本の一般企業の基準から少し外れた価値観のために、高い能力を持っているが評価されにくい人材を獲得することができました。


そして、このような「場」を提供することができたことに、私は少しだけ喜びを感じています。この「場」を維持し続けるためにも、組織を発展させようと思う今日この頃です。





★★ 管理人監修の資産形成マニュアル ★★
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル
医師のための 金融資産形成術
医師のための金融資産形成術

タダで自宅を手に入よう!


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。