整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

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日整会から「トリアージ」指針出る!

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日本整形外科学会から「トリアージ」の指針が出ました。今の状況でトリアージという言葉をみるとビクッとします。南欧州諸国では命のトリアージが実行されているからです。


しかし、今回の日整会からでたトリアージは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う整形外科手術のトリアージについて です。


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ざっくり言うと、不要不急の手術は控えましょうという趣旨です。関節外科医の私としては「延期を検討する」手術を生業としているので苦しいところですね...。


私の勤務先は感染症指定医療機関ではないので、新型コロナウイルス感染症の影響は直接的には受けません。しかし、間接的にはさまざまな影響を受けているので要検討です。


オンラインサロンの中でもこの話題が出ましたが、試行錯誤しながら他の病院の出方をうかがっているような印象を受けました。


今後の感染拡大しだいですが、感染爆発が現実のものとなった場合には、延期もやむを得ないと考えています。通常手術まで延期を検討するとは、まさに国難ですね...。







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新型コロナ肺炎の影響度を予測する方法

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新型肺炎の患者数が中国で急拡大しています。正確な情報を隠蔽しているのではないかという疑惑が常に付きまとうお国柄なので、フェイクニュースの流布には注意が必要です。


さて、1/27(月)に外来をしていると、タイムリーに(?)中国のチンタオから一時帰国した患者さんが受診されました。この方から下記のようなことを教えてもらいました。


  • 武漢は完全に封鎖されている
  • 空港などいたるところに感染防御服を着用した警官が配備されている
  • 中国人は意外とパニックには陥っていない
  • 中国人は政府発表の10倍の患者数が居ると考えている
  • マスクは全て品切れ状態


今回の新型コロナウイルス肺炎は、入院例では15%もの死亡率ではあるものの、全体の死亡率は3%程度とのことです。現時点では文明を崩壊させるほどの病原性は無さそうです。


そうは言うものの、ウイルス変異によって更に強毒性株が出現する可能性もあるため、注意が必要であることは論を俟ちません。


信頼度は、Lancetや NEJMなどの Quality Journalの論文ですが、リアルタイム性に難があります。厚労省CDCの情報には目を配っておくべきでしょう。


ただし、今回の新型肺炎は潜伏期間が長いため、実際にはどの程度拡散しているのか把握することが難しいです。このような不確実性が高い局面では株価に注目することも一法です。


ご存知のように多様性が確保されている株式市場では、株価には「神の目」が宿っています。1986年のスペースシャトル爆発事故で有名になりました。


私は 2011年の福島第一原発事故の際に、REIT指数の推移および福岡リート vs 日本ビルファンドの利回りスプレッドの動きに注目して、廃都の可能性は低いと予想しました。


今回の新型肺炎ではどうでしょうか? まず日本株式市場のTOPIXです。本日も連続で下げているものの暴落とまではいかないようです。



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次は中国の上海総合指数です、と言いたいところですが、春節期間に突入しているため 24日から休場です...。では、米国の S&P500はどうでしょうか?



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こちらも27日は暴落しましたが、GLOBEXの S&P500先物の値動きを見ている限りでは、小幅な上昇に転じているようです。


以上より、現時点では文明を崩壊させるほどの病原性獲得はもとより、経済活動に大きな支障をきたすほどの影響も無さそうです。このまま収束してくれればいいのですが...。






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一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。








違法な臓器売買って言うけれど・・・

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MedPeer朝日ニュースで興味深い記事が流れていました。パキスタンで邦人4人移植 違法売買の腎臓使用か 1人重篤、東京の業者仲介 厚労省が対応検討へ です。


詳細は上記リンク先を参照いただきたいのですが、このニュースをみて厚労省(国)の不作為に対する怒りを覚えました。


たしかに、違法な臓器売買は問題ですが、そのような問題が発生する原因は、厚労省(国)の臓器移植ドナー確保の不作為が原因です。


このことに関しては多くの識者が指摘しているように、諸外国の例に見習って運転免許証の臓器移植意思表示欄のデフォルトを「希望する」にすれば事足ります。


もちろん、人権団体やプロ市民などがイチャモンをつけてくる可能性がありますが、そのような難癖を恐れて大義を成さないのはいかがなものかと思います。


患者の立場からすれば、厚労省(国)の不作為のために国内で臓器移植を受けられず、危険を冒して海外に行くハメになって重篤な状態になったのではたまったものではありません。


移植医療は、手術ももちろん重要ですが、それ以上に周術期管理が臓器移植の成否を左右します。国内で高度医療を受けるに越したことはありません。


臓器移植しなければいけなくなる可能性は誰にでもあります。国内でも臓器移植を広く受けることのできる体制を早急に整備して欲しいものです。






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医療用AIがユニコーン化

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先日、AI関係で興味深いニュースがありました。AI医療「バビロンヘルス」がユニコーン化、累計670億円を調達 です。


バビロンヘルスは、臨床医師と同等の医療的助言を提供できる能力があることを実証したと世界で初めての医療用のAIです。


バビロンの創設者でCEOのAli Parsa医師は、世界人口の半分以上が最も基本的な医療サービスにさえアクセスできていないことを問題視しています。


バビロンが提供する最新の人工知能の能力で、最高クラスの臨床医に匹敵する医療的助言を最貧国も含めてプライマリ・ケアとして提供する理念を掲げているようです。


まだ各国の規制が立ちはだかっていますが、能力的には臨床医に匹敵する医療用AIが、まさに実用化しそうなところにまできています。


こうなると、プライマリ・ケアを担当している総合診療医系医師の強力なライバルとなることは論を俟ちません。


外科系もしくは心カテや消化管内視鏡などの手技が重視される内科系と、それ以外の医師が二極分化する未来が私には見えてなりません。


最高性能の医療用AIが世界に一台あれば、世界中の一般内科医や総合診療医が駆逐されてしまう可能性が高そうです。う~ん、(医師にとっては)恐ろしい未来ですね...







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医療版サブスクリプション始まる?!

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先日の日経新聞で興味深い記事がありました。かかりつけ医を定額制に 過剰な診療抑制 厚労省検討  です。


厚生労働省は、患者がかかりつけ医を任意で登録する制度の検討を始めたようです。診察料を月単位の定額として、かかりつけ医以外を受診する場合の負担は上乗せとなります。


受診回数の多さは医療費の伸びにつながるため、医療費抑制が目的の制度です。  早ければ2021年度の改正も視野に入っています。


まず、かかりつけ医として登録できる医療機関の要件を定めるようで、大病院との連携や診療時間外の対応も可能かなど一定の水準を求める方向とのことです。


大病院との連携はまだしも、診療時間外対応を半強制するようです。かかりつけ医から外れると、長期的にはペナルティを課せられる可能性があるので開業医には厳しいですね。


更に、診察料を月ごとに定額にするので、軽症にもかかわらず何度も受診されると開業医的にはたまったものではありません。


流行りのサブスクリプション方式のビジネスモデルですが、開業医的にはあまりメリット無さそうな印象です。もちろん軽症患者が多いとウハウハですが、現実には真逆になりそう。


厚生労働省のロードマップとしては下記のごとくでしょう。

  1. 任意の定額制開始
  2. 当初の定額制はそれなりに魅力ある報酬体系。それと引き換えに時間外対応必須化
  3. 任意制を事実上廃止して強制に切り替え
  4. 報酬引き下げ



検査や投薬が過剰にならない医療の推進や定期的に診することで、病気の予防や早期発見も期待できるメリットがあるという触れ込みです。


定額制は糖尿病や認知症など複数の慢性疾患を持つ患者向けでは導入済みで、欧州ではかかりつけ医が定着している国が多いそうです。


特に、英国では居住地域の診療所からかかりつけ医を選ぶ必要があり、かかりつけ医に行かないと大病院を受診できません。実質的に医療へのアクセスが大幅に制限されています。


私は、現在の日本の医療制度は大盤振る舞い過ぎると感じていますが、定額制を極端に推し進めて英国のようになっても困ると考えています。


ただ、持続可能な社会を目指すためには、少なくとも現在のような将来世代にツケ回しする医療制度を改める必要はあると思います。そうなると医療版サブスクもアリなのかな・・・






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