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序盤戦の勝者は東京女子医大の理事会

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既にご存知の方も多いことでしょうが、東京女子医大で大量の医師が今年の3月に退職しました。


スクープ!東京女子医大で医師100人超が退職 一方的な経営陣の方針に抗議の意思表示か


合計1100名程度の医師のうち、100名ほどが退職したことになります。もちろん、補充はあるのでしょうが、1割弱の医師が退職するとは異例の事態ですね。


大量退職の理由は、東京女子医大の理事会が、今まで勤務医に認めていた週1回の外勤を事実上禁止してしまったことです。

  • 「研究日」に医師の「外勤」をあてる慣例があったが、国が推進する「医師の働き方改革」に合わせて、今年3月末で廃止する

  • 東京女子医大に勤務する医師は「週39時間」の労働義務を負う

  • 「外勤」を継続する医師には「週32時間」勤務の選択肢を用意するが、給与は相応の水準とする


東京女子医大で週5日働けば従来通りの給与が維持されるが、従来通り週4日では給与を1日分削るという方針です。単純化すると、給与を20%削減するということになります。


有無を言わせず20%もの賃下げするとは、東京女子医大の理事会は強気です。ところが、私が驚いたのは、医師がたった 100名超しか退職しなかったことです。


1100名の医師の中で100名退職したとしても、労働力の減少率は 10%未満です。一方、勤務員の労働時間が週4日→5日に増えれば、25%も労働力が増加します。


もちろん、多くの医師は外勤有りを選択するのでしょうが、単純な損得計算で言うと25%>10%なので理事会側の完勝です。いやはや、やることがエグイです。


短期的な目線では理事会側の完勝ですが、もちろん理事会が無傷で済んだわけではありません。今回の短期的な利益と引き換えに「信頼」を失いました。


東京女子医大はヤバイという認識が医師の心に刻まれたはずです。人は水だけでは生きていけません。労使間の信頼関係を平気で踏みにじる所で骨をうずめる人は居ないでしょう。


だいたい経営が傾くと、まず従業員のコストカットから着手します。ここで捻出したキャッシュで経営改革を目指すのですが、東京女子医大の理事会も同様の方針のようです。



医師をはじめとする職員たちは、経営立て直しのために人件費の削減を受け入れてきた。だが、黒字経営になっても、理事会は職員に利益を還元するのではなく、大学施設の大半を建て替える計画に着手、莫大な資金を投入している。



経営の常道を踏襲しており、なかなかやるなという印象を抱きます。東洋経済も含めて非常にネガティブなイメージを持つ人が多い中での決断です。理事会のお手並み拝見ですね。


ただし、この経営改革の成果が比較的短期間で出なければ、東京女子医大という存在が無くなる可能性が高いことは論を俟ちません。






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本当に高度医療が停止している!

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緊急事態宣言が発令されましたが、街中の風景は普段と同じように思えます。飲食店が時短営業や休業しているものの、それ以外は大きな変化はなさそうです。


一方、前回の緊急事態宣言時と異なり、医療機関では状況が大きく変わったことを実感しています。この点は、一般社会との認識の落差が激しいように思えます。


まず、私が実感している最も重要なことは、近隣の基幹病院群が高度医療供給機能を停止せざるを得ない状況に追い込まれていることです。


ケアネットのコラムニストでも民間病院の非協力や医療提供体制の分断が原因と主張しているの方がいらっしゃるようですが、基幹病院医師から伝聞した現場の実感としては、

  • ICUがコロナ患者さんで満床
  • ICUが満床のため高度救命救急の受け入れ不可
  • 心臓血管外科などのECMO使用症例の手術不可
  • 職員家族のコロナ感染のためスタッフ減となり、手術を施行する能力が低下


という状況に思えます。この傾向は年始から顕著となっており、複数の医師からお伺いしたところでは、首都圏や関西圏では切実な問題となっています。


一方、私が勤務しているような場末病院にも、高度医療機関の機能低下の影響が玉突き的に発生しています。上位病院からあふれた患者さんが押し寄せて、新規入院が難しいのです。


私は緊急事態宣言には懐疑的でしたが、このような事態を目の当たりにして、少々考え方が変わりました。少なくとも現在の「全員助ける」前提では緊急事態宣言やむを得ずです。


今回のコロナ禍で、経済的被害を最小限に抑制して近隣の大国に対する抑止力を維持するためには、ある程度の命の選別を行って高度医療の提供能力を維持しながら、

  • 暖かくなる季節までがんばる
  • 社会がコロナ罹患での死亡を許容する
  • ワクチン効果でピーク人数をある程度抑制する 


という泥縄式の対応になるのではと考えています。 有効な解決策が無いため、どの政策を採るのがベストなのかは後世の歴史家のみが知る、という状況なので難しいですね...。







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慶応に歯学部ができる!

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日経新聞で興味深いニュースが流れました。
慶応大と東京歯科大、合併へ 2023年春めど です。



慶応義塾(東京・港)と東京歯科大(東京・千代田)は26日、合併に向けた協議を始めると発表した。2023年4月をめどに慶応大に歯学部を設け、統合する。10学部を擁する慶大はさらに歯学部を加え、総合大学としての競争力を強化する。



一般の感覚では「慶応大学がさらに早稲田大学を突き放した
だと思います。しかし、当事者、特に東京歯科大学出身者にとっては胸中複雑ではないでしょうか。


自分の母校が他大学に吸収されて無くなってしまう...。それが例え、天下の慶応大学であっても、拒否感を示す人が多いのではないでしょうか?


周知のように単科医大では単独での生き残りが難しい大学が多いです。東京医科大学と早稲田大学、東京女子医大と早稲田大学など、噂話は絶えません。


しかし、単科大学は歴史のある実力大学が多く、OBの力は隠然としています。おいそれと総合大学の軍門には下らないことが予想されます。


もし自分の母校が吸収されて無くなったら...。私ならやはり嫌ですね。たぶん OBとして反対運動に参加すると思います。だったら寄付するかと言われると微妙ですが(笑)。


知り合いに東京歯科大学出身者が居るので、どんな感じでしょう?とお伺いしたところ、予想外に嬉しそうでした...。アレ、そんなものなのかな???






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虫垂炎の薬物療法の非劣性を確認

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Medical Tribuneに興味深い記事がありました。
虫垂炎への抗菌薬療法は切除術に非劣性 です。


米国の虫垂炎患者1,552例を対象に非盲検ランダム化比較試験CODAで虫垂炎に対する抗菌薬の有効性を検討。その結果、治療開始後30日時点の健康状態において虫垂切除術に対する抗菌薬投与の非劣性が確認された


以前から言われていることですが、虫垂炎での保存治療の有効性を示唆する研究がまたひとつ加わりました。


従来から非穿孔性虫垂炎では、状態に応じて保存治療が選択されています。自覚症状が軽度で全身状態が良好であれば、入院で絶食として抗菌薬の投与を行います。


一方、本研究の結論として虫垂結石を伴う患者では、伴わない患者と比べて虫垂切除術および合併症のリスクが上昇したとのことです。


門外漢なので分かりませんが、コロナ禍の現状では虫垂結石の有無も検討材料のひとつとして、保存治療が可能か否かの判断がなされることになるのかもしれません。







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新型コロナで非常勤の報酬相場はどうなった?

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リクルートドクターズキャリアの2020年11月号で興味深い記事がありました。最新の非常勤&スポット勤務事情です。


医師紹介サービス大手ならではの記事です。新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生以後の非常勤&スポット勤務の実情についてまとめられています。


  • 2020年4月以降で求人数が一気に減ったが、6月末にはある程度回復した
  • 2020年7月2週から再びダウントレンド入りし、その後もCOVID-19の状況に連動
  • 病院よりクリニックで求人減が著明
  • 診療科別では、健診、婦人科検診、内視鏡検査で影響が大きい
  • 訪問診療、当直、病棟管理はさほど影響を受けていない
  • 時給 1万円はなんとか維持されている


医師の非常勤市場は、リクルートなどの医師紹介サービスが興隆以後で初めて買手市場になっているようです。それ以前も買手市場は寡聞にして聞かないので、戦後初なのでしょう。


非常勤報酬の相場は、1万円をキープしているものの、報酬減の兆候はちらほら現れつつあるとのことです。


国民皆保制度がひっ迫してくると、このような状況が発生することを予想していましたが、まさかそれ以外の要因で発生するとは夢にも思いませんでした。


しかし、現実問題として現在進行中の由々しき状況です。これを奇貨として、新しい道を模索するのか、嵐が過ぎるのをひたすら待つのかは、各々の判断しだいなのでしょう。





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