整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

手術の気付き

駄ネタ: ゲン担ぎにもほどがある

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私は、験を担ぐ(げんをかつぐ)ことを習慣にしています。懸命の努力をした後に、結果を左右するのは、結局「運」だと考えているからです。


このため、普段から自分の運気を上げることに余念がありません。
ゲン担ぎでよくあるのは「右足から出る」等ですが、そこまでのこだわりはありません。



私がいつも気にかけているのは手術中のゲン担ぎです。例えば、4・9・13などの数字にはあまりよくないイメージを抱いています。


このため、これらの数字をできるだけ選択しないというゲン担ぎをしています。先日も人工関節のインプラントでサイズ9と10を迷う場面がありました。


わずかにサイズ9かな?と思いましたが、「9」という数字には忌避感があります。このため、サイズ10にトライして往生してしまいました...。


傍から見れば何をバカなことをしているんだ!と思われますが、本人としては大真面目です。ただ、よく考えると4のつくサイズは結構多いことに気付きました。


例えば、THAのカップサイズが44mm、ステムサイズが4、TKAのFCやTCのサイズ4、人工骨頭のアウターヘッド44mm...。めちゃくちゃ多いです。


さすがに上記を完全に回避しようとすると、実害を併発しかねません。やっぱり験を担ぐにもほどがあると改めて認識しました。






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やむを得ず...LINE で医療相談

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先日の小学生の橈尺骨遠位骨端離開の手術ですが、治療方針決定のために大学の手の外科の先生に画像を確認していただきました。


当然、大学の先生はお忙しいので、おいそれとお伺いするわけにはいきません。しかし、どうしても専門医の意見を聞く必要があったので、やむを得ず LINEで相談しました。



22 - コピー





こんな感じでCTをシネモードで撮影して、その動画をLINEにアップします。これを診ていただくことで、病態を簡単に伝えることが可能です。


動画(
シネモード)
だと非常に病態を伝えやすいので、場末病院にいても大学病院と連携していることを感じます。


大学の先生は激務なのでつまらない症例の相談はご法度です。しかし、自分の手に余る症例に関しては、悩んだ末にやむを得ず...という感じであれば許されるでしょうか???







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THA: 手慣れた手術でも油断禁物...

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先日の人工股関節全置換術(THA)で、ちょっとしたインシデントがありました。いつも閉創の段階でオピオイドカクテルを創部に注入しています。


普段と同じ感覚で薬液を手渡されたので創内に注入しようとしたところ、外回り看護師さんから「ちょっと待った!」コールがかかりました。


???と思って手を止めると、渡された薬液が希釈したボスミン生食だったのです! ボスミンガーゼに使用する薬液を、オピオイドカクテルと間違って手渡されていたのです。


これはアブナイ...。心肺機能に問題のある患者さんであれば大変な状況になる可能性がありました。外回り看護師さんはよく気付いてくれたと思います。


しかし、このようなインシデント発生を防止するのは意外と難しいのではないかと思いました。ボスミンガーゼは最後まで使用する可能性があるので、捨てるわけにはいきません。


対策はシリンジに針を付けておく等でしょうか??? ただ、重篤な合併症を併発する可能性があるインシデントなので、何らかの対応を看護師さんに考えてもらうことにしました。






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局所静脈内麻酔の備忘録

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先日、久しぶりに局所静脈内麻酔で手術を施行しました。最近、上肢の手術は局所麻酔か全身麻酔で施行するので、局所静脈内麻酔は久しぶりでした。


最初の頃は、局所麻酔用の1% キシロカイン
(10ml)を使用していました。しかし、最近では静注用の2% キシロカイン(5ml) 1A+生食 15ml の合計 20ml にして使用しています。



これだけでは少し効きがですが、局所静脈内麻酔後 5分も待てば、ある程度麻酔が効いてくることが多いです。皮膚切開部のみ局所麻酔を追加するのも良いと思います。


周知のようにキシロカインの極量は8ml / kgです。
体重50kgの患者さんでは極量 400mgです。2% キシロカイン(5ml)に 5000mg × 2%= 100mgのキシロカインが含まれています。



体重50kgの方に対して、最初から2% キシロカイン(5ml) 2A+生食 30ml の合計 40ml を使用すると極量の半分に達します。



これでは少し気持ち悪いので、1A+皮切部の局所麻酔で対応しています。尚、ターニケット開放の 2~3分前から①酸素投与 ②補液スピードアップ をルーチンで行っています。


また、ターニケットも100 mmHgずつ1分毎に下げて行くことにしています。少しオーバーかもしれないですが、キシロカイン中毒を併発するよりはマシかなと思っています。






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局麻の注射そのものが疼痛の原因に?!

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先日、歯医者さんで虫歯の治療をしてもらいました。小さな虫歯の治療だったので気楽に考えて受診しましたが、いきなり歯茎に局麻を施行されてしまいました...。


麻酔されるのは親知らずを抜歯した時以来ですが、やっぱりかなり痛かったです。ただし、虫歯自体の治療は15分程度で終了しました。


歯科医師からは、 3か月後ぐらいに歯石を取りに来てくださいねと言われて終了しました。そんなものかと思って帰宅したのですが、麻酔が切れてからかなり痛くなってきました。


おかしい、虫歯は表面的に削っただけなのに何故こんなに痛いんだ???鏡で口腔内を観察しながら確認すると、どうやら歯ではなく歯茎が痛いことに気付きました。


虫歯周囲の歯茎 4か所に局所麻酔をこってりされたのですが、どうやらコレによる痛みのようです。この局麻の注射部の痛みは数日続きました。


前回の親知らず抜歯の際には、親知らず抜歯後の痛みで注射部の痛みが分からなくなっていたのでしょう。


今回の経験から、痛みを取るはずの局麻注射という行為そのものが、実は疼痛の原因となりうることに気付きました。


切創などでは創部の疼痛で掻き消されるのでしょうが、伝達麻酔等では注意する必要があるかもしれません。自分が患者さんになると、いろいろな気付きがあるものです...。






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