整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

薬物治療

駄ネタ:ロキソニン=ロキソニンS

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先日、ロキソニンを処方しようとすると、患者さんが「自宅にあります」とおっしゃられました。他の医療機関で処方されたのだと思いましたが、どうやら市販薬のようです。


ご存知のようにロキソニンには、処方薬と市販薬があります。市販薬は、ロキソニンSという名称で、医師の処方箋が無くても購入することが可能です。



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私は、処方薬と市販薬では有効成分の用量が異なると思っていました。しかし調べてみると、両方ともロキソプロフェンナトリウム60mgが含有されているとのことでした。


そうなのか、医師の処方箋が無くてもロキソニンって購入できるんだ。。。市販薬は処方薬よりも効果が弱いから、服用するなら処方薬だと説明していたのは間違いだったようです。


基本的にはロキソニン=ロキソニンSなのですが、ロキソニンSの用法は「短期・屯用」とされています。具体的には2錠分2のようです。


まぁ、実際には患者さんの自己判断に委ねられていると思いますが・・・。異なるのは価格のようで、ロキソニン: 15.9円に対してロキソニンS : 58円です。


処方料や初診・再診料、そして医療機関を受診する時間を考えると、どちらが有利か一概に言えません。医療関係者でなければ、ロキソニンSの方が良い選択肢の場合もあるでしょう。


価格や医師の采配 vs いつでも購入できる手軽さ。薬剤の内容が同じであれば、どちらを選択するべきか迷ってしまいますね。






★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★


 
一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。








DMOADsってご存知でしょうか?

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DMOADsってご存知でしょうか?disease-modifying osteoarthritis drugの略で、日本語で言うと疾患修飾性作用薬です。


DMARDs(disease modified anti-rheumatic-drugs)は疾患修飾性抗リウマチ薬で有名ですが、DMOADsは初めて聞きました。


単に変形性関節症の炎症を抑えるだけではなく、関節の構造自体に作用して、病気の進行を遅らせることができる薬を、DMOADsと分類しようという動きが出ているそうです。


具体的には、グルコサミンがDMOADsの候補薬です。怪しげな健康食品ではなく、科学的にプラセボに対して有意に効果に差があることを示すことが前提条件です。


現時点では、DMOADsとして臨床応用されている薬剤はありませんが、軟骨の詳細な質的・形態的評価が可能なMRI撮像技術の進歩に伴い、注目されているようです。


実際、今までは単なるサプリメントとみなされていたモノが、本当にDMOADsとしての効果があることがあきらかにされつつあります。


現時点では、まだ完全に科学的に立証されているわけではないのですが、この領域でも将来的には新しい薬剤が登場するかもしれませんね。実に不思議な感覚です。






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痛風と誤診するところだった!?

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先日の外来で、50歳台女性が母趾基部の疼痛を主訴に初診されました。診察すると母趾基部の腫脹・発赤・圧痛を認めます。外傷歴はありません。


女性であることが引っかかりましたが、まず痛風発作を疑いました。血液生化学検査ではUA 6.7mg/dlでした。痛風発作中はUAが下がりがちなので、合点のいく数字でした。


何の疑いもなく「痛風ですね」と言いそうになって、単純X線像を見てハッと息を飲みました。それが下の画像です。



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正面像で2つの種子骨の下に何かクルミのような像を認めます。ただ、正面像では正直に言って見逃しかけました。




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しかし、斜位像では、種子骨よりも中枢側にはっきりとした石灰沈着象を認めます。これは、痛風ではないかもしれない・・・。


身体所見では、母趾MTP関節を背側から触っても圧痛はないようです。ただし、MTP関節足底側のやや中枢側に激烈な圧痛点があります。




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足部の側面像を撮影して、確定診断にいたりました。長母趾屈筋腱に発生した石灰沈着性腱炎です。う~ん、痛風発作と非常に紛らわしい。


しかし、これを誤診してしまうと、長期間に渡る高尿酸血症の治療を開始してしまう危険性があります。たまたま気付いてラッキーでした。。。





★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
初学者が関節リウマチの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です






駄ネタ:ふりかけに乳酸菌?

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2017.6.17号の週刊ダイヤモンドに興味深い内容の特集がありました。カップラーメンで健康に? 節操なき乳酸菌 ”狂騒曲” です。






40~41ページに乳酸菌に関する話題がありました。今の食品業界は、「猫も杓子も乳酸菌」という状況だそうです。何にでも「乳酸菌」を付加すると、売れ行きが良くなるからです。


現在販売されている食品で乳酸菌が付加されているものは、確認されているだけでも下記のようなものがあります。


  •  菓子類
  •  カップラーメン
  •  アイスクリーム
  •  納豆
  •  味噌汁


お菓子やアイスクリームならまだ分かるのですが、納豆や味噌汁にまで乳酸菌は無いような気がします。
ふ~ん」といった感じで読了しましたが、家にあるモノを見て驚きました。



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何だこれは??? 「乳酸菌」ふりかけ、ですか・・・。いや、いくら何でもふりかけに乳酸菌はないでしょう。しかも1袋中に7500億個(!)も乳酸菌がいるそうです。おぇ


いや、ちょっと勘弁して欲しいなと思いましたが、意外にも人気のようです。せっかくなので試食してみましたが、酸っぱい味がするわけではなく普通のふりかけでした。


儲かるモノなら何でも作るメーカーの商魂の逞しさを垣間見ましたが、すぐブームに乗せられる一般消費者は大丈夫なのか? という危惧を押さえることができません・・・





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オーソライズドジェネリックって凄い!

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オーソライズドジェネリック(AG)をご存知でしょうか? 先発メーカーから許諾を得て製造した、原薬、添加物および製法等が、先発医薬品と同一のジェネリック医薬品です。


一般的なジェネリック医薬品は、大きな問題を抱えています。有効成分は先発医薬品と同じですが、原薬、添加物・製法等が異なるからです。


このため、ジェネリック医薬品の薬物動態は、先発医薬品と似て非なる場合が多く、必然的に臨床における薬効も先発医薬品と異なります。


この点については、公的に誰も指摘しないことですし、カウンター越しにしか患者さんと接することのない調剤薬局の薬剤師さんにも、ピンとこないかもしれません。


しかし、臨床の現場に身を置く方の多くは、先発医薬品とジェネリック医薬品の差異を感じていると思います。それも悪い方に違うことが多い・・・


正直に言って、家族には絶対に処方したくないジェネリック医薬品ですが、オーソライズドジェネリックの存在を知って考え方を改めました。これなら質も担保されていそうです。




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上記の表は、第一三共エスファ株式会社のホームページから転載しました。う~ん、これなら何の不安もなく処方することができそうです。


オーソライズドジェネリックでは製造を先発メーカーが行い、販売をジェネリックメーカーが行います。ほとんどの場合、製造元が先発メーカーなので安心感が桁違いですね。


「 ジェネリック医薬品 = 安かろう悪かろう 」というイメージでしたが、「 オーソライズドジェネリック医薬品 = 安くて良い 」と認識しました。


残念ながら、2017年6月時点での整形外科関係のオーソライズドジェネリック医薬品は、ゾメタとロイコボリンのみのようです。鎮痛剤でも、AG医薬品がでてくればいいですね。







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