整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

愚痴

専門バカは社会に害をなす

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日経メディカルで興味深い記事がありました。
クルーズ船での支援活動はいかに困難なものだったのか です。


日本DMATの一員として参加した京都府立医科大学救急医療学の山畑佳篤先生が、ダイヤモンド・プリンセス号に関わる医療支援活動で経験したことを寄稿されたレポートです。


クルーズ船の船内構造から、複雑な権利問題や主権の問題までバランス良く考察・説明いただいており、当時の船内の状況が手に取るように分かります。


この寄稿を拝読すると、厚労省の対応が困難を極めていたことが理解できますし、某専門家の暴走で湧きおこった批判がいかに理不尽で的外れなことであったかが理解できます。


センセーショナルに報道されて国辱モノのニュースが世界に垂れ流されましたが、実際はやはりこのような状況だったのかと得心しました。


今回の寄稿を拝読して感じたのは、医師は専門バカであってはいけないということです。社会的地位のある専門バカほど厄介で社会に害悪を与える存在はありません。


もちろん、今回の山畑先生のようなバランス感に優れた医師はまだ少数派かもしれません。しかし、社会的地位が高いほど、一般教養が必要とされると思います。


たしかに医師の世界で競争に勝ち抜くには専門に特化する必要があります。しかし、地位を得た後も専門バカのままでは、社会に害悪をもたらしかねません。


真に社会に寄与する人材となるためにも、専門バカになってしまわないように一般教養も積極的に学ぶ姿勢が重要だと思いました。





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医療崩壊を誘発する悪しき前例

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非常に残念なニュースだと思いました。
国立循環器病研究センターで外来休診 です。


一応、当初の予定を早めて本日に外来を再開したようですが、天下のナショナルセンターがたった1人の職員の感染者が見つかっただけで外来を閉めたことは到底理解できません。


ナショナルセンターは国民の血税が投入された日本の最高医療機関のひとつです。医療の最後の砦にもかかわらず、たった1人の職員の感染で病院機能を停止するのは不適切です。


国立循環器病センターは悪しき前例をつくりました。天下のナショナルセンターがたった1人の職員の感染で外来を閉めた事実を、他の医療機関は踏襲せざるを得なくなるからです。


国立循環器病センター首脳陣は自院の保身を考えて決定したのでしょうが、全国の医療機関に与える巨大な負の影響を考慮しなかったのは残念でなりません。


私は、大学病院、ナショナルセンター、日赤、済生会、都道府県立病院、市立病院などの公的基幹病院の医療レベルの高さに刮目し、そこで献身的に働く医師を尊敬しています。


それだけに、新型コロナウイルス感染症による医療崩壊を誘発しかねない今回の国立循環器病センターの誤った判断は大きな驚きでした。


残念ながら、日本も地域感染期に入りつつあります。そのような重大な時期に、範を示すべきナショナルセンターが二度と同じ過ちを犯さないことを切に願うばかりです。






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愚痴: deは圧痛の略語だった!

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先日、他院の手書きカルテを参照する機会がありました。手書きカルテというとあまり良い印象はないですが、一瞥して過去最大級に近い酷いカルテであることが分かりました...


独特の字体であることもさることながら、訳の分からない略語のオンパレードです。雰囲気で何となく経過は分かるのですが、詳細を把握することはできませんでした。


特に問題になったのは、「de」です。ひたすら deという略語が使用されているので、何となく「圧痛」ではないのか? と思いましたが確信できません。


悪戦苦闘して調べてみると、deは Druckempfindlichkeit の略のようです。はぁ~???何じゃそりゃ。他の部分は英語(?)なのに、なぜそこだけドイツ語(?)なんだ...。


昔は読めない手書きカルテが世の中に氾濫していましたが、最近では電子カルテになってきたので今回のようなトラブルは減少傾向です。


ただ、完全に撲滅されたわけではないので、手書きカルテと言われると恐怖を感じます(苦笑)。自分しか分からない略語や汚字でカルテ記載するのはいかがなものかと思います。


当事者からすれば「他人にみせるつもりで記載しているのではない!」と思っているのかもしれませんが...






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当ブログ管理人書き下ろしの書籍が、中外医学社から発刊されました。「経済的に自由な医師」になることで、医師としての充実感と経済的成功を両立できる道があります。


本著では、資産形成論とマインドを学ぶことができます。具体的な手法は勤務医のための資産形成マニュアルに譲りますが、医師に特化した資産形成の入門書として是非ご活用ください!




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メディアの劣化が激しいと感じる件

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新型コロナウイルス肺炎の罹患者数が国内で増加しています。私個人的な感想では、日本は中国に最も近い Economic Giantなので感染が蔓延しない方がおかしいと思います。


ただ、今回の新型コロナウイルス肺炎をめぐる報道のあり方で、これまでの私の中でのメディアに対する priorityがかなり変化しました。もともとはこちらに準ずるものでした。


ところが 2月になって、これまで Quality paperもしくは journalとみなしていたメディアで「えっ?」と思う記事が量産されるようになりました。代表例は下記のごとくです。


  1. ダイヤモンド・プリンセスの呆れた感染対策、厚労官僚はなぜ暴走したのか
  2. 死者1万人超「米国インフル猛威」は新型コロナかもしれない



まず①ですが、すでにご存知の方も多いのではないでしょうか。岩田先生は、ケアネットTVで感染症の講義をされており、著書も多いため著名人です。


しかし、国内を代表する感染症の大御所というよりは、感染症を分かりやすく一般の医師に伝える役目を担っている方と理解しています。


そして、ダイヤモンド・プリンセス号に1日乗船しただけの極めて断片的な見聞にもかかわらず、厚労省の対策を批判する自論を公開しました。


いくら岩田先生が感染症の専門家と言っても、国際法に関する情報や感染症・疫学の専門家集団を抱える厚労省とは、判断基準の精度において比較の対象になりません。


本来ならスルーするレベルのニュースにもかかわらず、ダイヤモンド社を皮切りに、各新聞社まで岩田先生のニュースを取り上げる始末です。


このような「単なる個人の見解」を正論として大々的に取り上げたために、BBCや CNNにまで拡散する事態になりました。国辱モノの状況を自らつくり上げてしまいました。


朝日新聞が従軍慰安婦の捏造記事で、日本を不当に貶めて国家間の火種をつくりましたが、これと同じような事態にならないことを祈るばかりです...。


②に関しては、トンデモ記事なことは容易に想像できますが、キャッチーなタイトルからは
すでに米国では新型コロナウイルス肺炎がとんでもなく蔓延していることを想起させます。


本来なら週刊ポストなどの大衆誌レベルのゴシップ記事にもかかわらず、プレジデントオンラインに掲載されたことには本当に驚きました。


これらの記事を目にして、本来ならメディアをリードするべき学会の発信力が弱すぎることが原因ではないかと感じました。関係学会にはもっとがんばってほしいものです...。








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初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



マスクないない狂騒曲

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新型コロナ肺炎騒ぎが意外なところ(?)に波及しました。マスクの品薄状態が、あろうことか病院業務にまで支障をきたすレベルになってきたのです!


マスクが品薄なのはニュースで知っていましたが、それは世間の話であり、病院には関係ないと思っていました。


ところが、院内のマスク在庫が逼迫しており入荷目途が立たないとのことです...。これでは手術にまで支障をきたします。


そもそも論ですが、マスクを装着しても粗すぎるのでウイルス感染を防ぐことができません。せいぜい気道を保湿することで、気休め程度の予防効果を期待するぐらいです。


もちろん感冒症状のある人が、飛沫を通じて
周囲にウイルスを撒き散らさないようにする予防効果はあります。しかし、他人からの感染に対する予防効果はほとんど無いのです。



街でマスクをしている人をみると「情弱だな~」と思っていましたが、社会現象にまで発展すると医療機関の業務に支障をきたすので単なる情弱では済ませられません。


マスクするぐらいなら、①手洗い ②うがい ③充分な睡眠 ④人混みに近付かない を実践するべきでしょう。願わくば、正しい医学知識が世の中に広まりますように...。






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感染症治療で最もお勧めの書籍です。Grandeと小さいサイズがあり内容は同じです。小さいサイズの方が安いですが、常に携帯する医師を除けば見やすいGrandeがお勧めです。

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自由気ままな整形外科医

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