整形外科医のブログ

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

愚痴

最凶の自動車保険が上位ランクされるワケ

このエントリーをはてなブックマークに追加

今週号の週刊ダイヤモンドは久し振りの愚作でした。特集内容は、最強 保険見直し術です。何が問題かというと、定番の自動車保険ランキングです。






保険を選ぶ際の要素のひとつは、保険料であることに論を俟たないです。しかし、今回の週刊ダイヤモンドの特集記事を読むと、保険料がすべてであるかのような誤解を生みます。


実際のところ、週刊ダイヤモンドの特集記事を信じて上位にランキングされている自動車保険に加入すると、事故に遭った時に地獄を見ること必至です。


弁護士が語る自動車保険の実際


自動車を運転する際には自動車保険が必須であるというのは万人が認めるところでしょう。もし無保険で交通事故を起こしてしまうと、人生を棒に振りかねません。


しかし、交通事故が発生したときに、保険会社がお金を出さないとすればどうでしょうか? そんな状況あるワケ無いでしょ!と思いたいところです。


ところが、実際には保険会社間で全然対応が異なることは、一般的にはほとんど知られていません。そして、この問題を最も良く知るのは弁護士です。


自動車保険では「弁護士特約」という特約があり、この特約を附帯しているとタダで弁護士に対応依頼できます。このため弁護士には交通事故関係の依頼が殺到します。


しかし、同じ弁護士特約といっても各保険会社の対応はピンキリです。最も優れた対応をしているのは、損保業界の盟主である東京海上日動火災保険です。


保険料は高いですが、手厚い対応は弁護士の間でも最高ランクの評判です。一方、弁護士の間では「無保険と同じ」と酷評されている保険会社が2つあります。


この問題の2社の自動車保険は、保険金支払いが渋いことで有名です。特に弁護士特約が附帯されていても、実際に支払われるケースは稀とまで言われる有様です。


最凶の自動車保険が上位ランクされるワケ


現場の弁護士から酷評される2社の自動車保険が、週刊ダイヤモンドでは上位ランクされる理由は、保険料だけでランキングが作成されているからです。


忙しい出版社が業界の内実まで裏取りできません。必然的に公開情報に基づいて、もっともらしいランキングが作成されます。保険料は誰の目にも明らかな重要なファクターです。


そしてその前提には、保険会社はしっかりと契約を履行するという暗黙の前提があります。ところが実際には、その前提を守らない保険会社が2つ存在します。


2社の保険料が安いのにはワケがあります。保険金を支払う意思が無ければ、保険料も安くなりますね。それを「保険料」と呼んで良いのかは議論のあるところですが...。


恥ずかしながら、私は弁護士の友人に指摘されるまで、業界最凶といわれる自動車保険に加入していました。その理由は当時乗っていたメルセデスの保険料が最も安かったからです。


しかし醜悪な事実を聴いた翌日には、すぐに他の保険会社に乗り換えました。自分が「無保険」であることを知ってしまったからです。


幸い、私は無事故人生を歩んできましたが、週刊ダイヤモンドの特集記事を読んで、不幸になる人が量産されるなと感じました。
もちろん週刊ダイヤモンドに悪気は無いでしょう。


しかし、出版社にはある程度の公共性があると思います。早く週刊ダイヤモンドが、自分たちの特集記事のために無保険ドライバーが量産されている事実に気付いて欲しいです。





管理人監修の資産形成マニュアル
 


管理人監修の「勤務医の、勤務医による、勤務医のための資産形成マニュアル」です。高度な医療技術で社会貢献するためには経済的安定が不可欠! という信念のもと、管理人は多くのメンターから指導を受けました。

その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。その指導内容をまとめたものが本マニュアルです。既に資産運用をしている方でも、勤務医のアドバンテージを生かした新しい考え方が見つかるかもしれません。

PDF版の販売で、30日間の返品保証付きです。当直1回分にも満たない価格なので、本マニュアルの手法を実践すれば、あっという間に元が取れると思います。 尚、医師以外の方のご購入はご遠慮ください。



情報教材表紙




従来型ワクチンの4回接種に何の意味があるのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、新型コロナウイルス感染症の第4回目ワクチン接種を行いました。個人的には全く接種したくなかったのですが、院内での立場上、接種せざるを得ない状況でした...。


我ながら、同調圧力(?)に屈してしまう典型的日本人だなと苦笑してしまいます。しかし、4回目ワクチンを接種せずに罹患すると、組織統制が崩壊してしまうかもしれません。


そんなダメダメな状況下での4回目接種でしたが、ワクチンそのものは未だに従来型のワクチンです。2年前の武漢株をターゲットにしたワクチンに何の意味があるのでしょうか?


ご存知のように武漢株は流行中のオミクロン株の変異型とは別モノっぽいウイルスです。インフルエンザワクチンでさえ、その年に流行するであろうウイルスがターゲットです。


変異の激しい新型コロナウイルス感染症で、2年前に流行ったウイルスのワクチンを接種する行為にどのような意味があるのか? おそらく誰もが感じている疑問でしょう。


バカげた行為に粛々と従う立場の弱さが嫌ですが、これもサラリーマンの悲哀なのでしょう。たぶん、私のようなサイレントマジョリティが国を間違った方向へ進めるのだろうな。







管理人 お勧めの医学書

 
感染症治療で最もお勧めの書籍です。Grandeと小さいサイズがあり内容は同じです。小さいサイズの方が安いですが、常に携帯する医師を除けば見やすいGrandeがお勧めです。

クレーム対応の原理原則は当事者を矢面に立たせないこと

このエントリーをはてなブックマークに追加

患者さんからクレームを受ける機会がときどきあります。おそらく患者さんからのクレームと無縁の医師はほとんど居ないのではないでしょうか。


このため、クレームがあった際にはある程度ルーチン化した対応を身に着けている人が多いと思います。しかし、医師個人が対応法を身に着けているだけでは十分ではありません。


クレームの第一波を受けることが多い医療機関のクレーム対応も重要です。大規模な病院などでクレーム対応がきっちりしている医療機関は問題無いかもしれません。


しかし場末病院では、クレーム対応のマニュアルが未整備なところも少なくありません。また新入職員の多い4月や5月は注意が必要です。


すでに8月になっていますが、先日患者さんのクレーム電話をそのまま医師につなぐという大失態を犯した職員が居ました。レベルの低さが露呈しますが、とにかくいただけません。


患者さんからのクレーム電話を医師につなぐのは最低の対応です。当然のごとく火に油を注ぐ結果にしかならず、誰にとっても益の無い行為です。


当事者を矢面に立たせないのはクレーム対応の原理原則です。この程度の知識が無いことにアタマを抱えてしまいそうですが、起こってしまったことは仕方ありません。


そもそもクレーム自体が医師に落ち度は無かったので、徒労感だけが残ります。なんでこんなバカげたことに時間を費やしているのだろう。


管理職にはロクなことが無いようです。とりあえず内部体制の立て直しが急務だと感じた事件でした。せめてクレーム対応ぐらい、ちゃんとやって欲しいな...。







管理人 お勧めの医学書

 
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です




整形外科研修ノート 改訂第2版



コロナで医療崩壊?!このままでは8月は手術できないかも...

このエントリーをはてなブックマークに追加

いきなりキャッチーなタイトルで恐縮ですが、現在非常な危機感を抱いています。半ば本気で 8月の定期手術は難しいのではないかと感じ始めています。


その理由はもちろん第7波による感染爆発です。もちろん新型コロナウイルス感染症自体に対する恐怖感はありません。


しかし、現在のルールに則っている限り、医療機関のシステムを維持するのが難しくなるのは高い確率で予見できます。


先週に引き続き、近隣の医療機関でも大量の病院職員のコロナ新規罹患者が発生しています。すでに1ヵ月間の定期手術中止を決断した医療機関も多いようです。


このままではスタッフ不足のために救急医療も止まるかもしれません。恐るべし新型コロナウイルス感染症のBA.5株...。


まぁ、そもそもここまで医療機関が追い込まれているのは、無症状者まで抗原検査や PCR検査をやっているからです。そりゃ、感染力の強いウイルスでは陽性になりますよね。


ある意味、人災とも言える現在の状況ですが、私たち場末の人間としては粛々とお上の方針に従うしかありません。この茶番劇はいつまで続くのでしょうか...。







管理人 お勧めの医学書

 
初学者がTHAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です





人工股関節全置換術



医師の世界でも強者がますます強くなる図を垣間見た

このエントリーをはてなブックマークに追加

Medical Tribuneに興味深い記事がありました。
1秒でも早く帰宅するための5箇条 です。


がん研有明病院形成外科の宮下宏紀医師による、第65回日本形成外科学会でのシンポジウムでの発表です。


宮下医師は遊離皮弁術による乳房再建を多数手掛けつつがん研有明病院で初めて男性医師として育休を取得したそうです。たしかに医師の育休ってほとんど聞いたことありません。


1秒でも早く帰宅するためには、チーム医療の推進が不可欠とのことです。そして実際に行っているポイントは下記の5つに集約されます。


  1. 責任分散:チーム制として全ての業務がチーム内で完結する
  2. 短時間化:遊離皮弁術を4つの工程に分けて、それぞれ別の医師が担当する
  3. 休日確保:休日の病棟回診は完全シフト制
  4. 人材確保:病院として独自採用(2022年度は10名の希望者あり)
  5. 売上確保:診療報酬改定で遊離皮弁術の点数が10,790点上がって100,670点となった



1秒でも早く帰宅するためのコツを知りたかったのですが、世界が違い過ぎて参考になる項目が全くありません...。


がん研有明病院でこれらの施策が可能なのは圧倒的なブランド力によるものでしょう。フツーの病院では医師のマンパワー不足が常態化しているので①~④は望むべくもありません。


⑤は診療報酬の局所的バブルなので、医師側ではどうすることもできません。ちょっとアレな結末でがっかりですが、強者はますます強くなる典型例なのでしょう。


私のような場末病院に勤める弱者は、別の方法を考えるしかなさそうです...。







管理人 お勧めの医学書

 
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です




整形外科研修ノート 改訂第2版



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
ビジネスパートナー募集中
産婦人科
株式会社リコー様のインタビュー記事


管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人による幻冬舎ゴールドオンライン連載
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
REITで実践する不動産投資セミナー
190122
医師のための 金融資産形成術


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医

投資の成功によって30歳代で経済的自由を達成しました。 医師起業家として年商10億円企業を目指して日々奮闘中

・医学博士
・整形外科専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。