整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

愚痴

駄ネタ: 隣の芝は本当に青い?

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隣の芝は青いということわざがありますが、医師として苦労している症例があると「他の職種はいいなあ」と感じることがよくあります。


特に勤務医の仕事は、患者さんの一生を左右するほどの影響力をもつことも多く、結果いかんによっては相当なストレスを抱え込んでしまいます。


他人の人生に良くも悪くも巨大な影響を及ぼし、場合によっては生命の危険性さえも与えてしまう勤務医という仕事は、責任が大きすぎて割に合わないな・・・


そんなことを時々感じるのですが、弁護士数人と飲んでいた際に面白いお話が出たので共有させてもらいます。


一緒に飲んでいてへべれけになっていた弁護士の彼は、夜中にトイレに目が覚めると30分ぐらい眠れなくなるそうです。


その理由は、現在取り組み中の事案の訴状内容を無意識のうちに考えてしまうため、興奮してしまい頭が冴えて眠れなくなるそうです。完全に職業病ですね(笑)。


そんな弁護士の苦労話を聞いて、しんどいのは自分たちばかりじゃないなということに気付きました。


同じようなことは私も経験しています。難しい症例を抱えていると、夜中に目が覚めて治療方法についてついついシミュレーションしてしまうのです。


正直言って、こういうことが続くと自分の生活の質がどんどん落ちていくことになるのですが、私のチキンハートでは難症例を完全に忘れることができません。


隣の芝は青いと思ってましたが、どうやら弁護士も同じようプレッシャーに苛まれているようです。世の中に青い芝は無いのかもしれませんね。






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やるべき作業はすぐにやる!

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先日、日本リウマチ学会から専門医資格維持申請書が届きました。この手の書類が届くと本当にブルーになります(苦笑)。


何と言っても、つまらない事務手続きに意外なほど時間を取られてしまうからです。今回の日本リウマチ学会の専門医では、20例の症例を提示する必要がありました。


しかも、個人情報保護法が流行っている御時世にもかかわらず、患者さんの診療録番号まで入力しなければなりません! どの専門医更新でもそうなのかもしれませんが・・・


20症例と言えども侮れません。それなりにイレギュラーな症例も含めなければならず、HBV-DNAの経時的フォローを行っているのは誰だっけ?という状況になってしまいます。


全ての資料をそろえて提出できる状態に持っていくには最短でも2時間ぐらいかかりそうです。う~ん、勘弁して欲しい。


提出期限は11月末日です。あなたなら、いつ更新手続きに着手しますか? 11月になったら始めるかという方も多いことでしょう。


しかし、私はやりました。とんでもなく忙しいにもかかわらず、です。。。11月にしようと置いておくと、アホなので忘れてしまう可能性が高いです。



77 - コピー



自分に対する自信が無いので、この手のつまらない業務は、全てすぐに始末することにしています。本日、審査料を振り込んで郵送まで完了しました。


ああ、またつまらないことに時間を費やしてしまったなぁ・・・







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インオペの決断はブルー

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先日、判断に迷う症例を経験しました。
100歳近い超高齢者の大腿骨頚部骨折(Garden stage 4)です。


転倒前のADLは、2mほどの伝い歩きレベルです。認知症はあるものの、俳徊するまではいきません。今回は、肺炎で熱発してしんどくなって転倒したようです。


入院時に結構な炎症所見亢進をみとめたため、即手術は難しいです。肺炎が軽快するまで1週間は要しそうです。


そして、単純X線像をみると、患側大腿骨の骨質が極めて不良です。皮質骨がペラペラで、ステムでも入れようものなら、容易に術中骨折や術後骨折を併発しそうです。


う~ん、困った。。。選択肢はふたつです。

  1.  肺炎が軽快するのを待機して手術を施行する
  2.  インオペにする


肺炎がある程度軽快するまで手術を待機すると、今よりも確実に歩行能力は落ちます。100歳ちかい高齢者が劇的に回復するとも思えません。


また、もともとのADLが伝い歩き2mほどなので、伸びしろが少ないです。ポータブルトイレまでなら偽関節でも行けるのではないのか???


このあたりを勘案した上で、ご家族と治療方針について話し合いました。ご家族としても100歳ちかくまで生きておられるので多くは望まないとのことでした。。。


この結果、今回はインオペにすることにしました。妥当な判断という認識ですが、正直に言って患者さんの歩行能力を奪うことになるので、かなりブルーな気持ちになりました。


おそらく、もう少し若い頃は、手術に決まってる! というスタンスだったと思います。正解の無い医療の現場では医師の決断が患者さんの予後を左右します。う~ん、重い。。。






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医療訴訟を未然に防ぐ?!

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最近、飲み友達に弁護士が増えました。
こうなると必然的に増えることがあります。そう、それは医療訴訟の相談です。


酒の席で相談を持ち掛けて無理やり(?)了承を得て、翌日にメールで資料を送りつけてくる。。。彼らは、なかなかの確信犯ですね(笑)。


さて、ざっくり資料をみると、日本全国いろいろなところで医療訴訟が頻発しています。直接知らない医療機関や大学が多いので、客観的に読むと興味深いことが分かります。


それは「無理筋」な訴訟事案が多いことです。おそらく過去の判例やネット上の知識(?)で無理やり争点化しているのでしょうが、どう考えても実臨床と乖離しているのです。


法律の専門家ではないので、はっきりしたことは言えないですが、裁判になっても患者さん側が勝てる道理が無い事案が多いです。


このような事案がこのまま訴訟に持ち込まれると、医療機関はもちろんのこと、患者さんや弁護士など関係する全員が不幸になります。


もちろん、裁判を考えるような不幸な転帰があったわけですが、客観的にみると不可抗力のことが多い印象です。どの医療機関もおしなべてしっかりとした治療をしています。


このあたりのことを踏まえて、客観的にみて不可抗力であるので、裁判になっても勝つことは難しいという説得(?)を何度か試みました。


不可抗力で発生した事故が、二次災害を生んでいる現実。。。本当に微力ではありますが、未然に防ぐことができればなぁと感じています。






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愚痴:新人研修もやり過ぎはダメ!

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先日、外来をしていると終了間際に近くの小学校から受診依頼がありました。鉄棒から落ちた児童の前腕が、傍目に見て分かるほどに変形しているとのことです。


そりゃまずいな、ということで即受診してもらうことにしました。12時過ぎのことなので、新患受付もひと段落している時間帯です。


児童は痛がって泣き叫びながら来院しました。こちらは診察室に居るのですが児童の到着が分かったほどです。あぁ、来たなと待ち構えていましたが、10分経っても受付られません。


予約患者さんをさばきながら、受付完了通知が来ないなぁ~と思っていました。この病院の受付業務は普段はさほど遅くないのですが、今日に限って遅すぎる。


不信に思った外来看護師さんが医事課に催促にいくと、なんとベテランが新人職員に教えながら入力しているではないですか!!! 


当然、受付は待合とツウツウなので、泣き叫ぶ児童の声は聞こえているはずです。職員さん、腹が座っているというか、何と言うか・・・


もちろん、4月なので新人職員の研修は重要です。しかし病院なので、やはり患者さんファーストな対応をお願いしたいものです。。。





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豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能です








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