整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

愚痴

痴漢冤罪を侮るな!!

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ときどき、公務員や医師が痴漢で捕まったニュースが流れています。「自分とは関係ない世界の話だな...」と軽く流してしまうのは大間違いです。


彼らは本当に痴漢して捕まったのでしょうか? もちろん、中にはそのような事案もあるでしょうが、冤罪的な要素が多分に含まれている可能性を否定できない事案も多いです。


残念ながら、一度警察に拘束されると、事実上「罪を認める」まで自由になれないシステムになっています。仮に冤罪であっても社会的に抹殺される可能性が極めて高いのです。


私の周囲でも冤罪に近い事案があったので、それ以来対策を考えていたのですが、妙案を思いつきません。弁護士の友人・知人がたくさん居ますが、そんな私でさえもです。


警察に拘束されたら、事実上、人生が詰んだと思っても過言ではないと思います。このため、そのような事態に至らないための予防策が重要となってきます。


しかし、冤罪の落とし穴は至るところに潜んでいます。例えば、電車などの公共交通機関に乗るだけで冤罪に巻き込まれる可能性が劇的に上昇します。


悪意ある相手に出会ってしまうと、冤罪を防ぐことは事実上不可能です。そのような相手を事前に察知することは難しいので、残念ながら完璧な予防策は無いと言わざるを得ません。


よく電車に乗るときは両手で吊革をもっていればOKと言われますが、これさえも万全ではありません。悪意ある相手が本気を出せば、赤子の手をひねるようなものです。


また、路上でも冤罪に遭遇する可能性があります。飲酒してフラフラ歩いていて悪意ある相手に遭遇すると、ジエンドになってしまう可能性があるからです。


このように冤罪の罠は至る所にあるので、完全に防ぐことは不可能です。少しでも冤罪に巻き込まれる危険性を減らすためには、

  1. 公共交通機関には乗らない
  2. 飲んだらタクシーで帰宅する


ということを遵守する必要がありそうです。う~ん、なかなか100%の実現は難しいですね...。やるせない気持ちになりますが、自分の身を守るためには仕方ありません。


重ねて言いますが、ニュースで流れてくる公務員や医師が痴漢で捕まったニュースを他人ごとと思ってはいけません。自分の身に降りかかる可能性があることを常に意識しましょう。






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院内プロジェクトの進め方で悩む

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私は病院勤務医なので、事務的な業務も(ときどき)行います。事務的な業務と言っても診断書作成ではなく、小さなプロジェクトです。


これらの小プロジェクトは、他業種との協業になるので自分の都合だけでは回っていきません。しかし、ある程度の決定権があるので、自分が中心にならざるを得ないのが実情です。


日常診療のルーチンワークであれば、あまりアタマを働かさなくても脊髄反射的に業務をこなせばOKですが、この手のゼロから立ち上げる業務はそういう訳にはいきません。


主に事務方との協業が多いですが、事務職員の能力や性格は千差万別です。そして、残念ながら自分でプロジェクトを回す経験のある人は滅多に居ない...。


このような状況では、自分がプロジェクトリーダーになって進捗状況の確認や指示出しを行う必要があります。


しかし、同時進行的に複数のプロジェクトがある場合には、少々管理がめんどうになります。メンバーはほぼ同じなのでプロジェクトが違うと混乱の素になるからです。


このような状況では、一般的にはコミュニケーションツールの使用が威力を発揮します。代表的なツールは Slackでしょう。


しかし、Slackを使用するには各人がアカウントを作成する必要があります。さらに Slackの説明からするのは非常に面倒くさい...


このような理由でいろいろ逡巡しましたが、最終的には事務職員の意見も取り入れて、従来通りのアナログな電話+共有フォルダ+メールでのやりとりに落ち着きました。


う~ん、日本の生産性が低い理由を垣間見た気がしますが仕方ありません。せめて自分の中ではタスク管理をしっかり行って、プロジェクトを進めて行こうと思います。






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抗生剤が配給制?!

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2019年2月から第一世代セフェム系抗生物質のセファゾリンが供給停止に陥っています。原因は、セファゾリンのシェア6割を占める日医工への原薬が納品されなくなったためです。


製造元の日医工の発表によると、2018年の年末からセファゾリンの原薬がスムーズに納品されなくなり始め、2019年 1月には 3/4に異物が混入する事態に陥りました。


2019年 2月には製造した全てのセファゾリンに異物が混入するという異常事態になったため、供給停止を決めたようです。


事の重大さから、厚労省は2019年 3月 29日付けで事務連絡をホームページで公表しました。医療の現場からセファゾリンが消えるとなると、その影響は甚大です...


医師としてメインで勤務している施設は、幸い日医工ではなかったのですが、今月になっていよいよセファゾリンが新規で入手不可となりました。


それなら、厚労省の推奨薬であるセフォチアム(パンスポリン)やセフメタゾール(セフメタゾン)でいこうと思ったら、これらの薬剤もスムーズに入荷できないとのことです...


どうやら、抗生剤全般が配給制(?)のような状態になるそうで、制約無しで共有されるのはカルバペネム系とニューキノロン系のみとのことでした。


どうしてそうなるのかサッパリ分かりません。「カルバペネムを 1st choiceで使うぞ!」と薬剤部を脅すと、「それだけはご勘弁を!」というお約束の寸劇がありました。


冗談はさておき、術後の予防投与ならまだしも、ホンモノの感染症に対峙するにはあまりに心許ない環境です。現状で化膿性脊椎炎患者さんを抱えているのでヒヤヒヤものです。


抗生剤の配給制とか聞いたことが無いので、他県の医師に確認すると「知らん」の一言でした。うちの近隣だけなのでしょうか??? そうであれば迷惑この上無しです。


ただひとつ言えることは、廉価で利益の薄いジェネリック医薬品(今回のセファゾリン)は供給が不安定になりがちという大きな問題点があるようです。


医療費削減のためには仕方無いですが、安定供給されない薬剤ほど困ったモノはありません。感染症に対峙するためにも、早くセファゾリンの安定供給が再開してほしいものです。






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10連休はありがた迷惑

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今年のゴールデンウィークは10連休です。
皆さまはいかがお過ごしの予定でしょうか。


さて、単純に 10連休になれば皆喜ぶだろう! 的な発想で前代未聞の長期連休が実現しましたが、私にとっては「ちょっと勘弁してほしい」が正直な気持ちです。


私は毎年夏に 10日前後の長期休暇を取得しますが、これは完全に個人プレーです。つまり、国民の休日ではないため、周囲の人が全員休暇を取るわけではありません。


日本国民の多くが一気に長期休暇を取得してしまうと、社会インフラを含めて甚大な悪影響が発生します。医療などはその最たる分野のひとつです。


10連休にも外傷は普段と同じ確率(もしくはもっと高い?)で発生します。それをいかにしてさばけと言うのか???  連休中・直後の殺人的な医療現場を思うと気が滅入ります。


少なくとも日本国内はどこに行っても大混雑でしょう。観光地やキャンプ場は大混雑で、ちょっと美味しいレストランも休み、もしくは予約でいっぱいです。


このような状況なので、国内に留まるかぎりは家で寝るのが最適解かもしれません。海外は出国してしまえば普段と同じですが、当然のごとく air ticket は高いです。


上記は従業員目線ですが、経営者目線でも「勘弁してほしい」の一言です。10連休とかされたら仕事になりません。1か月の稼働がいきなり 2/3に落ち込むので甚大な被害です。


世間は 10連休でも固定費はその間もかかり続けます。これは相当イタイ...。私のスタートアップは、毎月20日ぐらいに損益分岐点を超える売上に到達します。


このため、毎月 20日まで胃が痛い状況が続きます。「早く水面上に顔を出して呼吸したい!」が偽らざる気持ちです。5月は水面上に顔を出すことができず溺死するかも(笑)。


個人プレーで三々五々に 10連休ならウェルカムなのですが、国民全員が一斉に長期休暇を取得するのは今年で最後にしてほしいです。


それにしても、日本は本当に働かない国になりました。昔は勤勉だったのに、今の労働時間は米国やイタリアよりも少ないです。こんなに働かなくても大丈夫なのかニッポン?







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毎日新聞は医師の味方

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福生病院の透析中止報道が過熱しています。ほとんどの医師は苦々しい気持ちでこのニュースを傍観していることでしょう。


私もこのニュースを知ったとき「また毎日新聞が部数アップキャンペーンを始めたのか」と思いました。しかし、ちょっと待ってください! 今回の報道の趣旨は下記のごとくです。


  • 透析を中止したのはけしからん
  • 人の命は地球よりも重い
  • 可能なかぎり透析は継続させるべき


これって、透析病院や透析クリニック経営者的には非常に好ましいことではないでしょうか? 客観的にみて、これ以上の追い風はありません。


おそらく今回の報道がきっかけで、透析を途中で中断することは難しくなり、透析導入も積極的になると思います。


今までは医師・人間としての倫理観である程度のバランスを保っていたのが、「とにかく透析!」という倫理に反する方針が公然と要求されるようになること必定です。


思い返せば、毎日新聞は医師のためになるキャンペーンを幾度も繰り返してくれました。大野病院事件では地方の周産期医療を崩壊させて、産科医師を過重労働から解放しました。


また数々の医師バッシング報道は外科などのメジャー科志望医師を激減させ、同時に地域医療崩壊を加速させることで、多くの医師のQOL向上に資することになりました。


私たち医師に「自分を犠牲にしてまで頑張らなくていい、逃げればいいんだ」という気付きを与えてくれた功績は特筆するべきだと思います。


そして、今回の「透析中止けしからんキャンペーン」では、危機的国家財政にも拘わらず医療費増加を後押ししてくれます。そうか、毎日新聞は私たちの味方だったんだな・・・





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自由気ままな整形外科医

・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
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