整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

愚痴

胸部打撲は整形外科の範疇なのか?

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胸部打撲を診るのが、外科なのか整形外科なのかは病院によって異なります。今までたくさんの病院で診察しましたが、このことについて明確な基準は無いようです。


実際的には、院内における外科と整形外科の力関係、両科の忙しさの度合い、および医師がどこまで熱心に診療しているのかによって変わっているようです。


胸部打撲で最も多いのは肋骨骨折や胸骨骨折です。外科の医師からすると、まず整形外科が診て、骨折がなかったら俺達が診てやろう的な考え方になっても不思議ではありません。


一方、整形外科医的には、骨折があるだけならバストバンド固定で済みますし、骨折に気胸を併発しているようであれば外科の先生の力が必要となります。


また胸部打撲で肋骨骨折かと思いきや、実は脾臓損傷や肝臓損傷まで合併していたということも時々あります。


このあたりの方を考えると、整形外科医的にはやはり胸部打撲や腹部打撲は、まず外科で診てほしいというのが本音です。


ただこの事に関しては、整形外科医の中でも統一した見解はありません。以前勤めていた病院では、トップが胸部打撲は整形が診るに決まっている!とおっしゃられていました。。。


胸部打撲患者が整形外科を初診するのは未だに釈然としませんが、患者を第一に考えると胸腹部打撲は外科の先生が初療して内臓損傷の除外診断をするべきではないかと思います。






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生活保護に先発医薬品処方すると?

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先日、生活保護の患者さんとトラブルになりました。
トラブルと言っても直接対峙したのは調剤薬局です。


トラブルの内容は一般名処方についてです。ご存知のように2018月2年9日に政府が生活保護法の改正法案を閣議決定しました。


その内容は生活保護の受給者に対してジェネリック医薬品(後発医薬品)の使用を原則として定めるというものです。医療資源の適正配分のためには妥当な法改正だと感じています。


2018年10月から施行となりましたが、無条件で高額な先発医薬品を享受していた生活保護患者さんの中には、ジェネリック医薬品への変更に対して強硬に反発する人がいます。


このような患者さんのひとりが調剤薬局で大暴れしました。困り果てた調剤薬局が病院に電話をしてきたのですが、病院としても法律に従うしかありません。


このため、この生活保護患者さんの威迫には応じず、あくまでも一般名処方という対応を採りました。その後、調剤薬局でこの患者さんがどうなったかは存じ上げません。


もし生活保護患者さんの威迫に屈して、調剤薬局がジェネリック医薬品ではなく先発医薬品を処方したらどうなるのでしょうか?


このことについて少し不安になったので、医事課に問い合わせてみました。私は、薬価差額は病院が負担するのではないかと予想していました。


しかし、予想外にも医事課の答えは国が負担するとのことでした。威迫に屈して先発医薬品を処方しても、現時点では医療機関自体が経済的な損失を負うことはないのです。


もちろん、生活保護患者さんの威迫に屈してはいけないとは思うのですが、このようなことが全国で多発していると思われますので、厚労省の対応を興味深く見守りたいと思います。






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一般的で使用頻度の高い、鎮痛薬・睡眠剤・感冒薬・胃薬・止痢薬・去痰薬・便秘薬等の薬剤が、全13章にわたって系統立てて書かれています。それぞれの章の最初に、薬剤の分類図が記載されています。各系統間の薬剤の使い分けも平易な文章で書かれており実践的な書籍です。









姉妹本に『類似薬の使い分け』があります。こちらは全15章からなり、降圧剤、抗不整脈薬、狭心症治療薬、脂質異常症治療薬、糖尿病治療薬、消化性潰瘍治療薬、鎮咳薬、皮膚科疾患治療薬、抗菌薬などが1章ずつ割り当てられています。








9000万円ケチって1000億円の銭失い

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産業革新投資機構(JIC)が暗礁に乗り上げています。
JICは、政府が95%出資する官民ファンドで9月末に設立されました。


役員9人辞任で露呈した官民ファンドの矛盾



しかし、12月10日に田中正明社長とする民間出身の9人の取締役全員が辞任を表明しました。設立から2か月で2兆円の運用を任されたファンドが空中分解するという異常事態です。


事の発端は、経産省が提示した役員報酬案を、朝日新聞が  官民ファンド高額報酬案 年収1億円超も  と報道したために、経産省が白紙撤回してしまったことです。


経産省が提示した役員報酬案を前提にして、ファンド組成に着手していたJICが拒否したため、両者の決裂が決定的になったようです。


当初経産省が提示した報酬基準は基本報酬が1550万円、短期業績連動報酬が最大4000万円、長期業績連動報酬が最大7000万円です。単純に合計すると1億2550万円となります。


この報酬額に財務省が難色を示していたうえ、朝日新聞が報道したため、一気に逆風が強まった(?)とのことです。私はこの記事をみて、下記の点で非常に驚きました。


  • ファンドマネージャーの年収1億2550万円が高額報酬?


確かに一般人の水準では雲の上の報酬ですが、2兆円もの巨額資産と比べると比較の対象にすらなりません。


国民の血税が原資なのですから、納税者としては効率よく殖やして、かつ産業活性化に資する運用をしてほしいです。そのためにはワールドクラスの超優秀な人材が必要です。


サッカー界の至宝であるメッシやC. ロナウドを年俸1億円で招聘しようとしたらアタマおかしいんじゃないの? と言われること必定です。


ワールドクラスの人材を、たった1億円の報酬で招聘できると本気で考えているのでしょうか? 今回の報酬がいかに「低い」かはお分かりいただけると思います。


確かに日産のゴーン会長事件のため、高額報酬に対する風当たりは強くなっています。だからと言って「メッシの招聘に1億円は高いから1000万円しか許さない」はあり得ないです。


「運用資産の0.00005%(年収1億円)は高額だから0.000005%(=年収1000万円)じゃないと認めない!」というバカげたことを主張するのは勘弁してほしいです。


そうではなく「運用資産の0.0005%(年収10億円)支払うから、年間5%(1000億円)の収益をあげてくれ!」と主張するのが本筋ではないでしょうか?


何でもそうですが、司令塔に相当する部分の良し悪しが結果の大部分に影響を及ぼします。このため、司令塔に対してコストをケチってはいけないのが鉄則です。


そのような鉄則を知らずに、9000万円ケチって1000億円の銭失いになろう! というのが朝日新聞の主張です。一国民として、私はこんな茶番劇に付き合いたくはありません。






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駄ネタ: 隣の芝は本当に青い?

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隣の芝は青いということわざがありますが、医師として苦労している症例があると「他の職種はいいなあ」と感じることがよくあります。


特に勤務医の仕事は、患者さんの一生を左右するほどの影響力をもつことも多く、結果いかんによっては相当なストレスを抱え込んでしまいます。


他人の人生に良くも悪くも巨大な影響を及ぼし、場合によっては生命の危険性さえも与えてしまう勤務医という仕事は、責任が大きすぎて割に合わないな・・・


そんなことを時々感じるのですが、弁護士数人と飲んでいた際に面白いお話が出たので共有させてもらいます。


一緒に飲んでいてへべれけになっていた弁護士の彼は、夜中にトイレに目が覚めると30分ぐらい眠れなくなるそうです。


その理由は、現在取り組み中の事案の訴状内容を無意識のうちに考えてしまうため、興奮してしまい頭が冴えて眠れなくなるそうです。完全に職業病ですね(笑)。


そんな弁護士の苦労話を聞いて、しんどいのは自分たちばかりじゃないなということに気付きました。


同じようなことは私も経験しています。難しい症例を抱えていると、夜中に目が覚めて治療方法についてついついシミュレーションしてしまうのです。


正直言って、こういうことが続くと自分の生活の質がどんどん落ちていくことになるのですが、私のチキンハートでは難症例を完全に忘れることができません。


隣の芝は青いと思ってましたが、どうやら弁護士も同じようプレッシャーに苛まれているようです。世の中に青い芝は無いのかもしれませんね。






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やるべき作業はすぐにやる!

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先日、日本リウマチ学会から専門医資格維持申請書が届きました。この手の書類が届くと本当にブルーになります(苦笑)。


何と言っても、つまらない事務手続きに意外なほど時間を取られてしまうからです。今回の日本リウマチ学会の専門医では、20例の症例を提示する必要がありました。


しかも、個人情報保護法が流行っている御時世にもかかわらず、患者さんの診療録番号まで入力しなければなりません! どの専門医更新でもそうなのかもしれませんが・・・


20症例と言えども侮れません。それなりにイレギュラーな症例も含めなければならず、HBV-DNAの経時的フォローを行っているのは誰だっけ?という状況になってしまいます。


全ての資料をそろえて提出できる状態に持っていくには最短でも2時間ぐらいかかりそうです。う~ん、勘弁して欲しい。


提出期限は11月末日です。あなたなら、いつ更新手続きに着手しますか? 11月になったら始めるかという方も多いことでしょう。


しかし、私はやりました。とんでもなく忙しいにもかかわらず、です。。。11月にしようと置いておくと、アホなので忘れてしまう可能性が高いです。



77 - コピー



自分に対する自信が無いので、この手のつまらない業務は、全てすぐに始末することにしています。本日、審査料を振り込んで郵送まで完了しました。


ああ、またつまらないことに時間を費やしてしまったなぁ・・・







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