整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

外来診療の気付き

ヤバイ医師の特徴?!

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民間医局が無料配布している DOCTOR'S MAGAZINE No. 236で興味深いコラムがありました。Dr. 和足のしまねから”こんにちは”の第 6回 ヤバイ医師に変貌する自分 です。


このコラムの中で、島根大学・卒後臨床研修センターの和足先生は、ヤバイ指導医に進化しやすい医師の特徴を挙げています。


【短所】

  • 横柄である
  • キャラクターに圧迫感がある
  • 操作性が高い
  • 柔軟性が乏しい
  • 自己中心的
  • 権利意識が高い
  • 自分の行いを常時正統化する
  • 他者を批判するのが好き
  • 自分で行為を反省できず改善できない
  • 他者からの善意のヘルプに応じられない
  • 好戦的である
  • かなりのナルシスト

【長所】
  • 高い技術を持っている
  • 勉強家であり、知識がある
  • 分かりやすい性格
  • ハードワーカーである
  • 認められている
  • 自信家
  • 目標達成に執着できる


ヤバイ医師が与える医療安全・医療経済・臨床教育におけるネガティブインパクトはすさまじく、ヤバイ医師の売上やメリット以上に目に見えない被害が発生するそうです。


そのような医師になりがちな特徴が挙げられているのですが、私も半分ぐらい当てはまっていそうでびっくりました。


周囲に対してパワハラ的な言動はしていないつもりなのですが...自分がパワハラしていないと思っても、周囲はそう思っていない可能性もゼロではないなと感じました。


自戒の意味も含めて、少し注意してみようと思います。








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骨折放置例も意外と成績良好

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先日の外来で興味深い症例を経験しました。
受傷から 4週間経過した骨折の放置例です。


いずれも GW中の受傷だったようで、医療機関を受診する機会を逸したままズルズルと引きずっていたようです。1症例目は下記の橈骨遠位端骨折です。


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受傷から 4週間経過していることもあって、既に仮骨形成を認めます。幸い、転位はさほど大きくありません。これならこのまま経過観察しても問題なさそうです。


そして、驚くべきは手関節機能です。手関節腫脹は軽度残存するものの、健側比でほとんど可動域制限を認めませんでした! 外固定での保存治療よりも良好な経過です...。





2症例目は下記の腓骨遠位端骨折です。こちらはまだまだかなりの足関節周囲の腫脹を残していました。可動域制限はさほど無いものの、先ほどの手関節と比較してイマイチです。


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それでも、日常生活で困ることはさほど無いようです。受傷早期に初診で診ていたら、ある程度の外固定を施行したはずです。


現状では外固定をしたのと変わらない状況です。結果オーライとは言え、無駄な(?)出費と外固定を継続する苦労を省略化できたのは大きいのではないかと感じました。


この2症例を続けざまに診たため、整形外科の保存治療(外固定)の適応をもう少し緩めに考えた方が良いのはないか? と感じました。


外固定せずに転位してしまうと、最悪のケースでは医療訴訟に至る可能性もあります。これを危惧して外固定を推奨しますが、実は外固定不要な骨折は多いのかもしれません。







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患者さんから学ぶ交通事故回避策

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最近、自動車関係の痛ましい事故が続いています。記憶に新しいところでは、池袋暴走や大津市の園児巻き込み事故がありました。


何の前触れも無く、平和な日常を破壊された被害者の方の気持ちを思うといたたまれなくなります。この手の事故は予測不可能なため、自分が被害者になってもおかしくありません。


可能な限り自分が事故に巻き込まれる可能性を下げるために、私は事故が発生した状況の情報を収集するようにしています。


事故が発生した状況を知ることで、できる限り安全地帯に自分の身を置いておきたいからです。今のところ私が注意しているのは下記2点です。


  1.  自動車で右折の際に、ハンドルはまっすぐにしておく
  2.  交差点ではできるだけ奥の方に立つようにする



①に関しては、患者さんから事故状況をお伺いしたときに気付いたポイントです。右折時にハンドルを右にきったまま停車していると、追突されたときに反対車線に押し出されます。


そうなると対向車と正面衝突するので大惨事になります。一方、ハンドルをまっすぐにしておくと、追突されても前方に押し出されるだけなので対向車との正面衝突はありません。


②に関しては、ハンドルを誤った自動車が交差点に突っ込んできたときに車道に近い所に立っていると巻き込まれてしまいます。


ただし、池袋暴走や大津市の園児巻き込み事故の場合には、このような対策を講じていても回避不可能だったようですが...。








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患者さん情報の問合せ電話の対応法

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外部からの患者さんに関する情報提供の依頼電話には、どのように対応することが望ましいのでしょうか? 以下に私の考えを述べてみます。


先日、近隣の某福祉事務所から、入院中の生活保護患者さんの治療目処についての問い合わせ電話がありました。〇〇福祉事務所の〇〇ですと名乗っているので問題は無さそうです。


しかし、万が一にも福祉事務所の担当者ではなく、全く関係のない第三者からの問い合わせであった場合には大きな問題が発生します。


このため、その場で直接つないでもらうことはせずに「折り返しでこちらから電話をかけるので名前と連絡先を教えて欲しい
」と伝えてくださいと電話交換手に依頼しました。



電話交換手にて福祉事務所の電話番号を調べてもらい、それが確実に福祉事務所の電話番号であることを確認した上で、担当者の名前を伝えて電話するのです。


こうすることで、万が一にも福祉事務所の職員ではない人からの電話であっても、患者さんの情報が漏洩することを防ぐことはできます。


ほとんどの症例で問題ないと思うのですが、個人情報保護が叫ばれる昨今の状況を鑑みると、このような対応でトラブルを未然に防ぎたいと考えています。






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腱鞘内注射時マーキングの工夫

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母指ばね指の治療は少しめんどうくさいです。母指は手部に対して対立位にあるため、正中を見極めなければいけないからです。


これは腱鞘切開術の時だけでなく、腱鞘内注射の際にも当てはまります。中央を外すと腱鞘内注射の効果を得ることができません。


かつての私は、
腱鞘内注射の際に爪先で患者さんの皮膚に爪痕を残していました。爪先でバッテン印の痕を付けるのですが、手掌皮線と同化して分かりにくくなります。



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そこで、最近では図のようにボールペンのペン先で印をつけるようにしています。これでもイソジンを塗布すると分かりにくいことがあるので、比較的強めに印をつけています。


ボールペンで皮膚に印をつけるアイデアは、以前に当ブログ内で教えていただきました。その記事では関節注射に関してのアイデアでしたが、今回は腱鞘内注射に応用しています。


もちろん、ボールペンはペン先を収納した状態で押し付けます。決してボールペンを収納せずにそのまま刺さないでください。結構便利なので、一度試してみることをお勧めします。






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