整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

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退局時期は意外と早い?!

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先日、リクルートドクターズキャリアをぱらぱら見ていると、興味深いグラフを拝見しました。DATAでみる「私たちの決断」という特集記事の医局を退局した年齢のグラフです。



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調査対象は161名で、そのうち退局経験者は106名です。退局者の占める割合は全体の66%です。退局者のうち76%は30歳台までに退局しているようです。


リクルートの顧客というバイアスがかかっているものの、卒後10年以内に半分程度の医師が医局を退局しているようです。結構早いなという印象です。


一方、このグラフを見て感じたのは、40歳台以上になると新規で退局する人の比率が劇的に下がる点です。40歳台になると退局するのは難しくなるのでしょうか?


今までは、30歳台後半から40歳台前半になって子供の教育費がかかり始める時期に、医局人事を離れて条件の良い医療機関を探すイメージでした。


ところが今回のデータからは、もう少し早い段階で能動的に医局を離れて自分の道を切り開いていく医師の方が多いことが窺えました。


私は、まだ医局に在籍しています。そしてよく考えてみると、確かに
半分ぐらいの同級生は早々に退局して開業するか、自分で見つけた病院に就職したことを思い出しました。


皆、医師人生の早い段階で独立独歩を志向しているようです。一方、私は、アーリーリタイアしないのであれば、母校の医局で残りのキャリアを過ごすような気がします。。。







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医師の過労死を防ぐために

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先日、いたたまれないニュースがありました。
新潟市民病院長時間労働は氷山の一角 協定違反が横行 です。




研修医過労自殺 労災認定

 過労自殺した研修医の長時間労働は氷山の一角--。新潟労働基準監督署に31日労災認定された木元文(あや)さんが勤務していた新潟市民病院(新潟市中央区)で、労使協定を無視した残業が常態化していたことが毎日新聞の情報公開請求で明らかになった。同病院は協定違反を認めたうえで「急性期病院のため救急患者を受け入れざるを得ない」と釈明。事態改善は難しいとの見解を示している。【柳沢亮】


 毎日新聞が入手したのは、木元さんが亡くなった2015年度に在籍していた後期研修医27人の残業自己申告記録。200時間を超える残業月があったのは1人▽150時間超は3人▽100時間超は9人▽80時間超は7人▽80時間以内は7人--だった。


 同病院には当時残業時間を月80時間以内とする労使協定があったが、後期研修医の7割以上に当たる20人が協定違反の長時間労働をしていたことになる。


 また管理職を除く同年度の全職員136人のうち、半数以上の63人に80時間を超える残業月があった。特に臨時職員の1人は11カ月連続で月の残業が100時間を超え、年間の残業は1523時間に達していた。


 厚労省が過労死リスクが高まると位置づける「過労死ライン」は月80時間。過労死の認定は基本的に、死亡に起因する精神疾患発症などを発症する1カ月前に100時間か、2~6カ月前の平均で80時間を超える残業があれば認定される。


 同病院は09年度、労使協定の上限を超える残業があったとして同監督署から是正勧告を受けている。


 同病院はこうした実態を踏まえ、17年度の労使協定改定で医師と歯科医師の残業上限を緩和。年6カ月以内の範囲で月100時間以内まで残業を認めるなどとした。同病院は「協定を守れる範囲にした」と説明している。


 ただ、上限緩和は過労対策の趣旨に反する。同病院の担当者は、高齢化で仕事量も増える可能性があるとして「中核病院としての使命と、労働時間の問題との間で葛藤がある」と話した。





記事の中で『同病院は協定違反を認めたうえで「急性期病院のため救急患者を受け入れざるを得ない」と釈明。事態改善は難しいとの見解を示している』と管理者は開き直っています。


ニュースソースが毎日新聞なので、少しアレなところがあります。「発言の切り取り」が行われた可能性が高いですが、それにしても事態を打開しようという気概を感じません。


経営陣がやるべきことは、まず法令遵守だと思います。「患者さんを救うためには法律を犯しても問題なし」という態度はいただけません。


医師に過度な負担のかかるシステムは改善していくべきでしょう。私の少ない経験では、大規模基幹病院で、これ以上無いぐらいに効率化している施設は皆無です。


ほとんどの施設において、パラメディカルの既得権を守るために生じたシステム不備は、弱い部分にしわ寄せされます。


傍から見ると、自殺するほど働くことはないではないか? と感じる方も居ると思います。しかし過度のストレスのかかる環境に身を置くと、自分の状況を客観視できなくなります。


このような悲劇を防ぐためには、
  1.  医療機関の管理者は、既得権益を見直して業務効率化を推進する
  2.  医師は、1日1度30分ぐらいは自分を見つめ直す時間を確保する

ことが重要ではないでしょうか。







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自転車通勤で長生きできる?!

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Medical Tribuneで興味深い記事がありました。
通勤手段と全死亡、がん、CVDの関係は? です。




英国のグループが通勤手段と全死亡、がん、心血管疾患(CVD)のリスクの関係を大規模研究で検討、その結果をBMJ(2017; 357: j1456)に発表した。


同グループは、通勤手段と全死亡、がん、CVDとの関係を、アクティブ通勤(徒歩または自転車、両者のうちの1つを含むミックス型)および非アクティブ通勤(自動車または公共交通機関を利用)との間で検討した。


対象は、英国内22地点で登録したバイオバンク参加者26万3,450例(平均年齢52.6歳、女性52%)。中央値5年の追跡期間中に2,430例が死亡した(うち、がん死1,126例、CVD死496例)。がんの発症は3,748例、CVDの発症は1,110例であった。


解析の結果、非アクティブ通勤群と比べ自転車通勤群は全死亡〔ハザード比(HR)0.59、P=0.002〕、がん発症(同0.55、P<0.001)、がん死(同060、P=0.01)のリスクが有意に低かった。自転車を含むミックス型通勤群でも全死亡、がん発症、がん死リスクの有意な低下が認められた。


CVD発症のHRは自転車通勤群が0.54(P=0.01)、徒歩通勤群が0.73(P=0.04)、CVD死のHRはそれぞれ0.48(P=0.03)、0.64(P=0.01)と、いずれも有意に低かった。


しかし、徒歩通勤と全死亡およびがん発症・がん死との間に有意な関連は認められなかった。また、徒歩を含むミックス型通勤はいずれの転帰とも関連はなかった。





う~ん、非常に興味深い記事ですね。実は、私も自転車通勤派です。別に自転車競技に興味があるわけではなく、健康に配慮しているわけでもありません。


最大の理由は、最も勤務先の病院まで早く行けるからです。電車やバスを乗り継いでの通勤や自動車通勤よりも、自転車で行く方が早く病院にたどり着けるのです。


片道7kmぐらいですが、平坦なのでさほど苦ではありません。最近では自転車専用レーンが整備されてきたので、かなり自転車通勤のストレスが解消されてきました。


このように完全に実利ベースでの自転車通勤なのですが、今回の研究では、健康面でも自転車通勤に分がありそうです。自転車はランニングに比べて、関節の負担も少なそうです。


今回の研究では、徒歩通勤の検証もされていますが、こちらは全死亡およびがん発症・がん死との間に有意な関連は認められませんでした。


理由はよく分かりませんが、もしかしたら運動量や運動時間が自転車通勤ほど多くないからかもしれません。


いずれにせよ、自転車通勤は健康にも良さそうなので、雨と雪の日以外はこれからも続けていこうと思いました。





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駄ネタ: 壊れやすいキーボードは?

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先日、病棟の看護師さん用の電子カルテで入力することがありました。16時ごろに病棟に行くと、医師用の電子カルテ端末が満席になっていたためです。


この医療機関の院長は、経営者として優秀です。無駄なコストは徹底的に排除するため、昨今の医療機関には珍しく黒字経営が続いています。


スタッフの評判は芳しくないのですが、私はこのようなコストカット経営には好感を抱いています。どこまでコストカットできるのかを、傍目に観察するのは結構楽しかったりします。


このような伏線があるのですが、私が使用した看護師さん用の電子カルテの端末は、キーボードのキートップが3ヵ所外れて無くなっていました。


一応入力できるので、修理せずに使い続けているようです。ただ、キートップが無いと非常に入力しづらい・・・。 ここでクイズですが、どのキートップが無くなったのでしょう?





答えは、「K」「1」「スペースキー」の3つのキートップです。とくに、「K」と「スペースキー」が無いと、入力するのにとても不便であることが分かりました。


「スペースキー」を頻用するのは分かりますが、「K」は意外でした。「K」が頻用キートップだとは・・・。しかし、実際に「K」が無いと非常にタイピングがやりにくくなります。



普段は気にしてませんでしたが、「K」の重要性を改めて認識しました。しかし、キートップが壊れるほど入力するとは、看護師さんが仕事熱心なのか扱いが雑なのかは判然としません。。。








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日整会出席のため仙台入りしました!

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昨日から第90回日本整形外科学会学術集会出席のため仙台に来ています。今回の宿泊ホテルは、リーズナブルにAPAホテルです(笑)。


参 考


仙台は、東北大学に入学した友人宅に遊びに来て以来なので、ほとんど初めて訪れる街です。札幌とは少し違いますが、洗練された素晴らしい街並みだと思いました。


震災の痕跡を街中でみつけることは難しいですが、皆あの辛苦を乗り越えての今があるのでしょう。本当に頭の下がる思いです。


さて、学会が終わってからの飲み会も学会出張の楽しみのひとつですが、昨年に引き続き、ブロガー仲間との飲み会でした。具体的には下記の16名の方とご一緒しました。





昨年お会いした先生方が多く、1年ぶりの再会です。普段は日本全国に散らばっていますが、年に一度このような会を持つのは良いモノです。


皆さま非常に話がうまくて、話がとてもはずみました。臨床および研究をがんばっている一線級の先生が多く、私だけ少し毛色が違いました(笑)。


明日からは学会も後半戦ですが、もう少しがんばって参加したいと思います。それにしても、横浜・神戸以外の学会は、新鮮でいいモノですね!




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