整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

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院内のよくある風景:各科の確執

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院内のよくある風景に、診療科同士の確執があります。
例えば、整形外科医 vs 外科医や、整形外科医 vs 内科医といった感じです。


整形外科医の立場からは「俺たちはこんなに忙しく働いているんだから、ちょっとは協力してくれよ」というのが本音だと思います。


一方、他科医師からは、「ホネしか診れないくせに態度がデカい」という声が聞こえます。う~ん、この意見にも一理ありますね。


コミュニケーション能力に難のある人やプライドの高い人が多いので、各科間のいざこざは表面化しがちです。しかし、いざこざを起こしても、百害あって一利無しです。


自分で言うのも何ですが、私は他科医師とかなり上手くやっています。これには下記のようなポイントがあると思っています。

  1.  他科医師からの依頼にはできるだけ誠意をもって対応する
  2.  こちらからお願いするときには、必ず直接状況を説明して頭を下げてお願いする
  3.  廊下ですれ違えば、常に挨拶をする


客観的には当たり前のことばかりなのですが、他科医師といざこざを起こす医師を観察していると、上記の3つのポイントを実践できていないことが多い印象です。


①は、「与えよ、さらば与えられん」です。こちらがなおざりな対応しかしないのに、他科医師に助けを求めようということは虫が良すぎます。


②は、基本的には人間同士の付き合いのですから、システムに乗っかって機械的に診察依頼するよりも、心情に訴えかけて診察依頼する方がスムーズで効果的です。


もちろん、些細な診察依頼なら機械的にシステムに乗っかってでOKですが、重篤な症例では直接状況を説明して頭を下げてお願いするのがスムーズではないでしょうか。


③は、人間として基本中の基本です。ただし、本当は「笑顔で」という項目も付け加わるのですが、性格の問題から私自身ができていません(笑)。






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駄ネタ: 中国人の英語名

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今日は、医療とは全く関係の無い話題です。
国内の報道を見ていると、米国の迷走のため中国の存在感が高まっています。


2000年台前半から海外では、中国は常に話題の中心に居ました。新聞では「China」を見ない日は無く、残念ながら「Japan」はほとんどみかけることはありませんでした。


国内報道とのギャップに違和感を感じていましたが、どうやら正しかったのは海外報道だったようです。そのこともあり、私は中国関連の話題に注意を払っています。


そんな中で以前から疑問に思っていたことがあります。それは、中国人なのに英語名の方が多いことです。有名人のほとんどは、英語名であると言ってよいほどです。

  • アリババ・グループ: 馬雲(ジャック・マー)
  • テンセント: 馬 化騰(ポニー・マー)
  • DJI: 汪滔(フランク・ワン)
  • 鴻海グループ: 郭台銘(テリー・ゴー)



上記の巨大企業の創業者たちは、何故か英語名です。最近まで、私はこの英語名を本名だと思っていました。ところが、これらの名前はどうやら通称のようです。


中国人なのに、本名がジャックやポニーでは気持ち悪いですね(笑)。彼らが英語名を使うのは、中国の名前が外国人には発音しにくく、記憶されにくいからだそうです。


このように、実利を得るため公的な場を含めて英語名を押し通しています。う~ん、実利主義ですね。。。トヨタ自動車の社長が英語名を使っているとは聞いたことがありません。


日本人ではマネできないなぁと思っていたら、ふと自分自身が英語名(?)を使用していることに気付きました。FacebookやLINEの表記が英語名っぽいのです(笑)。


理由は外国人に自分の名前を説明するのが面倒なので、彼らにも分かりやすい英語名を使っているのです。中国人と同じ理由です・・・


昔、インドに行った際に、現地で知り合ったアイルランド人と一緒に旅をした経験がきっかけでした。今でもこのときから使っている英語名で、旅館業関係のビジネスをしています。


中国人のことは笑えない。。。
私もどうやら実利主義者のようです。





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医療ブログは備忘録に最適

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先日、久しぶりに膝蓋骨脱臼の新鮮症例を診察しました。単純X線像を確認すると、大腿骨膝蓋骨溝の低形成は認めませんが、膝蓋骨内側部に圧痛もあります。


身体所見から膝蓋骨脱臼と診断し、いざ外固定を施行しようとして止まってしまいました。膝蓋骨脱臼の場合、膝軽度屈曲位か伸展位のどちらにするべきかをド忘れしたのです。


こういう場合、考えても確証を得られませんので、調べるに限ります。私の場合、調べる対象は当ブログです(笑)。何といっても「日々の診療の備忘録」としてスタートしたのですから。



ネットで「膝蓋骨脱臼」「固定」検索すると、膝蓋骨脱臼についての一般人向けHPやブログが大半です。全て一般人向けなので、固定肢位の記載は皆無です。


そこで、「膝蓋骨脱臼」「固定」に「整形外科医のブログ」を追加すると、下記のエントリーがヒットしました。泡沫ブログなので、キーワードを羅列しないとヒットしないのです。






自分で書いたブログですが、すっかり忘れていました(笑)。これを読むと、膝関節伸展位で2~3週間固定することが多いと書かれています。


膝関節を伸展位で固定する理由は、Q angle(通常20度未満で平均14度ぐらい)の影響で、膝関節を屈曲するにつれて膝関節外方への合力がかかるからです。


膝関節の屈曲角度が大きくなるほど、膝蓋骨が脱臼する方向(膝関節の外側)への力が加わります。 このため、膝関節の固定角度は伸展位が推奨されます。


また、膝蓋骨脱臼のために損傷した内側関節包や内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)の修復を促す意味でも、膝関節外側への力があまりかからない膝関節伸展位での初期固定が有効なのです。


なるほど、そういうことですか。。。すっかり忘れていました。しかし、(未来の)自分向けに書かれているので、我ながら非常に分かりやすいです(笑)


このように、備忘録としてもブログは非常に有用だと思います。言わば、世間に公開されている自分だけの備忘録なのです。


クラウドで自分の診療の備忘録を持ちたい方は、ブログを立ち上げることを強くお勧めします。そして、立ち上げた際には、このブログへのリンクを張ってくださいね(笑)。








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豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能です










AIと医師の良好なコラボ例?!

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先日、興味深いニュースがありました。AI活用した内視鏡検査で大腸ポリープ発見 - 国がんとNECが支援システム開発 です。




国立がん研究センター(国がん、中釜斉理事長)と日本電気(NEC)は、大腸がんや前がん病変(大腸腫瘍性ポリープ)を内視鏡検査時にリアルタイムに発見する、人工知能(AI)を用いた内視鏡診断サポートシステムの開発に成功した。今後、肉眼での認識が困難な症例をAIに学習させてシステムの精度を向上させ、日本だけでなく、世界市場での実用化を目指す。


大腸腫瘍性ポリープは、大腸がんの前がん病変であるため、内視鏡検査時に見つけ出し、摘除することにより大腸がんへの進行を抑制する。しかし、ポリープは内視鏡医が肉眼で見つけるため、サイズが小さかったりして形状が認識しにくい場合などは、見逃されることがある。


このシステムは、大腸の内視鏡検査時に撮影される画像で、大腸がんや前がん病変をリアルタイムで自動検知し、内視鏡医の病変発見をサポートする。国がん中央病院内視鏡科による所見が付けられた約5000例の内視鏡画像をNECのAI技術に学習させ、新たな内視鏡画像を解析したところ、がん発見率は98%だった。


今後の目標としては、国がん中央病院内視鏡科に蓄積されている1600例以上の肉眼では認識が困難な平坦・陥凹性病変をAIに学習させ、システムの精度を上げる。また、画像強調内視鏡などの新しい内視鏡を利用することにより、大腸ポリープの表面の微細構造や模様をAIに学習させ、大腸ポリープの質的診断や大腸がんのリンパ節転移の予測への対応を目指す。





過去に、さんざんAIの脅威を煽っていた私ですが(笑)、今回のニュースは純粋に心に響きました。病理や画像診断とは違い、医師のサポートでAIの威力を発揮しているからです。


しかも、日本だけでなく世界市場での実用化を目指すというくだりがシビレますね!本来、私たちが夢見る未来のAI像は、今回のようなモノであると思います。


人間医師に取って代わる存在ではなく、人間医師をバックアップして、その能力を向上させる存在。。。 このようなAIであれば、私たちとしてもウェルカムではないでしょうか?







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健康のありがたみを痛感

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先日、牡蠣にあたってしまいました。。。土曜日の夜に美味しそうな大粒の牡蠣をたくさん食べたのですが、月曜日の午後の手術中から気分が悪くなりました。


手術そのものは快調に進んでいたのですが、閉創の段階になって何故かムカムカしてきました。んん、何かおかしい?


その日は夜診があったのですが、患者さんの顔を見るだけで嘔気がします。これはマズイな・・・。熱発もしてきたので、本格的に食中毒の症状だと気付きました。


やむを得ず新患は止めてもらい、ほうほうのていで帰宅しました。いつも自転車通勤しているのですが、とても自転車では帰れそうにありません。


タクシーを呼びましたが、自転車は載せれませんとのこと。そうなんだ・・・。帰宅してから本格的に熱発してきました。こりゃ、辛いです。


次の日の外来は当然できないだろうなと思いながらも、ふと医師も体が資本であることを再認識しました。動けなくなったら医師としての価値が無いな・・・


普段は、自分が働けなくなることなど考えたことがありません。しかし、食中毒とは言え動けなくなると、健康のありがたみと、職業人の価値は健康に依存すること気付きました。


幸い、食中毒は24時間程度で動けるほどには軽快しました。お腹の調子は悪いままですが・・・。床に臥せていた1日は、注力しているスタートアップも放置していました。


そして今回の経験から、自分が居なくても回るシステムを構築する必要性を痛感しました。ただ、医師としてこの状態を構築することは、勤務医・開業医に関わらず難しいと思います。


やはり、健康が最大の財産ですね。





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