整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

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野菜ではなくプロテインファースト!

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週刊ダイヤモンドの2021/2/27号に興味深い記事がありました。食べる順番でリスク削減 プロテインファースト です。







食事の際には、食べる順番で吸収度に差があり、その結果として食後の高血糖を抑える効果が期待できるということが今回の研究の趣旨です。


私は、野菜ファーストだと思っていたのですが、関西電力医学研究所のグループの研究では、①肉や魚 ②野菜 の順に食べると、食後の血糖上昇が緩やかになるそうです。


このことから、著者は下記の順番に食べることを推奨しています。

  1.  肉や魚などのたんぱく質
  2.  野菜 → いくら食べても問題なし
  3.  いも類、ニンジンなどの根菜類 → 糖質量が多いので摂取量はほどほどに
  4.  主食(米、パン) → 小さいおにぎり1個分
  5.  汁物 → 食事の満足感を補強


すべては食後の高血糖を制御することが目的です。食後高血糖を放置すると、血管内皮が傷つき血管の炎症と血栓症リスクが助長されます。食べる順番が大事とは初めて知りました。






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整形外科領域の AI応用の現状

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日整会誌95:2021に興味深い特集がありました。「整形外科学におけるAIの応用」です。AIがいよいよ整形外科の領域にまで応用されるようになったのか!


タイトルに惹かれて速攻で拝読しましたが、残念ながらがっかりな内容でした...。名古屋大学からの報告は、整形外科ではなく主に消化器外科における AIの応用でした。


診断支援では脊椎での紹介もされていますが、AIというよりも単なる画像処理の枠を超えない印象です。どちらかと言えば、ロボット支援技術の範疇に入ると思います。


一方、外科的治療支援では腫瘍が対象になっているため、必然的に消化器外科が対象となります。抽象的な説明に始終されており、ロボット支援手術との違いが分かりませんでした。


唯一参考になったのは、情報横断型AIの展望についてです。情報横断型とは、画像情報だけではなく、診療録・症例報告・論文・ゲノム情報などを対象としてAI解析するものです。


具体例は挙げられていませんでしたが、今後はこの方向で AIの臨床応用が進んでいくものと思われます。


今回拝読した印象としては、AIの整形外科領域への臨床応用はまだ始まっておらず、導入に向けて試行錯誤している状態だと思います。


おそらく画像診断や感冒などのコモンディジーズ領域が先陣を切るのでしょうが、整形外科では誰が先頭か分からない状況です。若手医師の活躍の場かもしれませんね!






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大学スタッフの再就職先

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平成16年に臨床研修制度がスタートした後も、大学が医学の中心であることは論を俟ちません。大学の看板を背負って研究や臨床に取り組むことは本当にすごいことです。


しかし周知のように、大学に在籍している時期は決して恵まれた環境とは言い難いです。研究では成果を出すことを強制され、臨床では薄給にもかかわらず責任は巨大です。


そんなある意味不遇(?)な大学スタッフ時代を過ごした後に、教授として大学に残る人以外は、ほぼ例外なく大学から出ることになります。


そして、大学から出た最初の病院が最終就職先となることが多いです。それでは、大学で苦労したスタッフはどのような病院に異動するのでしょうか?


大学によって異なると思いますが、一般的には准教授・講師などの上級職になるほど公的基幹病院の部長や医長におさまることが多い傾向にあります。


しかし、ここでひとつの疑問がでてきます。本当に公的基幹病院の部長職が幸せなのでしょうか?私は日赤、医療センター、済生会の勤務歴があり、部長や医長の姿をみてきました。


これらの先輩医師の姿をみていると、永久就職したいかと言われると正直言ってかなり微妙な感じです。一番の問題点は、責任や労働量と給与のバランスが非常に悪いことです。


勤務医として医師人生を終えるのであれば、大学から出た医療機関が医師人生の収穫の場となります。公的基幹病院の部長・医長職は収穫の場とは言い難い状況に思えます。


実家が太ければ問題ないのでしょうが、そうでない医師の場合には、もう少し身の振り方を考えた方がよかったのかもしれないと思う医師が多い印象を受けます。


私が見てきた中でハッピーな医師は、ある程度自分で能動的に動いて大学から異動していった方が多い気がします。大学在籍中から環境を整備し、良いタイミングで異動するのです。


准教授や講師クラスになると、医局人事に対してある程度能動的に対応することができるはずです。大学からの異動のタイミングは医師人生の集大成となる可能性が高いです。


この点をしっかり認識して十分な対策を練り、今までの大学生活の苦労に報いる環境を手に入れてほしいと思います。医局人事に身を任せるだけでは半丁博打ですから...。






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FreeStyleリブレは糖尿病患者に朗報!

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Medical Tribuneに興味深い記事がありました。
Flash Glucose Monitoringで血糖が安定改善 です。


私は糖尿病ではないのですが、大学同期の開業医が Flash Glucose Monitoring(FGM)機器の FreeStyleリブレを使用しているのを聞いていたので興味を抱きました。


この機器のセンサーには先端に小さな針がついており、センサーを皮膚に貼付する際に、この小さな針が皮下に刺入されます。


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貼付時に少し痛みがあるようですが、気になるほどではないようです。貼付部位が上腕伸側であることも理由なのでしょう。


そして、FreeStyleリブレの最大のメリットは、持続的に血糖値を測定できるので「血糖の見える化」によって患者さんの行動変容の大きなモチベーションになることのようです。


どのような食事をすれば血糖値がどうなるかが一目瞭然なので、自分の血糖値に対して注意を払うようになるのでしょう。


FreeStyleリブレはさほど高価な機器ではないようなので、糖尿病のコントロールに悩んでいる人には朗報だと思いました。





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看護師さんの言うことは聞いておけ!

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先日、私の受け持ち患者さんが嘔吐したとのことで、病棟のベテラン美人看護師さんから連絡がありました。


入院患者さんの嘔吐は珍しくありません。それなのに何故わざわざ直電してくるのでしょうか??? 理由を訊くと何となく普段と違う気がするとのことです。


実際に患者さんを診に行きましたが、ちょっと黄色いかな?と思う以外は、それほど重篤感はありません。まぁ、とりあえず採血してみようと気軽にオーダーしました。


ところが、血液生化学検査結果を見て目を見張りました。WBCが4万近くあるではないですが! T-Bilも4mg/dLを超えています...。


急いで腹部CTを撮像したところ、総胆管結石のようで胆のうがパンパンに腫れています。CRPもヤバイことになっていたので、すぐにドレナージの必要がありそうです。


私なら、ご本人の様子を一瞥しただけではスルーしてしまいそうです(苦笑)。ベテラン看護師さん恐るべしです。


やはり、看護師さん(特にベテラン)の言うことは素直に聞いておこう...。





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