整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

その他

透析医療削減への第一歩?

このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、透析関連で興味深いニュースがありました。
人工透析、診療報酬を引き下げ…厚労省が改定方針 です。




厚生労働省は2018年度の診療報酬改定で、人工透析で医療機関が得る報酬を削減する方針を決めた。  


多くの患者を治療する大規模施設の報酬を重点的に引き下げる。透析を受ける患者は約33万人(16年)に増えており、約1・6兆円に上る医療費の抑制を図る。  


人工透析は機能が落ちた腎臓の代わりに機器を使って、血液中の老廃物や余分な水分を取り除く治療法。一般的に1回で4時間受ける。現行では1人に年約500万円の医療費がかかる。  


今回の報酬改定では、多くの透析用の機器を持ち、多数の患者を治療する医療機関の報酬を主に下げる。厚労省によると、20~60台の透析用の機器を持つ施設が大勢を占める中で、120台以上の機器を保有し、1日当たりの患者数が非常に多い医療機関もある。  


一方、透析に至らないように患者に働きかける重症化予防に力を入れる。糖尿病が原因で腎機能が低下した患者に対する医師の運動指導の対象を、透析を受ける直前の重症患者から、中等度の患者に広げる。  


患者団体の全国腎臓病協議会は「報酬引き下げが、医療機関の経費削減などによる透析医療の質の低下を招かないようにしてほしい」としている。





一国民としては、喜ばしいニュースだと思いました。もちろん医療人としては、由々しき事態ですが、国民皆保険制度を維持するためには仕方無いことでしょう。


厚生労働省の意図は医療費削減であり、その一環としての透析医療費削減です。ただ、今回の方針は「弱きを挫く」が露骨なので感心しません。


120台以上の大規模施設は営利的な施設が多いため「弱者」とは言い難いですが、やはり透析医療費削減の本丸は患者負担増額だと思います。


こちらでも紹介したように、透析医療は生活保護の医療扶助と並んで制度的欠陥が著しいです。放置すると、国民皆保険制度がそのものが崩壊する危険性があります。


医療費から給料をいただいている立場としては、じゃぶじゃぶ医療業界にお金が流れ込む現状維持が望ましいです。しかし悪平等を放置すると結局は共倒れになってしまいます。


生活保護の医療扶助と透析医療では実質的な自己負担が無いため、際限無く医療費が増加する方向にベクトルが傾きます。


せめて透析費と一般の医療費を切り離して、ある程度の歯止めをかけるべきではないでしょうか。透析導入=実質的に医療費タダ はいかがなものかと思います。。。






★★  医師のキャリア革命(オンラインサロン)  ★★


「経済的自由」を手に入れるために Facebookを利用した非公開のオンラインサロンに参加してみませんか?



gg - コピー




本サロンの目標は、参加者全員に生涯途絶えることのない "複数の収入の流れ"  を得るための " 学びの場 "  を提供することです。


資産形成マニュアルで、医師が効率よく資産形成を実践するノウハウを公開しましたが、本サロンはそのフォローアップの場と位置付けています。


それぞれの参加者たちが得た知識や体験を共有し、集合知を形成する。集合知は、サロンのメンバーが未知の航海に旅立つ際の羅針盤となる


そのような " 学びの場 "  を

  •  整形外科医のための英語ペラペラ道場
  •  整形外科医のブログ 

​ ​
がタッグを組んで運営します!!
参加希望の先生方は、こちらからお願いします




オバアのジジ化

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、外来をしているとおもしろい会話を耳にしました。
看護師さんが御高齢夫婦の風貌について話をしていました。


曰く、長年連れ添っている夫婦は顔を含めた風貌が似てくるとのことです。どちらかというと、おばあさんがおじいさんに似てくるらしいです。


私は、加齢によって女性が中性化する傾向にあると思っていましたが、看護師さんたちの主張は少し異なるようです。


彼ら曰く、「おばあさんがおじいさん化」するのであって、おじいさんがおばあさん化することはないとのことでした。つまり、オバアのジジ化だそうです。


う~ん、なかなか興味深い視点ですね。確かに、何人かの老夫婦を観察していると、おばあさんが中性化しているような気がしてきました。


ネットで調べると、老夫婦が似てくるのは下記の理由だそうです。

  1. 食生活の影響
  2. 表情や表現が似てくる
  3. 性格や価値観が似てくる


なるほど、分かるような分からないようなと言った印象です。理系のわたし的には、①の影響が大きい気がするのですが、実際はどうなんでしょうか?






★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



うらやましい! 世界一周新婚旅行

このエントリーをはてなブックマークに追加


今日は医療と関係無い話です。今年になって、楽しみにしているブログがひとつ増えました。オンラインサロンのメンバーである、いちろー先生の世界一周旅行ブログです






いちろー先生は、半年かけて世界一周の新婚旅行に旅立った現役医師です。しかも、ビジネスクラスで豪華に旅行するとのことで、超うらやましいです。


「新婚旅行」「ビジネスクラス」「世界一周」「半年」。。。ちょっと違う世界の人ではないのか? と感じる方が多いと思いますが、実はそうではありません。


ワンワールドやスターアライアンスが発売している世界一周航空券は、ビジネスクラスにも関わらず80万円ほどで購入できるそうです。


そうは言っても、普通の人にはなかなか半年も旅に出ることはできません。ブログ主のいちろー先生の「思いっきり」には心から敬意を表します。



最近になってようやく分かったことのひとつに時間の大切さがあります。お金がいくらあっても人生のうちで半年も旅に出ることができる機会はそうそうありません。


子供ができると大学生になるまで縛られるので、解放されるのは60歳近くになるケースが多いと思います。60歳よりも30歳台で世界一周する方が10倍ぐらい価値があります。


いちろー先生は、本当に良い選択をされたと思います。ちなみに、いちろー先生とは、マシュマロ・チャレンジで共に戦って優勝しました。あっ、関係無い話題ですね(笑)。







★★  医師のキャリア革命(オンラインサロン)  ★★


「経済的自由」を手に入れるために Facebookを利用した非公開のオンラインサロンに参加してみませんか?



gg - コピー




本サロンの目標は、参加者全員に生涯途絶えることのない "複数の収入の流れ"  を得るための " 学びの場 "  を提供することです。


資産形成マニュアルで、医師が効率よく資産形成を実践するノウハウを公開しましたが、本サロンはそのフォローアップの場と位置付けています。


それぞれの参加者たちが得た知識や体験を共有し、集合知を形成する。集合知は、サロンのメンバーが未知の航海に旅立つ際の羅針盤となる


そのような " 学びの場 "  を

  •  整形外科医のための英語ペラペラ道場
  •  整形外科医のブログ 

​ ​
がタッグを組んで運営します!!
参加希望の先生方は、こちらからお願いします




タトゥーがあると生命保険に入れない?

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、興味深いブログ記事を見かけました。
温泉にも生命保険にも入れない「タトゥー」の現実 です。


タトゥーで温泉や銭湯に行けないのは分かりますが、生命保険にも入れないの? というのが新鮮な驚きでした。読み進めると、タトゥーの問題点は下記の2つに集約されるようです。


  1.  反社会勢力との関わりのある可能性
  2.  肝炎等の感染症に罹患している可能性


①に関しては、生命保険会社がナーバスになることは理解できます。もし被保険者が反社会勢力の構成員だった場合、ごねて詐取される危険性が高まるからです。


これに関連して、和柄や国内で墨を入れると生命保険に加入できない可能性が高いそうです。掌サイズの洋柄はまだマシという判断基準が興味深いですね。



②に関しても、言われてみれば納得です。どこで墨を入れたか分からないので、感染症に罹患している可能性は、一般人よりも数段高いことは自明の理でしょう。


既に分かっているB型肝炎等の感染症以外にも、未知の感染症に罹患している可能性は永久に排除できません。生命保険会社にとって、これは非常にリスキーなことですね。


生命保険会社の立場では上記の通りですが、問題はタトゥーを入れた人です。若気の至りで墨を入れたものの、その行為が歳を重ねるごとにボディーブローのように効いてくる。。。


一度の失敗を許さない風潮というよりも、生命保険会社にとっての実際の危険性が高いことが問題の解決を難しくしています。


若気の至りといっても取り返しのつかない行為があるようなので、ハメを外し過ぎないようにすることが肝要なのかもしれませんね。





★★ 『 整形外科の歩き方 』でお宝アルバイト獲得のための基本講座を公開中です! ★★






循環器内科医師ってすごいな!

このエントリーをはてなブックマークに追加

Medical Tribuneで興味深い記事がありました。横浜市立大学市民総合医療センター 心臓血管センター部長の木村一雄先生による 生と死の狭間で循環救急医療を考える です。


 

 終末期医療の重要性が認識されて久しい。全ての疾患がこの対象となり、病状の進行速度により急性型(救急医療など)、亜急性型(がんなど)、慢性型(高齢者、認知症など)に分類される。この中で主に筆者が専門とする循環器疾患、特に循環器救急疾患では集中治療の成否により結果として危機的状況から生還できることや、一方では治療にも反応せず終末期医療を行わざるをえないこともある。このように最近まで元気であった患者がまさに生死を分ける状況に陥ることを少なからず経験する。そのため、高度医療を行う際には、短期的な延命を求めるが故の弊害についても考慮し、マニュアル通り画一的なものでなく個々の患者ごとに対応していかなければならない。また、不幸な転機をたどる可能性が高くなった折に、この事実を説明した際の家族の動揺についても適切に対応していかなければならない。しかし高度救命医療という名の下では、特に若手医師においてこのような点に関する教育が十分になされていないのではないかと危惧する。


 20代の女性で結婚して1カ月、感冒に罹患した数日後に心不全を発症し当院へ救急受診し入院となった。血圧64/45mmHg、脈拍76/分、 ショック状態を呈していたが意識は清明であった。心電図では心室調律、QRSは0.14秒と延長し、心エコー図では左室は全周性に浮腫状で壁運動は高度に低下していた。救急外来での検査、一般的処置中にも徐々に血行動態は不安定となり経過から劇症型心筋炎の診断および生命維持のためにPCPS(経皮的心肺サポート)の挿入が必要であるという判断は容易であった。


 しかし、PCPSの挿入を継続するには安静を保つ必要があり、患者に多大な苦痛を与えることになるため鎮静下に人工呼吸管理を行うことが一般的である。このため、通常であれば鎮静下で直ちに気管内挿管を行うが、この時点で家族はそろっていなかった。また、私を含め4名の医師は患者の病状を考えると救命できない可能性が高いと判断した。このため、苦痛を軽減するなかで最後の会話の時間をいかに長くつくるかということを目的とした医療行為を主眼に置いた。もちろん、救命をあきらめたわけではない。気管内挿管の準備を進め、医師を待機させた状況で家族に現状を話した後に面会を終え、2時間後に人工呼吸管理下に置いた。これが実質最後の会話となり、その後、心電図波形、バイタルサインは回復することなく心電図上QRS波形も認められなくなった。


 また、バイタルサインを維持するために大量の補液を行いさらに血管内から体液の透過性亢進によるむくみが高度となり特に顔面で顕著になった。劇症型心筋炎では急性期を乗り切ることで病前と同じ程度まで回復する症例を少なからず経験しており、この時点のカンファランスで「このまま積極的治療を継続する」「中止する」の相対する意見に分かれた。最終的には病状の進行の速さ、血液生化学データの高度異常などから生命維持を目的とした治療から強力な利尿を行い、病前の姿に近づくことを目的とした治療方針の変更を多職種で決定した。結果として集中治療を行ったにもかかわらず数日後に亡くなられたが、少なくとも病気と壮絶に闘ったという姿を外見上はほぼ見られない状態で家族に面会していただくことができた。


 循環器救急疾患は突然発症することが多く、また、循環呼吸状態が悪い患者では人工呼吸管理を行うことも多いが、鎮静が必要で、家族との会話をはじめ意思の疎通ができなくなることもある。一方、人工呼吸管理が遅れて状態が悪化し、これが一因となり救命できなくなることもある。また、この病態では高サイトカイン血症などにより血管透過性が亢進し、高度な浮腫を生じた状態で亡くなられることもある。  循環器疾患では迅速な高度集中医療により劇的に病状が改善することも多く、我々のチームでは"never give up"を治療理念としている。しかし、ただ短期間の延命を求めるために結果として外見が大きく変貌するようなことを行う医療は正しいのだろうか。一方、このような時期を乗り越え救命できる患者が存在するのも事実である。安易なあきらめは許されない。


 高度な医療機器や薬剤が使用される現在の循環器救急医療では患者の尊厳を維持し、家族らの気持ちに配慮しつつ"never give up"の理念の下で診療することが重要であると考える。





ここまで考えて治療に対応できることは、本当に凄いことだと思います。生命に関わることが少ない整形外科ではちょっと考えにくい状況です。


このような状況では、何が正解か分かりません。確かに高度医療に関わる医師が、短期的な延命を求めるが故の弊害についても考慮して対応できれば素晴らしいことだと思います。


しかし、このような名人芸は、やはり相当の臨床経験を積んだベテラン医師でしか難しいのではないかと感じました。若手医師では消化不良をおこしそうな気がします。


そんなことを思いながら読み進めると、最後に「患者の尊厳を維持し、家族らの気持ちに配慮しつつ"never give up"の理念の下で診療することが重要である」と締めくくられました。


う~ん、これはすごい・・・。シビレました。久しぶりに感動したのと同時に、自分も襟を正して頑張らねばいけないなと感じました。





★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

管理人の著書

161228 【書影】医師の経済的自由
管理人によるケアネット連載コラム
log_carenet

医師のためのお金の話

管理人による m3.com 連載コラム
管理人も参加しているオンラインサロン
勤務医のための資産形成マニュアル
築古木造戸建投資マニュアル

医師のための築古木造戸建投資マニュアル 1
医師のための 金融資産形成術
医師のための金融資産形成術

タダで自宅を手に入よう!

医師のための収益マイホーム購入マニュアル


配送無料! 医学書 購入サイト
プロフィール

自由気ままな整形外科医


・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

QRコード
QRコード
記事検索
メッセージ
免責事項
免責事項に関して明示することで、当ブログの利用者は以下の事項に同意した上で利用しているものと考えます。 ここに書かれる意見には管理者のバイアスがかかっています。 利用者が当ブログに掲載されている情報を利用した際に生じた損害等について、当ブログの管理者は一切の責任を負いません。 また、当ブログの情報は、あくまでも目安としてご利用いただくものであり、医療行為は自己責任で行ってください。 また、当ブログは医療関係者を対象にしています。それ以外の方が、当ブログの情報から自己判断することは極めて危険な行為です。 必ず医療機関を受診して専門医の診察を受けてください。 当ブログの内容は、予告なしに内容を変更する場合があります。