整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

学術

日整会オンライン学術総会に参加!

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いよいよ、第93回日本整形外科学会学術総会 オンライン学術総会が開催されました。私は 6月11日に
張り切って申し込みました。


当初はトラブル続きで安定しませんでしたが、コロナ禍のために十分な準備もできずに漕ぎつけたオンライン学術総会なので、運営されている東京慈恵会医科大学に敬意を表します。


さてさて、初めてのオンライン学術総会参加なので多少戸惑いましたが、慣れてくるとこれほど便利なものはありません。何といっても移動の手間がかからないのは嬉しいです。


さらに、空き時間に視聴できるのも嬉しいかぎりです。しかも、2回目以降は好きな部分を視聴できます。


私はセミナー動画視聴の際には、時間節約のために 1.5倍速モードで視聴します。残念ながらオンライン学術総会は倍速視聴不可ですが、任意部分を視聴できるのは助かります。



今回の日整会の教育研修講演でも初回の視聴はスキップして、2回目にスライドをみながら興味のある部分を視聴しています。


もちろん、学会運営者からは眉をひそめられそうですが、欲しいのは情報です。効率よく勉強することが最大の目的なので形式にはこだわりません。


あと、教育研修講演では最後に設問がありますが、(おそらく)何度間違えても戻って回答できるので、あっという間に合格できます。ちなみに私の最悪記録は 3回でした(笑)。


良いことづくめだと思うのは私だけでしょうか? もちろん、出張の楽しみや全国から集まる先生方との交流が無いのは寂しいですが、オンライン学会も悪くないと感じました。






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初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



凍結肩の MRI所見

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日整会誌. 94: 413-418 2020 に興味深い教育研修講演が掲載されていました。肩関節変性疾患の診断と治療 です。


この中で、いわゆる凍結肩についての記載がありました。凍結肩とは、他動的にも屈曲 100度未満、外旋 10度未満、内旋 L5未満の症例を言います。


いわゆる関節拘縮の状態ですが、私は関節拘縮には有意な画像所見は存在しないと考えていました。ところが、凍結肩においては MRIで下記のような所見が散見されるようです。


  • 関節口腔内や肩峰下滑液包内に水腫を認める
  • 下方関節包(腋窩嚢)のたるみが消失、直線的な肥厚


患側のみの読影は難しいかもしれませんが、健側と比較すれば多少分かりやすいかもしれません。CLINICAL REHABILITATION Vol.26 No.9では、下記のような画像がありました。


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なるほど、関節拘縮であっても MRIで客観的な所見を得ることができるようです。肩関節のMRIでは、上記以外にもいくつかの所見が提示されていました。勉強になります...。






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インフルに罹患しやすいとガンの可能性あり?!

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Medical Tribuneで興味深い記事がありました。
がん診断の1年前に感染症リスク最大に です。



国内の7年間のレセプトデータベースを使用した症例対照研究で、がんと診断される数年前から感染症リスクが高くなる可能性が示された。京都大学の井内田科子氏らがCancer Immunol Res(2020年4月17日オンライン版)で発表した。

新規にがんと診断された30歳以上の患者では、対照群に比べてがん診断の1年前にインフルエンザ、胃腸炎、肝炎または肺炎の罹患率が最も高くなったという。

この知見はがんの早期発見・予防に役立つ可能性があるとして、前がん状態での臨床的炎症、感染および免疫の関係を研究する必要性を指摘している。



当り前過ぎてスルーされているのでしょうが、がん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃するナチュラルキラー細胞の機能低下が原因なのかもしれないと思いました。


実臨床というよりも個人的に、インフルエンザに罹患しやすくなったらナチュラルキラー細胞の機能低下が低下している可能性を念頭にして人間ドックを考えようと思います。


今回の COVID-19のサイトカインストームもそうですが、免疫系はまだまだ分からないことが多いものの、生命予後に重要な役割を担っていることを感じます。





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Quotomyの論文登録キャンペーン始まる!

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懇意にさせていただいている東大・整形外科の大谷先生が運営している Quotomyが、論文紹介のキャンペーンを開始しました。



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新型コロナウイルス感染症の影響で、春の学会シーズンは日整会を含めて、ほぼ全ての学会が中止になってしまいました。


開催時期を順延したりオンライン開催する学会が多いですが、例年のように一堂に会して学術関係の話で盛り上がれないのは寂しいかぎりです...。


学会後に皆で集まって飲みに行くことほど楽しいことはありません。また、その場での耳学問がその後の臨床の場で役立つことも多いです。


大谷先生もそんな思いを抱いており、オフラインで出会えない分をオンラインで繋がろうという思いでキャンペーンを思いついたそうです。


せっかく論文を書いたのに発表の場が無くなった先生は、ぜひ Quotomyで自分の論文を投稿してみましょう!




マスクバブル崩壊にみる COVID-19関連研究

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マスクバブルが崩壊したようです。
在庫速報.comでは、4月中旬以降にマスク価格が急激に下落していることが分かります。



200605



5月に入ってからは、街中でマスクが売られるようになりました。私が通勤途中に通る服屋さんでも、なぜか看板商品がマスクです(苦笑)。


しかも日に日にマスクの販売価格が下落しており、投げ売り状態のようです。熱いジャンルには皆が殺到するので、このような経過をたどることは投資家目線では当然の帰結です。


ここまでは他人事なので問題ないですが、医療分野では COVID-19関連の研究ばかりがクローズアップされています。最近では COVID-19ばかりなので少し食傷気味です。


研究課題は、ある程度注目されているものが望ましいです。しかし、あまりに熱いトピックスだと、競争が激しくなり過ぎるので、今回のマスクバブルのようなことが発生します。


今は猫も杓子も COVID-19関連ですが、あと半年もすれば飽和状態になり誰からも注目されない可能性が高いと考えています。


例えば、整形外科医であれば「脊椎手術とCOVID-19」や「人工関節手術とCOVID-19」といった研究を今から始めるのは時すでに遅しではないでしょうか。


熱いジャンルはバブルが崩壊する可能性が高いので、私は基本的に参戦しないことを鉄則としています。それが研究であっても、ビジネスや投資であってもです。


そう言いつつインバウドでは相当儲けましたが、ブームの手前で参入したので先行者利益を得たことが大きいです。やはり、COVID-19のような熱い分野は避けるべきでしょう。







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