整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

学術

JOA2019:第1回目の公開ラジオ収録

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昨日、Quotomy(クオトミー)の出典ブースで第1回目の公開ラジオの収録があり、いまだ金時 ブログ主との対談にゲストとして参加してきました!


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お題は、キャリアアップと資産形成は両立できるか? です。音声対談はいまだ金時 にてアップされる予定です。下記に書き起こしを記載します。



テーマ1 臨床医、アカデミアの医師に向けて、限られた時間を有効活用するためのコツ


私が急性期病院に勤務していた頃にしていた工夫
  • 卒後12年目ぐらいまで急性期病院で働いていたが、特に工夫はしていません。とにかく、20時までに業務をすべて終わらせることを目標にしていました。

自分しかできないことに特化する

  • 立場が下のときには難しいが、ある程度年齢や地位が上がると融通が利くようになる。職種的にも起点となりうるのが医師の利点
  • 医師のような職人気質の人や自分の力で生きている自営業者などは自分の能力が高いのですべて自分で業務をやりきってしまいがち。
  • すべて自分でやってしまうのは悪であると自分に言い聞かせている
  • チームをつくるのは人生を成功に導く技術だと考えている

情報源は?
  • テキストベースの情報がメインです。日経やbloomberg、WSJのヘッドラインを流し読みする程度です。

遠ざけるべき習慣
  • テレビや動画は単位時間あたりの情報密度が低いので近づかない
  • お酒は大好きだが飲み過ぎると体調を崩すので、目下減酒を心掛けている(未達)

望ましい習慣
  • 判断や考察が必要なことは可能な限り午前中(早朝)に行う
  • 帰宅後は疲れているので、高度な判断や考察が不要な業務を行う
  • 早寝早起
  • 睡眠時間は十分にとり、絶好調の体調を維持する(7-8時間前後)
  • 体調がよいと何をしてもうまくいく

日常業務のオートパイロット化のコツ
  • ビジネス関係は、スモールビジネスに関しては自動化を目指す。
  • 自動化は下請けに一括丸投げとは違う。フレームワークは自分でつくり、そこで働く人に権限を委譲することがポイント
  • 権限移譲には勇気が要るが、失敗をある程度許容して移譲するのがポイント
  • 移譲したことによる結果に対しておおらかになること

スマホ利用について
  • インプットはスキマ時間にできるので積極的に活用している
  • アウトプットは作業スペースが狭く効率が悪いので極力PCができる環境でしか行わない
  • スマホでインプットできない時間にはブレインストーミングすることが多い



テーマ2 キャリアアップと資産形成の両立

キャリアアップと資産形成の両立は難しいのか?
  • 結論として両立は難しくない
  • 資産形成にはタネ銭が必要であるが、これには給与の貯蓄が手っ取り早い

若手医師はハードワークすべきでしょうか?
  • 若いうちのハードワークが給与貯蓄の原資となる
  • 卒後10年ほどは脇目を振らずに医師としての研鑽に励むべき

若手医師のうちに身につけておくと良い習慣
  • 他職種と仲良くなる技術を身に着ける。医師社会にどっぷり浸かっていると、知らないうちに一般の人とまともに付き合えなくなる可能性がある
  • ピットフォールはストレス解消の浪費。給与天引きが望ましい

若手医師が最初にとりかかれる資産形成は何か?
  • 少額でよいので株式投資を行ってみる。VTなどのインデックス系ETFよりも個別株を試してみて、上げ下げの理由を考察したり値動きによる自分の感情を確かめることを勧める
  • 不動産であれば総額500万円未満で築古木造戸建投資をやってみることを勧める。できるだけ自分がオペレーションしてみる


テーマ3 成功をつかみ、キャリアアップをはかるために大切にしている習慣

クリックモーメント
  • クリックモーメントをつかむため、できるだけ多種多様な人と会うことにしている。他の領域の人との出会いは本当に貴重で勉強になる。
  • どの程度の化学反応を期待するかで、会う人や新しい経験に飛び込む度合は異なる(例えば、不動産投資の化学反応を期待するのであればさまざななエリア・投手手法の人と会うのがよいが、それよりも広範な化学反応を期待するのであれば、不動産投資家のみに拘泥するのはよくない)

大量行動
  • クリックモーメントを掴む手段のひとつ
  • ひとつのことに集中するというよりも、マルチタスクも厭わず同時並行的にオペレーションする
  • これはモニターを2つ並べてオペレーションする等の、本当の意味で同時進行しているわけではない。具体的には30分ほどひとつのことに集中して取り組み、ある程度ひと段落すると別の事案に移動するような感じ
  • 新しい分野に飛び込むときには手あたり次第大量の情報を仕込む
  • 取り組むべきものは、自分が今まで経験したことのないことが中心になる
  • 大量行動してもすぐに実を結ぶのはごく稀にしかない
  • しかし、自分の知らない世界に挑戦したことは何等かの糧となっており、人生の意外な場面で役立つことが多い。
  • 人生の「博学」と言える存在になることが目標

超クイックレスポンス
  • 大量行動を実践する手段のひとつ
  • 戦術的なものに関しては、判断を要するものでも可能な限り即断する。判断を翌日に持ち越さない
  • 戦略的なものに関してはフレームワークを熟慮する
  • 即断即決して失敗はないのか? → よく失敗するが致命的な失敗は無い
  • 熟慮しても同じ結論になることが多い印象
  • 決断するには勇気が必要だが、失敗を恐れずにどんどん決断していく
  • 即断即決して事業を回していくことで、短期間に何度もトライアンドエラーを繰り返せるので短期間に質を上げることが可能(PDCAサイクルを高速に回すとほぼ同義)
  • 超クイックレスポンスを繰り返しているとメリットが多い
  • クイックレスポンスと少し違うが、支払に関しても即日ニコニコ現金払いを徹底いしていると超協力的になってくれる


上記のような感じでした。1時間ほどの収録でしたが、あっという間に時間が過ぎた印象です。本日は、13時30分~14時30分 から第2回の公開ラジオ収録を行います。



2019年5月11日(土)13時30分~14時30分

日常診療の思いつきをビジネスに発展させるコツ

自由気まま整形外科医 × 大谷先生(Quotomy 代表)



本日も会場からの質問をお受けします。お時間のある先生は是非 Quotomy の出展ブースに足を運んでください! 


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★★ 医学知見探求サービス ★★


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「医師と医学知見との出会いを再定義する」 Quotomy(クオトミー)は、臨床現場で働いていると個人で医学知見をキャッチアップすることが難しい、という臨床医の切実な痛みから誕生しました。


忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


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明日は Quotomy出展ブースに参加!

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明日から日整会(JOA 2019)に参加予定ですが、先日ご報告したように、Quotomy(クオトミー)の出展ブースで、公開ラジオの収録に参加します!


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Quotomy は、医師と医学知見との出会いを再定義するをコンセプトにした、医学知見を医師ユーザー同士で発信・共有するオンライン上のコミュ二ティです


その Quotomy の出展ブースにおいて、いまだ金時 で公開されるラジオ収録が行われます。私はゲストとして対談に参加させていただきます。



2019年5月10日(金)16時30分~17時30分

キャリアアップと資産形成は両立できるか?
自由気まま整形外科医 × 杉本先生(いまだ金時ブログ主)


2019年5月11日(土)13時30分~14時30分

日常診療の思いつきをビジネスに発展させるコツ
自由気まま整形外科医 × 大谷先生(
Quotomy 代表




上記2つのお題について、GW中のヒマな時間に自分なりの考えをまとめてみました。ただ、筋書きが無いので話が途中で脱線するかもしれません(笑)。


30分ほどの対談なので、コンパクトに自分の意見をお話ししたいと考えています。
当日は、会場からの質疑応答も受け付ける予定です。Quotomy の出展ブースは下記になります。



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両日とも午後からなので少し疲れが出てくる時間帯かもしれませんが、お時間のある先生は是非 Quotomy の出展ブースに足を運んでください! 






★★  医師のキャリア革命(オンラインサロン)  ★★


「経済的自由」を手に入れるために Facebookを利用した非公開のオンラインサロンに参加してみませんか?



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本サロンの目標は、参加者全員に生涯途絶えることのない "複数の収入の流れ"  を得るための " 学びの場 "  を提供することです。


資産形成マニュアルで、医師が効率よく資産形成を実践するノウハウを公開しましたが、本サロンはそのフォローアップの場と位置付けています。


それぞれの参加者たちが得た知識や体験を共有し、集合知を形成する。集合知は、サロンのメンバーが未知の航海に旅立つ際の羅針盤となる


そのような " 学びの場 "  を

  •  整形外科医のための英語ペラペラ道場
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がんばれ! 軟性内視鏡手術システム

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慶応義塾大学・外科の研究グループは、軟性内視鏡手術システム(Flexible Endoscopic Surgical System: FESS)の非臨床試作モデルを完成させました。


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本システムは、慶應義塾大学医学部、理工学部、慶應義塾大学病院およびメーカーが産学連携体制で開発を進めてきました。


ダヴィンチなどの硬性内視鏡手術ロボットの登場により手術の低侵襲・高精度化が進みましたが、膵臓がんなど硬性内視鏡での手術が難しい部分では依然として開腹手術が主流です。


FESSは軟性内視鏡手術システムなので、これらの疾患に対しても内視鏡手術が可能となることが期待されます。


私が勤務している病院の近隣にもダヴィンチを導入している医療機関が多いですが、残念ながら導入目的が集患になっているところがほとんどです。


ダヴィンチ単体では利益を出すことができないが、客寄せパンダとして所有しています。ダヴィンチは毎年メンテナンス費用が数百万円かかります。


数百万円もかけるのであれば、他の方法を模索するべきだと素人的には思うのですが、先端機器が宣伝になると思っている医師が多いのでしょう。


しかし、毎年膨大な医療費が日本から米国へ流れています。私はこれは由々しき状況だと感じています。そしてFESSはダヴィンチの寡占を崩す起爆剤になると期待しています。


FESSに風穴を開けてもらい、ダヴィンチによる国富の漏出を止めることと、日本の産業振興を両建てして欲しいものです。






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骨粗鬆症患者の顎骨壊死

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日整会誌93(1)2019, 43-49で、骨粗鬆症患者の顎骨壊死に関する教育研修講座がありました。改訂ポジションペーパー2016の問題点と新規予防法の効果 です。


少し前に BP 製剤による顎骨壊死が話題になりました。病態としては顎骨「壊死」ではなく顎骨骨髄炎なのですが、「骨壊死」という病名が混乱に拍車をかけたようです。


このため、歯科医師が抜歯などの歯髄処置を行う際に、あらかじめ BP 製剤の休薬を歯科医師から求められることが多発しました。


医師サイドでは、患者さんの抜歯を人質にとられているので、歯科医師の BP製剤休薬要求を了承せざるを得ません。


しかし、日本骨粗鬆症学会の調査では、 BP 製剤の休薬を契機に約16%の患者で骨粗鬆症の治療が中止されていることもわかりました 。これは由々しき事態です。


その後、BP 製剤の休薬に顎骨壊死予防効果がないことが報告されるようになり、一時期のようなセンセーショナルな状況は沈静化しています。


改訂ポジションペーパー2016年では「EBM の観点に基づいて論理的に判断すると歯科治療前の  BP 製剤休薬を積極的に支持する根拠にかける」と記しました。


では顎骨壊死の予防法としてどのようなものが重要なのでしょうか。国際顎骨壊死コンセンサスペーパーが提示する骨粗鬆症患者の顎骨壊死予防の最初は以下の通りです。


  • BP 製剤あるいはデノスマブ製剤を処方する前に感染症となる歯を抜歯するかあるいは治療を行って感想を可能な限りなくす
  • 定期的に歯科を受診して口腔衛生状態を良好にする


結局のところ顎骨壊死の予防法としては口腔ケアが最も重要なようです。そして、ドイツなどの欧米の例に見習って、医科歯科連携を推進するべきなのでしょう。






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他業界の研究コピーで結果が出る?!

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Medical Tribuneに興味深い記事がありました。
レジ周りの菓子をなくすと食行動が健康的に です。




 レジ周りの陳列棚によく見かける甘い菓子やスナック類。これらをレジから遠ざける取り組みによって、不健康な食品の購入量が劇的に減少したことが、英国の消費動向に関するデータを用いた研究で明らかになった。研究を実施したのは、英・University of CambridgeのJean Adams氏らで、PLoS Med(2018; 15: e1002712)にその結果を発表。国民に健康的な食行動を促す施策として有望との見解を示している。


レジ前の陳列棚が衝動買いを促す

 英国では食料品小売市場のほとんどをTescoやAsda、Sainsbury'sといった大手スーパーチェーンが占めており、店舗における商品の陳列や配置、プロモーション、価格設定などを通じて消費者の購買動向に大きな影響を与えている。


 これらの店舗のレジ前に配置された商品陳列棚は、支払いの列に並んだ客の目に触れやすく、商品の購入を促しやすい"装置"といえ、甘い菓子やスナック類といった不健康な食品が多数並べられている。Adams氏は「レジに並んでいるときに手に取るこれらの商品の多くは、買うつもりのなかったものである可能性が高い」と説明する。


 しかしこうした環境に変化の兆しが見えてきた。ここ10年で、英国では多くの大手スーパーチェーンが自発的にレジ周りから不健康な商品をなくしたり、制限したりする施策を実施するようになってきたという。


 そこで、同氏らは消費者動向調査データなどを用いて、2013~17年に施策を導入した大手スーパーチェーン6社と導入していない3社の計9社で消費者が購入した少量パッケージ入りの甘い菓子類やスナック類の数量を調査し、施策が不健康な食品の購入に与えた影響を調べた。


持ち帰らずに食べた不健康な菓子類は約76%減少

 Adams氏らはまず、施策の導入後にこうした不健康な食品の購入量がどのように変化したのかを明らかにするため、3万戸超の家庭における導入前12カ月間と導入後12カ月間のデータを分析した。その結果、施策の導入直後に不健康な食品の購入量は17.3%減少し、1年後も施策を導入していないスーパーがある地域の家庭と比べ、こうした商品の購入量は15%減少していた。


 また、2016~17年において、購入後に持ち帰らず、家の外で食べた甘い菓子類やスナック類の個数の記録がある7,500人分のデータを分析したところ、施策を導入したスーパーでは導入していないスーパーと比べ、持ち帰らずに食べられる菓子類やスナック類の購入量が76.4%少ないことも分かった。


 ただし、この研究はランダム化比較試験ではないため、施策の導入による消費者の購入行動の変化が証明されたわけではない。同氏らによれば、施策を導入した店舗は、レジ周りに陳列している商品の種類以外にも、未導入の店舗にない特徴を有している可能性があるという。さらに、客はレジ周りに陳列された少量パッケージの商品ではなく、大容量パッケージの商品を同じ店舗で購入していたか、スーパー以外の店で不健康な食品を購入していた可能性も否定できないとしている。


 その上で、このような施策について「比較的シンプルな介入法だが、人々に健康的な食行動を促すことができる見込みがある」と同氏は強調。不健康な行動の改善を図る政府主導の介入を計画するに当たり、参考となるエビデンスであるとの見解を示している。





これは、なかなか興味深い記事ですね。コンビニやスーパーなどの小売りでは、レジ前商品の “ちょこっと買い” はドル箱です。


このレジ前のラスト1マイルで収益を積み上げることが、小売り業の売り上げアップの定石です。今回は、小売り業界の定石に切り込んだ研究でした。


結果は当たり前ですが、不健康な菓子類の売り上げが下って食行動が健康的になったようです。この手の研究は小売りサイドでは腐るほどありますが、医療側では新鮮なようです。


今回は、研究結果もさることながら、他業界ですでに結果が出ている研究を医療業界に持ってきて、違う立場で再検するだけでジャーナルにアクセプトされたことに驚きました。


特に公衆衛生分野では、似たようなリサーチを量産できそうな気がするのは私だけでしょうか?まぁ、誰もが考えそうなことではありますが・・・






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プロフィール

自由気ままな整形外科医

・医学博士
・日本整形外科学会専門医
・日本リウマチ学会専門医
・不動産投資家
・超長期金融資産投資家
・ビジネスオーナー
・宅地建物取引主任士

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