整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

診療報酬

驚き:電話診察が解禁!

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新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、慢性疾患等の定期受診をしている患者さんの定期処方薬を、電話での診察で処方箋を発行することが可能となりました。


2020年2月25日に取りまとめられた「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に従って、厚生労働省が事務連絡として全国の医療機関に周知したそうです。


これまで、電話診察は医師法20条の「無診察治療の禁止」に抵触する可能性が高かったため、基本的にはグレーゾーンでした。


ところが、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため、やむを得ず全国的に解禁されたようです。この決定に私はかなりの衝撃を受けました。


新型コロナウイルス感染症が沈静化すれば見直すと明記されているものの、一度電話診察の利便性を知った患者さんから根強い要望が出ることが予想されます。


診察料は次回来院時に支払うことになりますので、医療機関としては未収リスクとキャッシュフローの観点から望ましくありません。


しかし、3分診療と揶揄される外来診察なので、スムーズに電話が取り次げるのであれば、私たちにとってもそれなりのメリットはあるかもしれません。


今回の新型コロナウイルス感染症は、戦後では類を見ない状況なので、従来はタブーとされてきた岩盤規制を崩すきっかけになるかもしれません。






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本著では、資産形成論とマインドを学ぶことができます。具体的な手法は勤務医のための資産形成マニュアルに譲りますが、医師に特化した資産形成の入門書として是非ご活用ください!




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静脈瘤手術クリニックの謎が解けた!

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相互リンクいただいている「整形外科のゆる医ブログ」で興味深いブログ記事がありました。ウハクリの作り方です。


詳細はゆる医先生のブログを参照いただきたいのですが、国民皆保険制度の崩壊から逃げ切ることを最優先で考えると、現時点での最適解のひとつかもしれません。


「大きい手術をする外科は儲からない」は本当にその通りで、医師としての技量や苦労と報酬が全く不釣り合いな現実をまざまざと見せつけられました。


ブログ内では、静脈瘤手術のコスパの高さが取り上げられています。たしかに、最近は日帰り静脈瘤手術をウリにしているクリニックをよくみかけるようになりました。


そんなにニーズはあるのかな?と思っていましたが、ここまで保険点数が高いと納得です。AGAなどの自費診療よりも単価が圧倒的に高いので極めて有利です。


私には医療でお金儲けをするという発想がありませんでしたが、本当にここまで見極めた上で、若くして日帰り静脈瘤手術クリニックを展開しているのであれば脱帽モノです。


大部分の医師からみれば白眼視モノですが、おそらく最終的に勝つのは、ここまで冷静に分析して決断できた医師なのでしょう。


なかなか含蓄に富むブログで思わず考え込んでしまいました。ただ、私は古い人間なので、今から医師人生がスタートになっても、やはり整形外科医になるだろうな...。






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医業でもレバレッジを利かせよう!

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先日、オンラインサロン内で非常に興味深い話題がありました。時間をどうやって捻出するのかというテーマだったのですが、ある先生がおっしゃられた考え方が非常に秀逸でした。


その先生は、勤務医としての成績を上げるために、透析患者さんを増やしたそうです。なぜ、透析患者さんなのか?


透析患者さんは下記の2点の特徴があるためだそうです。
  1.  ストック収入
  2.  レバレッジが効く




① ストック収入


透析患者さんは生存するために透析を続ける必要があるので、確実に医業収入が見込めます。これはビジネスでいうストック型収入(定期的にお金が入るビジネスモデル)です。


透析患者さんは、ひとりあたり年間500万円の医療費がかかります。このようにほぼ確実な収入が見込めるため、目端の利く医師は透析医療に参入することになります。



② レバレッジが効く


最初、何を言っているのか分かりませんでした。この先生がおっしゃられるには、レバレッジが効くというのは、コメディカルがメインとなって医業収入を稼ぐことです。


透析患者さんの人数が増えるとコメディカルの業務が増えますが、医師の業務はさほど増加しません。透析以外の例として、眼科・リハビリテーション科・入院診療などがあります。


つまり、医業収入を100万円稼ぐために必要な医師の労働量は、下記のようになります。コメディカルの業務を自らの医業収入に取り込むことを意識することがポイントです。



透析・リハビリテーション・入院患者を増やす > 手術を行う > 外来患者さんを増やす



この戦略の問題点は、レバレッジが効く業務は中抜きされたり、いつかは消える可能性もあることです。極論すると、そこに医師が介在する必要は無いので・・・


しかし、現状では馬車馬のように何も考えずに目の前の業務をこなしていくよりも、ストック収入とレバレッジを念頭において業務効率を上げる方が望ましいのではないでしょうか。





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遠隔診療の実際

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先日、厚生労働省事業の遠隔診療研修会に参加しました。
ご存知のように、平成30年改訂で遠隔診療の診療報酬が新設されました。


新たに出現した領域はどんな感じなのか? そこにチャンスの窓は開いているのか? そのあたりのリサーチのために、オンラインサロンのメンバーと一緒に研修会へ参加しました。


まず、2018年2月現在で、遠隔診療の利用の実際は下記のごとくです。保険診療クリニックでは、頻回の検査は必要でない慢性疾患が中心のようです。


  • 高血圧症、糖尿病
  • 皮膚科診療
  • 在宅診療
  • 精神科診療(メンタル)
  • 高脂血症
  • 高尿酸血症
  • 花粉症、アレルギー性鼻炎、滲出性中耳炎
  • 眼科診療(結膜炎な)


現状の遠隔診療と親和性の高い疾患は限られています。カメラ機能付きスマートフォンもしくはタブレットを用いた遠隔診療では、「視診」が大きな武器になります。


視診を最大限活用できる皮膚科領域に優位性がありそうです。一方、HT、DM、HLP、高尿酸血症などの慢性疾患は、素人考えでは遠隔診療に優位性あるだろうと予想していました。


しかし、平成30年改訂における遠隔診療の診療報酬の要件は、非常に厳しいものでした。最もキツイ縛りは下記2点です。

  1. 3ヵ月に1度、リアルでの診察が義務付けられている
  2. 遠隔診療を行えるのは、診療所で実際にその患者さんを6カ月間診察を行った医師のみ


う~ん、遠隔診療のメリットがかなり削られてしまいます。私が想定していたのは忙しい勤労世代の高血圧症患者さんを、全国から大規模に集患する手法でした。


しかし、今回の診療報酬の要件では、②のために地域医療機関と患者さんがペッグされています。厚生労働省は、遠隔診療を地域医療のサブツールとしてしかみていないようです。


そして今回の研修会で最も強い衝撃を受けたのは、ある地域における遠隔診療のプラットフォームを握った者が、その地域のクリニックの生殺与奪権を持ちかねない危惧です。


つまり、遠隔診療が広く普及すると、プラットフォーマーに対する上納金を納められないクリニックは淘汰されてしまう可能性があるのです。


一方、患者サイドの利便性を考えると、上記①②の縛りが緩和されることが望まれます。もしそうなれば、大規模遠隔診療クリニックが出現して業界秩序が激変すると思います。








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超音波治療法 ≒ 電気治療法なのか!

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骨折治療では一定頻度で偽関節や遷延治癒を併発します。そして、数少ないレスキュー手段のひとつが、難治性骨折電磁波電気治療法と難治性骨折超音波治療法です。


もともとCCEFという難治性骨折電磁波電気治療法があったのですが、帝人からセーフスが発売されて難治性骨折超音波治療法が追加されました。


これらの歴史的背景から診療報酬点数表では下記のようになっています。

  • K047  難治性骨折電磁波電気治療法(一連につき) 12,500点
  • K047-2  難治性骨折超音波治療法(一連につき) 12,500点
  • K047-3  超音波骨折治療法(一連につき) 4,620点 


一般的な流れとしては、術後3ヵ月で遷延治癒傾向がある場合に、K047 難治性骨折電磁波電気治療法、もしくはK047-2 難治性骨折超音波治療法を行います。


後になって、骨折手術から3週間以内に開始するK047-3 超音波骨折治療法が追加されたので、ちょっとアブナイなと思う時には積極的に使用するようにしています。



もともと電磁波電気治療法 → 超音波治療法の流れだったので、K047-3においても電磁波電気治療法は、当然あるものと思っていました。


しかし、医事課から注意されて気付いたのですが、どうやら骨折手術から3週間以内に開始した場合に算定できるのは、超音波治療法のみだったのです。。。


私はCCEFの発表をしたことがあるのですが、電磁波電気治療法も骨折後早期から治療効果を見込めます。


なぜ超音波のみOKなのか理解に苦しみますが、K047-3においては超音波治療法=電磁波電気治療法ではないので注意が必要です。






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