整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

社会

AIホスピタルは医師の時間を創出

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AIホスピタルによる高度診断・治療システム」をご存知でしょうか? 2018年からスタートした内閣府の戦略的イノベーション創造プログラムのひとつです。


ホームページを拝見すると、下記の概要を確認できます。


超高齢社会における医療の質の確保、医療費増加の抑制、医療分野での国際的競争力の向上、医療従事者の負担軽減のために、医療機器等やIoT(internet of things)機器を活用して医療ビッグデータを構築する。さらに、AI技術を活用し、医療現場での負担軽減につながる、診断補助・教育やコミュニケーション支援等を目指す。



現在、国立成育医療研究センター、慶應義塾大学病院、大阪大学医学部付属病院、がん研究会有明病院という日本を代表する4病院が参加しています。


各病院によって取り組んでいるテーマは異なりますが、①AIによる電子カルテへの音声自動入力システム ②AIによる医師・患者間のコミュニケーション評価 は重複しています。


AIと聞くと、医師の領域を侵犯する可能性のある存在と認識しがちですが、現在行われているのは、むしろ医師の時間を創出するツールのようです。


そして、現在の AIホスピタルの先には、AIを用いた医療知識の整理や検査結果の一次スクリーニング等の利用法があり、医師をより高みへと導くツールとして期待されています。


デジタル・ケンタウロスでも話題になりましたが、研鑽を積み専門性を高める志向を持つ医師にとって、AIは恐れるものではなく積極的に利用するべきツールになるのでしょう。






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医学知見を医師ユーザー同士で発信・共有するコミュ二ティに参加しませんか? 

quotomy - コピー


「医師と医学知見との出会いを再定義する」 Quotomy(クオトミー)は、臨床現場で働いていると個人で医学知見をキャッチアップすることが難しい、という臨床医の切実な痛みから誕生しました。


忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


知への探求を諦めていませんか?


抄読会をする感覚で、Quotomyで論文を読んだ感想や気づきをシェアしましょう! お気に入りのユーザー同士はフォローでき、お互いのアクションを確認できます。


Quotomyは現在ユーザー登録受付中です!
登録は こちら からお願いします。



近隣開業医と win-win関係を!

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最近では新型コロナウイルス感染症の新規発症者数も漸減しており、仲間内では話題にあがることも少なくなりました。外来患者数もコロナ前に近いレベルまで回復しています。


今年は6月ころまで苦しい状況が続いていましたが、そんな中でも手術数の下支えをしてくれていたのは近隣の整形外科開業医の先生方です。


昨年6~8月に近隣の基幹病院や開業医に営業したのですが、その際に懇意になった開業医の先生から、苦しい時期にも手術適応の症例を紹介していただきました。


医局内の医師は黙々と紹介された症例をこなしていますが、私はこっそり彼らを監視しています(笑)。紹介元に失礼が無いように、そして win-win関係を維持することが目的です。


ありがちなのは「手術適応ではない」と言って、せっかく紹介してもらった患者さんを突き返すことです。勤務医アルアルですが、これは最低の対応だと思います。


たしかに医学的にみて手術適応ではない症例も散見されます。しかし、無下に紹介元に送り返すと、開業医の面目は丸潰れです。下手すると紹介患者さんからクレームまできます。


このような対応をすると、当然の帰結としてせっかく苦労して築いた関係が破綻してしまいます。この場合の正解は、こちらで保存的に外来フォローするです。


勤務医は患者さんしかみていないケースが多く、開業医への配慮に欠ける人が非常に多い印象です。卒業年次に関係なく、このような失態を犯す人が存在するので注意が必要です。


あと、リハビリテーションが必要な患者さんは、積極的に近隣の開業医に紹介するように、事あるごとに医局内で言っています。クドいほど言い続けないとなかなか浸透しません。


このような地道なフォローを続けていると、今回のようなコロナ禍で困ったときにも、近隣の開業医から助力を得られると思います。






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初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



あはきの同意書依頼

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ときどき、鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧の施術の同意書を求められることがあります。健康保険をつかってこれらの施術をうけるためには、医師による同意書が必要なのです。


さすがに整形外科医に同意書を求める患者さんはほとんど見かけませんが、かかりつけの内科医師に対して同意書の交付を求める人は散見されます。


これらの要求に対して、安易に同意書を交付してもよいのでしょうか? この問題を考えるためには、まず保険診療でのルールを知る必要があります。


そもそも論として、保険診療の対象となる疾患は限られています。具体的には下記の6つしかありません。

  • 神経痛
  • 関節リウマチ
  • 肩関節周囲炎
  • 頸肩腕症候群
  • 腰痛症
  • 頚椎捻挫後遺症


これらの保険病名があればOKではなく、医療機関で医師が治療を行なっても効果が無かった場合に限られます。したがって、初診でいきなり同意書交付は明らかなルール違反です。


もともと、いわゆる「あはき」は国家資格です。このため、整形外科医としても無下にその存在を否定するものではありません。


しかし、実臨床では同意書交付は難しいと考えています。何故なら、治療に全く反応しない患者さんは滅多にいないことと、同意書交付先にどんな人が居るか分からないからです。


整形外科の現場では、施術を受けて肋骨骨折を併発してしまう症例を診る機会が多いです。私が経験した最悪の症例は、腫瘍塞栓を併発してしまい救急搬送されたものまであります。


もちろん、全員がトラブルメーカーとは言いませんが、こちらからはあはきや柔整師の顔が見えないため、怖くて同意書交付などトンデモないというのが本心です。


尚、飲み友達で接骨院経営者が居ますので、実力や人柄を知っている人であれば患者さんを紹介することはあります。あっ、開業医の先生から怒られそう(笑)。






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オーストラリア理学療法協会のスポーツ理学療法士による実践的な教科書です。
治療的テーピングの概要を学ぶことができます。



 






新型コロナのワクチンを接種するべきか?

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ケアネットで興味深い記事がありました。ワクチン2題。あなたはワクチン打ちますか、打たせますか?です。


8月21日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が開かれ、新型コロナウイルス感染症のワクチンが開発された場合にどのような優先順位で接種するかについて「現時点での考え方」が公表され、新聞他各メディアもそれを大きく報じました。



そこでは、重症化の可能性が高い高齢者や基礎疾患を有する人、直接診療に当たる医療従事者は優先的に接種する必要性が高いと指摘。一方で、妊婦や高齢者施設で働く人は検討課題とされました。



いよいよ、新型コロナウイルスのワクチン接種が、具体的に検討される時期にさしかかってきました。おそらく医療関係者は優先的にワクチンが接種されるのでしょう。


医療関係者以外からは「羨ましい!」という声が出そうです。しかし、医師であれば新型コロナウイルスのワクチンがかなり危ういものである可能性を認知していると思います。


実は医療関係者以外でも、ワクチンの有効性や危険性を問題視する人は多いようです。米国で 5月に実施した世論調査では、1/3がコロナワクチンを受けないと回答しています。


子宮頸がんワクチン薬害訴訟のような非科学的なワクチン忌避は論外ですが、やはり
第 3相試験をクリアしたものであっても、初物は少し気持ち悪いことは否めません


しかし、
医療従事者である以上、集団免疫獲得や感染拡大防止の観点から、新型コロナウイルスのワクチン接種の拒否は可能なかぎり避けたいと思います...。







★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

 
感染症治療で最もお勧めの書籍です。Grandeと小さいサイズがあり内容は同じです。小さいサイズの方が安いですが、常に携帯する医師を除けば見やすいGrandeがお勧めです。

新型コロナ感染よりコワイのは差別?!

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全国的に新型コロナウイルス感染症の新規感染者が急増しており、感染の第二波が到来しているようです。私のメイン勤務先周辺でも患者が結構出ており、危機感が高まっています。


さて、このような状況になってくると「誰が院内第1号になるのか?」に皆の関心が移ってきます。院内の誰もが自分が第1号にはなりたくないという一心です。


そんな話を外来でしていると、いろいろな噂話を訊かされます。
  • 〇沢市の第1号患者さんは、風評被害で引越を余儀なくされた
  • 〇山市の第1号患者さんは、顔写真入りのビラを撒かれた
  • 東京ナンバーの自動車は煽られる
  • 東京、大阪、名古屋在住の人は実家から帰省を拒否されることが多い


いずれも真偽のほどが定かではない噂話ですが、自分がその立場になったらと思うとゾッとする話ばかりです...。


新型コロナウイルス感染症の毒性が弱まったのではないのかという報告がチラホラでてきています。実際、日本でも新規感染者の増加数ほど重症者数は増えていません。


このため最も大きい心配事は、新型コロナウイルス感染症の罹患ではなく、罹患することによって受ける差別であるというのが正直なところです。


罹患してしまうと勤め先の外来や手術が止まるので、甚大な悪影響を及ぼします。また、近所の目もコワイです。これはなかなか辛い状況ですね...。


職場への影響はどうしようもないですが、近所の目は都会の方が人に紛れるので影響は軽いかもしれません。そういう意味では東京や大阪在住の方が気楽かもしれませんね...。






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当ブログ管理人書き下ろしの書籍が、中外医学社から発刊されました。「経済的に自由な医師」になることで、医師としての充実感と経済的成功を両立できる道があります。


本著では、資産形成論とマインドを学ぶことができます。具体的な手法は勤務医のための資産形成マニュアルに譲りますが、医師に特化した資産形成の入門書として是非ご活用ください!




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