整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

社会

日整会から「トリアージ」指針出る!

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日本整形外科学会から「トリアージ」の指針が出ました。今の状況でトリアージという言葉をみるとビクッとします。南欧州諸国では命のトリアージが実行されているからです。


しかし、今回の日整会からでたトリアージは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う整形外科手術のトリアージについて です。


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ざっくり言うと、不要不急の手術は控えましょうという趣旨です。関節外科医の私としては「延期を検討する」手術を生業としているので苦しいところですね...。


私の勤務先は感染症指定医療機関ではないので、新型コロナウイルス感染症の影響は直接的には受けません。しかし、間接的にはさまざまな影響を受けているので要検討です。


オンラインサロンの中でもこの話題が出ましたが、試行錯誤しながら他の病院の出方をうかがっているような印象を受けました。


今後の感染拡大しだいですが、感染爆発が現実のものとなった場合には、延期もやむを得ないと考えています。通常手術まで延期を検討するとは、まさに国難ですね...。







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新年度入りでプラスオーラをお裾分け

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今日から新年度入りです。
例年であれば少し清々しい気分になりますが、残念ながら今年はそうでもありません。


その理由は言わずと知れた新型コロナウイルス感染症です。世間では旅行業界や外食産業の危機的状況が喧伝されていますが、医療業界もかなり痛めつけられています。


再診外来はそうでもないですが、新患外来のヒマさは特筆するべきものがあります。ほとんど新患が来ないのです。勤務医なので外来がヒマなのは良いことではないのか?


いえいえ、そんなことはありません。2~3回ヒマなだけなら大歓迎ですが、2月後半ぐらいからずっとヒマな状態が続いています。


もちろん、感染症指定医療機関は極めて厳しい状況です。週1回大学から出張にこられる先生方からお話をお伺いしていると切実さが伝わってきます。


しかし、場末病院においては、患者数急減という全く質の異なる切実さがあります。おそらく基幹病院以外は、開業医も含めてどこも同じ状況ではないでしょうか。


勤務医がヒマなのは問題無しと言われそうですが、場末病院では全く当てはまりません。なぜなら、場末病院の医師は集患して自分で食い扶持を確保しなければいけないからです。


もちろん、今月集患できなかったから即アウト!とかはありませんが、半年ぐらい続くと自分の立場が危うくなります。次年度の契約更改は無い、的な感じになりかねません。


開業医の先生の危機感とは比較にならないですが、病院勤務医も真剣に対策を練るべきでしょう。少なくとも「医師免許持ってるからOK ♪ 」な感じではアブナイと思います。


さてさて、そんな暗い気持ちの新年度入りですが、個人的にはちょっと清々しさを感じています。その理由は自分が立ち上げた会社に新入社員が入社してくれたからです。


もともとリモートワークの会社なので、現状では新型コロナウイルス感染症の影響はありません。しかも、3月は創業来最高の売上でした。これは素直に嬉しい...


コロナに罹患しないように 23時就寝+8時間睡眠で、
個人的には絶好調です。プラスオーラをまとっている人はまだ少数派だと思うので、病院にもお裾分けしたいなと思っています。







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驚き:電話診察が解禁!

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新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、慢性疾患等の定期受診をしている患者さんの定期処方薬を、電話での診察で処方箋を発行することが可能となりました。


2020年2月25日に取りまとめられた「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に従って、厚生労働省が事務連絡として全国の医療機関に周知したそうです。


これまで、電話診察は医師法20条の「無診察治療の禁止」に抵触する可能性が高かったため、基本的にはグレーゾーンでした。


ところが、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため、やむを得ず全国的に解禁されたようです。この決定に私はかなりの衝撃を受けました。


新型コロナウイルス感染症が沈静化すれば見直すと明記されているものの、一度電話診察の利便性を知った患者さんから根強い要望が出ることが予想されます。


診察料は次回来院時に支払うことになりますので、医療機関としては未収リスクとキャッシュフローの観点から望ましくありません。


しかし、3分診療と揶揄される外来診察なので、スムーズに電話が取り次げるのであれば、私たちにとってもそれなりのメリットはあるかもしれません。


今回の新型コロナウイルス感染症は、戦後では類を見ない状況なので、従来はタブーとされてきた岩盤規制を崩すきっかけになるかもしれません。






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専門バカは社会に害をなす

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日経メディカルで興味深い記事がありました。
クルーズ船での支援活動はいかに困難なものだったのか です。


日本DMATの一員として参加した京都府立医科大学救急医療学の山畑佳篤先生が、ダイヤモンド・プリンセス号に関わる医療支援活動で経験したことを寄稿されたレポートです。


クルーズ船の船内構造から、複雑な権利問題や主権の問題までバランス良く考察・説明いただいており、当時の船内の状況が手に取るように分かります。


この寄稿を拝読すると、厚労省の対応が困難を極めていたことが理解できますし、某専門家の暴走で湧きおこった批判がいかに理不尽で的外れなことであったかが理解できます。


センセーショナルに報道されて国辱モノのニュースが世界に垂れ流されましたが、実際はやはりこのような状況だったのかと得心しました。


今回の寄稿を拝読して感じたのは、医師は専門バカであってはいけないということです。社会的地位のある専門バカほど厄介で社会に害悪を与える存在はありません。


もちろん、今回の山畑先生のようなバランス感に優れた医師はまだ少数派かもしれません。しかし、社会的地位が高いほど、一般教養が必要とされると思います。


たしかに医師の世界で競争に勝ち抜くには専門に特化する必要があります。しかし、地位を得た後も専門バカのままでは、社会に害悪をもたらしかねません。


真に社会に寄与する人材となるためにも、専門バカになってしまわないように一般教養も積極的に学ぶ姿勢が重要だと思いました。





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新型コロナ検査キット販売開始か?!

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新型コロナウイルス感染症関連で興味深いニュースがありました。塩野義、新型コロナ検査キット販売で協議 です。




塩野義製薬は17日、中国企業が開発した新型コロナウイルスの検査キットについて、国内での独占販売契約取得に向け協議を始めたと発表した。一滴の血液と希釈液をキットに垂らすと10分で感染の有無がわかる。9割以上の精度で、中国当局からはこのほど承認を得たという。塩野義は契約締結後に研究用として販売し、国や自治体への寄付も検討する。


開発した新型コロナウイルスの検査キット 開発したヴァゼム・バイオテック(江蘇省南京市)からキットを輸入するマイクロブラッドサイエンス(東京・千代田)と業務提携に向けた協議を始めた。キットはウイルスの感染初期に体内で作られる抗体などを測定する。感染の確定診断には使えないが、PCR検査の前のスクリーニングや患者が免疫を獲得したかどうかなどに活用できるという。




これは朗報のように見えて微妙な問題をはらんでいると思います。治療法のある疾患であれば手放しで朗報ですが、治療法が無い状況では無用な混乱を招くだけかもしれません。


イタリアや韓国の状況をみると、国民を満足させるだけの無節操な検査は医療崩壊に直結します。医療は有限であるという前提からは、症状がある人のみ検査が妥当でしょう。


こういう人が騒いでいるだけでなら、ほとんどの人は相手にしないでしょうが、実際に大規模に検査が普及すると一気に医療崩壊へと突き進む可能性があります。


仮に
新型コロナウイルス感染症検査が普及しても、節度ある態度で国の宝である医療体制を守っていきたいものです。






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