整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

社会

教授の再就職先は難しい?

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先日、某有力大学の整形外科の元教授を思わぬところで見かけました。普段は学会などのパブリックな場面でお見かけすることが多かったので非常に意外感を覚えました。


私が医師になった頃、大学教授はまさに仰ぎ見るような存在でした。当時は世間知らずであったこともありますが、大学教授になれば退官後も一生安泰だと思っていたものです。


しかし、整形外科以外の科も含めて改めて「教授」の退官後の状況を確認すると、意外なほど苦戦している方が多いことに気付いて驚きました。


教授を退官されるとジッツの大規模公的基幹病院の院長に収まるというルートが確立されていると思っていましたが、よく考えると教授の数>>公的基幹病院の数です。


当然、公的基幹病院の院長職に収まる教授の方が少ないです。では、それ以外の教授はどこに行くのか?多くの教授はその時に空ポストのある医療機関の院長や施設長に収まります。


教授まで勤め上げてショボい医療機関に収まるのはちょっと微妙な感じです。しかし、公的基幹病院の院長になった教授が幸せかと言うとそうではないことが多いように思います。


何故なら、他科の医師にとっては自分に関係の無い科の元教授なので、さほど遠慮する必要がないからです。医師以外のコメディカルにとっては、さらに関係無い人です。


某医療センターに勤務している際に元脳神経外科教授が院長で赴任されてきましたが、古参の生え抜き医師にサンドバック状態にされて気の毒だったのを覚えています...。


所詮は雇われ院長なので人事権もありません。この状況はなかなか辛いものがあります。このように考えると、教授といえども退官前に身の振り方を計画するべきなのでしょう。


おそらく教授にとって最善の再就職先は、①責任が無く ②他科や他職種からの突き上げが無く ③収入が良く ④社会的地位もある という条件を満たすのがベストでしょう。


そんな都合の良い所は無いだろ!と思う人が多いでしょうが、実際にはこの条件を満たすポストを目撃しました。そういう身の振り方を考え出した方は本当にすごいな...。






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海外医学部から約100名が国試合格

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日経新聞に興味深い記事がありました。医師、増える海外医学部卒 です。副題は、東欧など、国内私大より学費安く 「国内卒」前提の政策揺れる となっていました。



海外の医学部に進学する日本人学生が増えている。卒業後に日本の医師免許を取得できるルートが広がり、私大医学部に比べ総費用が少なく済む国もあるためだ。外国人の取得者も増え、海外大卒の医師国家試験合格者は国内の医学部1校の入学者に相当する。国内の卒業者を前提にしてきた医療政策を揺さぶる。



私が医学部を受験したときから、東欧諸国の医学部から日本の医師国家試験を受験するルートはありました。しかし、現実的な医師へのルートという感覚は皆無でした。


ところが、2019年には97名もの合格者が海外医学部卒とのことで衝撃を受けました。もっとも、これは少し盛られているところがあり、日本人合格者は 40名程度のようです。


これまでの医師需給政策は、医学部定員でコントロールされてきました。ところが、海外医学部という迂回ルートが拡大してきたため、従来の手法が通用しなくなってきています。


既得権者(=私を含めたすでに医師免許をもっている者)からすると、医師数が増大するのは由々しき問題です。特に現在 30歳台までの医師にとって将来的な脅威になるでしょう。


医師数を制限する政策維持であれば、医師国家試験の更なる難化や海外医学部の除外となるのでしょう。私は、野放図な医師数増加は国のためにならないと考えています。


その理由は、ただでさえも国内最優秀層がこぞって医学部を目指す状況がさらに悪化するからです。本来なら成長産業に行くべき高度人材が医学部に進学するのは国家の損失です。


自虐的ですが、私たちは究極的には何ら新しい価値を産み出しているわけではありません。輸出産業が稼いでくれる外貨を無駄に浪費している存在にすぎないからです。


海外医学部問題が、1990年台以降続いていた医学部至上主義から、東京大学への揺り戻しのきっかけになればいいなと考えています。






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新型コロナが 2類相当から外れた!

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ようやく、新型コロナウイルス感染症の行政上の対応を見直す政令の改正が閣議決定されました。改正のポイントは下記の 2点です。

  1. 措置入院の対象を重症化リスクのある重症者、中等症者に絞り込み
  2. 疑似症患者の届出対象を入院患者のみに変更



周知のように新型コロナウイルス感染症は指定感染症であり、これまでは二類感染症相当の対応でした。今回の政令改正によって五類感染症に近い運用に変更されたことになります。


日本国内の新型コロナウイルス感染症の状況に即した政府の判断だと思われます。①は10月24日から、②は10月14日から施行されています。


①措置入院は、これまでも軽症者や無症状者は自宅や施設療養でしたが、原則は重症度に関係なく入院でした。これって自分が罹患した場合、かなりの縛りになってしまうんですね。


②の疑似症患者の届出も、心理的に厄介でした。公費負担でPCRを施行する場合には保健所に届けることになっていたので、入院中患者さんの迷う症例ではかなり逡巡したものです。


3~4月ごろの無茶苦茶な雰囲気はかなり改善されて、冷静に議論できるエビデンスがそろってきたのは喜ばしい傾向です。


現在私が危惧しているのは、緊急事態宣言前後のヒステリックなマスコミ・医療者・政府による 脅迫 偏向報道によって、国民がコロナ不感症になってしまったことです。


最近では、本日の新型コロナウイルス新規発生件数○○人等の報道を追っている人は少数派ではないでしょうか? 現状ではインフルエンザを超えるものではありません。


この事実を国民が知ってしまったため、冬にかけて新型コロナウイルス感染症が強毒した場合でも、「オオカミ少年」的感覚で聞く耳を持たなくなってしまった可能性があります。






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初学者が整形外科の外来や救急業務を遂行するにあたり、最もお勧めの書籍です


    



児童虐待の具体的対応法

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児童虐待のトリアージの追記事です。診断に関しては、前回説明したような事項が有用です。児童虐待のサインがあれば、見逃さないように注意しなければいけません



では児童虐待を疑わせる所見があった場合、どのように対応すればよいのでしょうか?これに関しては、日整会誌94:549-553 2020で東大整形の岡田慶太先生が説明されています。


まず最優先事項は、児童の安全確保です。具体的には入院させて親から隔離する必要があります。手術が必要な症例では容易に入院させることができます。


しかし、保存治療が選択される症例であっても、ギプス治療前に牽引治療を行ったり、腫脹や疼痛を理由に入院させることもあるそうです。


また、虐待では夜間に救急外来を受診するケースも多いため、夜間の状態を診ることを理由に入院させることもひとつの方法だそうです。


実際には医師ひとりですべての対応を行うことは困難です。ここで登場するのは MSWです。彼らは社会福祉士の資格を持っており、児童相談所と連携して対応してくれます。


まずは医師が児童虐待の兆候を察知して、入院等で児童の安全を確保してから、次のステップは MSWにバトンタッチするという流れとなります。





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豊富な図や画像が提示されているため、ほとんどの骨折や脱臼に対応することが可能です








AIホスピタルは医師の時間を創出

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AIホスピタルによる高度診断・治療システム」をご存知でしょうか? 2018年からスタートした内閣府の戦略的イノベーション創造プログラムのひとつです。


ホームページを拝見すると、下記の概要を確認できます。


超高齢社会における医療の質の確保、医療費増加の抑制、医療分野での国際的競争力の向上、医療従事者の負担軽減のために、医療機器等やIoT(internet of things)機器を活用して医療ビッグデータを構築する。さらに、AI技術を活用し、医療現場での負担軽減につながる、診断補助・教育やコミュニケーション支援等を目指す。



現在、国立成育医療研究センター、慶應義塾大学病院、大阪大学医学部付属病院、がん研究会有明病院という日本を代表する4病院が参加しています。


各病院によって取り組んでいるテーマは異なりますが、①AIによる電子カルテへの音声自動入力システム ②AIによる医師・患者間のコミュニケーション評価 は重複しています。


AIと聞くと、医師の領域を侵犯する可能性のある存在と認識しがちですが、現在行われているのは、むしろ医師の時間を創出するツールのようです。


そして、現在の AIホスピタルの先には、AIを用いた医療知識の整理や検査結果の一次スクリーニング等の利用法があり、医師をより高みへと導くツールとして期待されています。


デジタル・ケンタウロスでも話題になりましたが、研鑽を積み専門性を高める志向を持つ医師にとって、AIは恐れるものではなく積極的に利用するべきツールになるのでしょう。






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「医師と医学知見との出会いを再定義する」 Quotomy(クオトミー)は、臨床現場で働いていると個人で医学知見をキャッチアップすることが難しい、という臨床医の切実な痛みから誕生しました。


忙しい日常の中で、医学知見を得たり、発信したりすることが難しくなっています。 時間的・地理的制約のために、学会や勉強会への参加もできない環境で働く医師もいます。


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抄読会をする感覚で、Quotomyで論文を読んだ感想や気づきをシェアしましょう! お気に入りのユーザー同士はフォローでき、お互いのアクションを確認できます。


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