整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

社会

「君子危うきには近寄らず」を実践

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君子危うきには近寄らず」ということわざがあります。私は、現実社会を生きていく上で、この言葉は非常に有用だと感じています。


その理由は、意図的に害悪をもたらそうと考えている存在から自分の身を守ることは非常に多くの労力とエネルギーを必要とするからです。


最も賢い方法は、このように自分に害悪を及ぼす可能性のある人物や組織から、できるだけ距離を置いて悪影響が及ぶ可能性を最小限にとどめるという戦略だと思います。




対人関係


ここでは私が日々心がけている具体的な事をご紹介します。まず仕事関係の人間関係に関してですが、一般社会では上司や同僚を選ぶことができません。


周囲の人間から受ける影響は非常に大きいにもかかわらず、ときどき非常に厄介な人物が含まれています。


一般的に他人を変えることは極めて困難なので、このような周囲に害を及ぼす人物からは、できるだけ物理的に遠ざかることが望ましいです。


このことは、上司に限らず同僚もしくは部下であっても同様です。周囲に害悪を撒き散らす人物からは、可能な限り物理的な距離をおくことが望ましいです。


このような害悪をもたらす人物と仲良くなれば良い方向に動き出すという考えもありますが、私はこのようなことも考慮した上で可能な限り遠ざけることを最優先しています。




ビジネス


次にビジネスについてですが、特に許認可を受ける業種は注意が必要です。国レベルの規制であっても、決して長期的な視野に立ってその規制がなされているわけではありません。


確かに官僚は優秀なので比較的長期的な目線で規制を作るのですが、リアルワールドでは机上の考えが通用しないことも多いです。


一方、地方自治体レベルは国よりもさらに悪質度が高いです。地方自治体には国と比べて優秀な人材が少ないため、場当たり的な規制が行われることが多い傾向にあります。


そして自ら作った杜撰な規制の結果、状況がさらに悪化することが多いので、数年経つとその規制をさらに変更することが頻発します。


このように国や地方自治体の許認可が大きなウエイトを占めるビジネスにおいては、能力の低い公務員の裁量に自分のビジネスの命運を握られてしいます。


特に、国よりも更に悪性度の高い地方自治体の許認可がベースとなっている事業は、可能なかぎり避ける方が無難だと思います。




日常生活


日常生活においては、厄介そうに見える人からはできるだけ遠ざかることが望ましいです。向こうからアブなそうな人が歩いて来ればできるだけ距離を取りましょう(笑)。


あと、厄介な人たちの中には警察官も含まれます。警察官には割と好印象を持つ人が多いと思いますが、彼らは簡単に冤罪を作ることができてしまうため危険な存在です。


こちらは法に触れることは何もしてないと思っていても、日本には無数の法律が存在しているため、無意識のうちに法に触れていることが多いです。


その中の多くは現時点では時代にそぐわないため無効化されているものが多いですが、道を歩いているだけで、厳密には何等かの法律に触れてしまう可能性があります。


知人が自転車の一旦停止違反で裁判所に行くハメになりました。一旦停止標識の少し先でほぼ自転車を停止して左右確認したのですが、停止線を越えたことが理由です。


停止線で自転車を止めても交差点よりもかなり手前なので左右確認できないのですが、法的にはアウトだそうです。しかも3秒間間止まって左右確認が必要だそうです...。


自動車ではなく自転車で裁判所送りになった話が身近で発生しているため、私は警察官を発見したらできるだけ彼らの視界に入らないように移動するようにしています(笑)。


最後に、患者さんも含めて第一印象の良くない人からもできるだけ距離をおくことが望ましいと考えています。 やはり第一印象が正しいことが多いと感じているからです。





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医療版サブスクリプション始まる?!

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先日の日経新聞で興味深い記事がありました。かかりつけ医を定額制に 過剰な診療抑制 厚労省検討  です。


厚生労働省は、患者がかかりつけ医を任意で登録する制度の検討を始めたようです。診察料を月単位の定額として、かかりつけ医以外を受診する場合の負担は上乗せとなります。


受診回数の多さは医療費の伸びにつながるため、医療費抑制が目的の制度です。  早ければ2021年度の改正も視野に入っています。


まず、かかりつけ医として登録できる医療機関の要件を定めるようで、大病院との連携や診療時間外の対応も可能かなど一定の水準を求める方向とのことです。


大病院との連携はまだしも、診療時間外対応を半強制するようです。かかりつけ医から外れると、長期的にはペナルティを課せられる可能性があるので開業医には厳しいですね。


更に、診察料を月ごとに定額にするので、軽症にもかかわらず何度も受診されると開業医的にはたまったものではありません。


流行りのサブスクリプション方式のビジネスモデルですが、開業医的にはあまりメリット無さそうな印象です。もちろん軽症患者が多いとウハウハですが、現実には真逆になりそう。


厚生労働省のロードマップとしては下記のごとくでしょう。

  1. 任意の定額制開始
  2. 当初の定額制はそれなりに魅力ある報酬体系。それと引き換えに時間外対応必須化
  3. 任意制を事実上廃止して強制に切り替え
  4. 報酬引き下げ



検査や投薬が過剰にならない医療の推進や定期的に診することで、病気の予防や早期発見も期待できるメリットがあるという触れ込みです。


定額制は糖尿病や認知症など複数の慢性疾患を持つ患者向けでは導入済みで、欧州ではかかりつけ医が定着している国が多いそうです。


特に、英国では居住地域の診療所からかかりつけ医を選ぶ必要があり、かかりつけ医に行かないと大病院を受診できません。実質的に医療へのアクセスが大幅に制限されています。


私は、現在の日本の医療制度は大盤振る舞い過ぎると感じていますが、定額制を極端に推し進めて英国のようになっても困ると考えています。


ただ、持続可能な社会を目指すためには、少なくとも現在のような将来世代にツケ回しする医療制度を改める必要はあると思います。そうなると医療版サブスクもアリなのかな・・・






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タメ口の医師はカッコ悪い

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先生方は、患者さんと会話するときにどのような話し方をしているでしょうか? 私たちが子供の時代は、医師は横柄な話し方をするものと相場が決まっていました。


このような風習は脈々と先輩医師から後輩医師へ引き継がれます。もちろん、個人差はあるものの、患者さんに対して「タメ口」で話しかける人が多いのではないでしょうか。


研修医だった頃、私は先輩医師の多くが患者さんに向かってタメ口であることに驚いたものです。30歳前後の若い医師が高齢者に向かってタメ口なので違和感ありまくりでした。


この感覚は今でも抜けておらず、タメ口で患者さんに話しかける医師に違和感を感じ続けています。おそらく、世の中で対外的にタメ口が許される(?)業種はほとんど無いです。


タメ口で話していると、無意識のうちに相手を見下していると思われても仕方ありません。親密さの発露であるという意見もありますが、相手はそうは思わないはずです。


やはり医療もサービス業のひとつですから、自らを卑下する必要はないものの、少なくとも人間としては対等の立場で患者さんと接する必要があると思います。


患者さんと紳士的な物言いで接していると相手からの信頼感も増します。タメ口で話しかけて医師の優位性をアピールするよりは、対等の立場であるアピールをした方が好印象です。


患者さんに対する丁寧な言葉遣いは無用なトラブル防止やスムーズな診療に役立ちます。私は 18歳以上の社会人に対しては、どんな人に対しても敬語で話すことを心掛けています。


印象の悪いタメ口ではなく、世の中の基準に合わせて丁寧な言葉遣いで患者さんに接することが、快適な医師ライフを送るTIPSではないかと感じています。





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DV被害者の受診は通報義務あり?

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先日、知人から金属バットで体中殴られたという高齢者が初診されました。診察しましたが、身体のどこにも皮下出血はありません...


話の辻褄が合わないので認知症かもしれません。今回はおそらく虚言である確率が高いのですが、本物のDV被害にあった方が受診された場合、通報義務がはあるのでしょうか?


児童では義務ですが成人は自信がありません。調べてみると、内閣府男女共同参画局の配偶者暴力防止法に関するQ&Aに下記のような記載がありました。




医者が、傷を見て、配偶者からの暴力だと思った場合、必ず通報するのですか。

この法律では、医者や看護士等の医療関係者が、配偶者からの暴力によるケガなどを見つけたときは、配偶者暴力相談支援センターや警察官に通報することができることとなっています。ただ、この場合、被害者の意思を尊重するよう努めることとなっています。ケガをした場合は安心して医者の診断を受けるようにしてください




「通報することができる」との記載なので、どうやら義務ではないようです。これが義務なら医療者もピリピリしますね。


昨今の児童相談所のつるし上げられ方は尋常じゃないです。悪者の DV加害者を差し置いて、児童相談所が悪役に仕立て上げられる始末ですから...。


さて、話を本題に戻して医師が DV被害者を診察したときには、広島県の DV被害者対応マニュアル(医療者関係者向け)を参照してしっかり対応しましょう!







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老衰は三大死因のひとつ

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日経メディカルで興味深い記事がありました。
三大死因に「老衰」が初ランクイン です。


死亡原因の第 3位に老衰が入ったそうです。私たち整形外科医が死亡診断書を作成する場面はさほど多くありません。


その少ない経験を思い返すと、私の場合は死因を肺炎とすることが多いです。その理由は医学生の頃に老衰という死因は無い!とポリクリで言われたことに起因しています。


このため、実際には肺炎というよりも加齢性変化による衰弱の因子が大きい症例であっても「肺炎かな...と診断したこともあります。


ところが、この記事を読む直前に、まさに老衰としか言いようがない症例を経験しました。この方は ASOのために両大腿切断に至ったのですが、徐々に経口摂取不能となりました。


そして1ヵ月前から飲水も不可になり、しばらく点滴で水分補給していましたが、ついにはルートを取れなくなってしまいました。


経管栄養導入の是非について話し合った際に、数年にわたる闘病生活だったこともあり、ご家族はやめておきますとの意向でした。


そして点滴が施行不可能になってから数日後に、ご家族が見守られながら息を引き取りました。この方はまさに老衰だったんだなぁ...。






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