整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

資産形成

バフェット氏の好む消費者独占型企業とは

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株価が狂ったように上昇しています。ポートフォリオにおけるREITの割合が半分程度を占めているので、私自身は株価上昇の恩恵が皆無です。あ~、面白くない。


さまざまなリスクを抱えながらも上昇する株価を眺めていると、つくづく相場を予想することの難しさを痛感しています。そこで株式投資の基本をおさらいしようと思います。


株式投資にはさまざまな手法がありますが、やはり超長期での結果が出ているものを参考にするのが基本です。いわゆるエビデンスベースの投資ですね。


私の場合は超長期逆張投資家なので、ウォーレン・バフェット氏の投資手法を参考にしています。バークシャーが大きくなったのはフロートを利用した資金管理が大きな要因です。


それでも、バフェット氏の投資手法は個人投資家にとっても非常に参考になると思います。ご存じのように、バフェット氏の好む投資対象は消費者独占型企業です。


消費者独占型企業とは、参入障壁が高くなくてはならない業界で、ブランド価値の高い企業群で、具体的にはコカコーラ、クラフト・ハインツ、バンク・オブ・アメリカなどです。


バフェット氏がバークシャーを買収した1965年から2019年までの54年間の平均リターンは約20%なので、消費者独占型企業への超長期投資の威力は凄まじいと言わざるを得ません。


バフェット氏が投資している消費者独占型企業には下記の4つのパターンがあります。
  1. 長期使用や保存が難しく、ブランド力が強い:飲料、食品、日用品
  2. 常に新しい商品(ニュース)が必要とされる:新聞、メディア
  3. 日常的に利用せざるを得ない社会インフラ:金融、エネルギー、鉄道
  4. 小売りなどで地域独占力を持つ:家具



これらを俯瞰してみると、参入障壁がひとつのキーワードです。参入障壁には、規模・業種・インフラ・独占力などの要因があります。


消費者独占型企業は、これらの参入障壁を築くことで、高い収益力を確保しています。このような企業群を長期保有することで超長期で素晴らしい結果を残しています。


一方、参入障壁は永遠ではありません。時代や科学技術の変化により参入障壁が壊れてしまうことがあります。また、上記 4パターン以外の参入障壁を持つ企業群も台頭しています。


代表的なものは、ITジャイアントや資源企業です。ITジャイアントは新しい社会インフラとして登場し、独占的に膨大なデータを蓄積して高い参入障壁を築いています。


資源企業は買収などで市場の寡占化が進んだため、価格交渉力を増しています。一方、従来は高い参入障壁を有していた新聞やメディアは提供方法の独占が破れたため苦しいです。


このように、参入障壁自体は強力な武器ですが永続するものではないため、注意深い観察と銘柄入れ替えなどは適宜行う必要があると言えます。


一般的に行われている指数への投資も悪くないですが、指数の中には大量のクズ株が混じっているので、私は60点の投資法だと考えています。


それらのクズ株を回避して優良なものに特化するバフェット氏の投資手法は、株式投資の理想形のひとつだと感じています。






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米国の富裕税導入を注視しろ!

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2020年の米国大統領選挙で民主党候補指名者は、バイデン氏、ウォーレン氏、サンダース氏の3強が有力視されています。


このうち、ウォーレン氏とサンダース氏は富裕税を政策に掲げています。富裕税とは何でしょう?ウォーレン案は5000万ドル、サンダース案は3200万ドル以上の世帯に課す税です。


純資産3200万ドルは、日本円で約35億円です。この金額を超える部分に毎年 2%の富裕税を課そうという政策を民主党有力候補が掲げているのです。


民主党の政策ではありますが、米国民の60%が賛成していると言われています。あのアメリカンドリームの国である米国が富裕税に賛意を示しているのは驚くべきです。


それだけ、超富裕層に富が集中しており社会が二極化しているのでしょう。残念ながら日本には富裕税を課すレベルの超富裕層の数が米国ほど厚くありません。


誤解を恐れずに言うと、欧米やアジア新興国と異なり、日本は平等に貧乏になっている状況です。う~ん、寂しいですね...。


そうは言っても、米国のトレンドは日本にも波及する可能性があると私は考えています。本格的に米国で富裕税が導入されれば、日本でも導入の是非が議論されるのは必至です。


もちろん、日本では35億円以上の層は少ないので、もっと少ない金額に富裕税のラインが下がる可能性が高いです。例えば、1億円のラインにまで下りてくると該当者が激増します。


富裕税の厄介なところは、①毎年課税される ②現金で納付する必要がある ③昔の長者番付のようにプライバシー無視で個人情報が丸裸にされる ではないでしょうか。


①毎年課税されると、資産形成にはかなりのマイナスインパクトがあります。今どきプラス2%の運用をノーリスクで実施できる投資対象はほぼ存在しません。


それにもかかわらず「確実」に2%もの課税で資産が削られていくと、マイナスの複利効果が発動されるため凄い勢いで資産が溶けていくことになります。


②もかなりやっかいです。だいたい純資産クラスが数十億円クラスになると、現金ではなく株式や不動産として所有している者の割合が増加します。


このクラスの属性は、成功した起業家や不動産投資家が多いです。このため、純資産は巨額であるものの手元流動性が多いわけではありません。。


このため、納税のために資産を切り売りしたり融資を受けなければいけない可能性が高まります。これはなかなか厳しいと思います。


③の理由は、富裕税の実施が難しいことが理由です。富裕税の元になる資産の把握は容易ではありません。このため、厳密に超富裕層の資産背景を把握する必要があります。


超富裕層的には、血のにじむような努力で現在の地位を築いたにもかかわらず、国家や税務当局から犯罪者扱いでプライベートを丸裸にされたのではたまったものではありません。


このようなさまざまな問題点が山積する富裕税ですが、世界的な潮流を考えると社会を維持するためには導入が不可避な情勢なのかもしれません。


前述のように、欧米と日本では富裕税といっても対象が異なる可能性が高いです。このため、小金持ちレベルの人であっても米国の動向から目が離せないと思います。







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m3: 古の大富豪が教える資産形成の7大原則

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先日、m3.comの連載企画【医師のための資産形成】第19回がアップされました。お題は古の大富豪が教える資産形成の7大原則 です。



m3com_logo




資産形成界隈では有名な「バビロンの大富豪」のレビュー的記事です。最近ではマンガ版も出たようで書店で見かけられた方も多いのではないでしょうか。


ご存知の方も多いかもしれませんが、物語の設定はバベルの塔や空中庭園で有名な古代バビロニア王国の首都であるバビロンですが、実際に執筆されたのは100年前の米国です。


米国の銀行がお客に配布するために作成した小冊子だったのですが、好評だったので書籍として販売されるようになりました。


このため、数千年前からある資産形成の黄金律というわけではありませんが、100年ほどの歴史があって世界中の人から支持されている手法と言えます。


最近では、私はこの手の資産形成の考え方の書籍を読むことはほとんどなくなりましたが、ときどき手に取ってみると初心に戻ることを実感します。


バビロン大富豪を100%信用することは少々危険ですが、そのあたりの注意点も含めて詳述してみました。3分ほどで読了可能なので、是非 m3.comを訪問してくださいね!






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数字で考えるとマスコミのウソが分かる?!

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キャッチ―な見出しで読者獲得に勤しむ朝日新聞などのマスコミは、常識的に考えて胡散臭い記事が多いですが、真実か否かを確認する術はありません。


一般人が情緒に訴える記事を検証することは難しいのです。しかし、数字が出てくる記事に関しては別です。こちらはエビデンスを捕まえやすいので検証可能なことが多いからです。


先日、負債にあえぐシニアの就業…定年後も残る「住宅ローン」 改正が検討される「在職老齢年金制度」という記事が目につきました。大手新聞社ではなくZAKZAKですが(笑)。



 定年後のシニアが働くことは「希望すれば」のただし書きがつく。しかしなかにはそうでない人もいる。“辞めるに辞められない”事情とは。  


■バブル期の自宅購入が

 K氏(62)は今、定期的に通院中だ。定年間際の50代後半を過ぎた頃から息切れが起こりやすく、心臓弁膜症と診断された。
 ただ事務職なので60歳からの再雇用に支障があるほどではなく、仕事は続けられている。

 だが「あと3年」のはずが、そうは行かない。彼はバブル期に自宅を購入した“それでも家を買いました”世代で、現在もそのローンを払い続けているからだ。首都圏近郊の一戸建ては5000万円台。各種ローンを借りまくり、70歳までのローンは月額換算約20万円を抱えることとなった。

 バブル崩壊とともに同じような境遇の仲間たちは、せっかくの持ち家を売り払い去っていった。しかし彼は大企業勤めという条件もあり、2人の息子の教育にもコストをかけながらも踏みとどまった。その息子たちも独立し安堵(あんど)したが、彼には70歳までのローン支払いの義務が残されたのだ。

 ■「生まれたときが…」
 定年時の退職金で繰り上げ返済はしたものの、まだ残ったローンの返済と生活のためには雇用延長終了の65歳以降も働き続けるしかない。
 そんなとき、以前お世話になった企業から法務担当の誘いがあった。再雇用の収入減をカバーできる条件だが、「在職老齢年金制度」=表=のため一定の所得があると年金は削減される。それでもローンの支払いとの差額を計算し、再就職する道を選んだ。専門的職種の経歴が生かせ、体に負担が少ないことも決断の理由だ。

 その制度が今、改正が検討されているという。高齢者の勤労意欲を促進しようという政策で高所得者優遇との批判もあるが、自分のような負債を抱える者には切実な問題だ。だが、まだどうなるかはわからない。
 「同じような戸建物件でも、今なら半値程度。生まれたときが悪かったのか…」と自らを嘆けば心が痛む。これが本当の胸の痛みにならないことを願うK氏なのだった。(「オレンジ世代」取材班) 



さて、ここで問題です。上記記事の中に明らかなウソが2つ隠されています。このウソのために記事自体の論旨が成り立たなくなります。どこがウソなのか考えてください。




その1 自宅購入時期とバブル崩壊時期が合わない


K氏は2019年12月時点で62歳です。バブル期に自宅を購入したので70歳まであと8年間返済する必要があるそうです。当時最長の30年ローンとしても融資を受けたのは1997年です。


1997年はバブル崩壊から6年経過して不動産市場は大暴落しています。まだバーゲンハンティングの時期まで3~4年ありますが、むしろチャンスの窓が開いていた時期です。




その2 融資金額と返済金額が合わない

K氏は5000万円借りて現在の月額返済が約20万円とのことです。しかし、現在の金利水準で30年返済の場合、月々の返済金額は15万円程度となります。


私がこの数字に違和感を感じた理由は、融資金額と返済金額の関係がアタマに入っているからです。今の金利水準では1000万円あたりの月々の返済金額は3万円ほどです。



これまでの不動産市場の動きや融資条件・金額を実感として知っていると、この手の怪しい記事を読んでもピンときます。


K氏の年齢が62歳に設定された理由は、オレンジ世代に近い年齢に照準を合わせたからかもしれません。読者ウケする結論ありきの記事である可能性が高い印象を受けますね...。






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メドレーの IPO資料は宝の山?!

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12月12日にメドレー(4480)が東証マザーズに上場します。約200億円規模の IPOとなる見込みで、東証マザーズにしては大型の上場のようです。


メドレーのことをご存知の方は多いと思いますが、一度おさらいしておきましょう。メドレーの基幹事業は医療プラットフォーム事業です。


既存のクラウド型電子カルテと異なるのは、オンライン診療に軸足を置いていることです。この領域が伸びることは皆分かっていますが、レッドオーシャンの勝ち組の一角です。


ただ、現状では利益を出せていません。同社の利益の大半は人材採用システム「ジョブメドレー」が叩き出しています。この領域は既存の類似した競合がひしめき合っています。


リブセンスでおなじみのお祝い金制度で業績を伸ばしていますが、あまりに競合が多いので純粋な株式投資としては注意が必要でしょう。


今後、オンライン診療がどこまで普及するかにメドレーの浮沈がかかっていますが、着眼点と鮮やかな事業展開は、医師系起業家の参考になるところ大だと思います。


さて、絵に描いたような業績推移ですが、私がメドレーに注目しているのは株式投資(IPO投資)目的ではなく、事業推移や規模を自社の成長のベンチマークにしたいからです。


前年度比の売上や経常利益の推移、従業員の平均年齢・勤続期間・年収などの数字をみると、自分の展開している事業と比較できて非常に興味深いです。


現在11期目のメドレーですが、第6期以降の売上推移は前年比2倍前後の美しい右肩上がりです。事業展開していると分かりますが、普通はなかなかできない芸当です。


しかし、第6期でようやく1億円を超えたようなので(第5期以前の資料が手に入りません)、第3期時点で1億円に届いていない私的には少し癒されます(笑)。


従業員の勤続期間が1年で総勢340名なのですから、社内はてんやわんやのカオス状態であることが想像されます。IPOを目前に控えてすごい熱気なのでしょうね...。


取り留めも無いことを書きましたが、メドレーのIPOは起業家医師にとって絶好のベンチマークになると思います。一度、自社の数字をメドレーと比較してはいかがでしょうか。







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本サロンの目標は、参加者全員に生涯途絶えることのない "複数の収入の流れ"  を得るための " 学びの場 "  を提供することです。


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自由気ままな整形外科医

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