今日の午前は外来でした。
先日、鎖骨遠位端骨折後でクラビクルフックプレートを抜釘した方が受診しました。


今日が最後の診察になるので肩関節可動域を計測したところ、僅かにあった可動域制限が消失していました。これはクラビクルフックプレートの抜釘後によく見る現象で、やはりフックが肩峰下でインピンジしているのだと思います。


ご本人に抜釘までは痛かったのですか?とお伺いすると、「痛くは無いが”詰まった”感じになっていました。手術の後は、そういった感覚がなくなりました」とおっしゃられていました。


単純X線像を確認すると、肩峰にフックによって骨が削られたような所見を認めます。やはりクラビクルフックプレートの抜釘は、術後半年以内に行う必要があることを再認識しました。




       ★★★  管理人 お勧めの医学書  ★★★

       
       総論   (診察・診断、治療全般、骨折・外傷、周術期管理)
 

       各論   (手の外科、肩関節、脊椎、股関節、膝関節、足の外科、腫瘍)

       その他 (関節リウマチ、痛風・高尿酸血症、骨粗鬆症、専門医試験)