整形外科では、外来レベルでも外傷の治療をよく行います。抗生剤を処方する機会も多いですが、よく見られるのがフロモックスなどの第三世代のセフェム系経口抗菌薬です。


しかし、これらの経口抗菌薬は腸管からの吸収率が低いため、常用量では有効な血中濃度には達しません。耐性菌を作る結果となるため、あまり良い治療とは言えないそうです。


このような症例ではペニシリン系経口抗菌薬が推奨されます。処方例としては、オーグメンチンが基本になります。


ただし、オーグメンチンは β ラクタマーゼ阻害薬である CVA との配合剤です。単剤ではアモキシシリン(AMPC)の含有量が少ないため増量が必要です。


しかしオーグメンチンを単純に増やすと CVAの投与量が多過ぎて、下痢などの消化管副作用が増えてしまいます。このためアモキシシリン、つまりサワシリンを併用します。


感染症プラチナマニュアルでは、オーグメンチン+サワシリンを「オグサワ療法
と呼んでいます。私は「オグサワ療法を、間違って「オグシオ療法
と覚えていました。。。


オグシオとは、バドミントンの元日本代表の女子ダブルスペアの愛称です。このため、実際に使用しようとした時に、オーグメンチン+シオ・・・何だっけ? となりました。


結局、バタバタと今日の治療薬などで調べて時間を食ってしまった経験があります。オグシオではなく、オグサワ療法ですね。





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