東京女子医大の山中教授が中心になっているIORRAからのデータです。やはり、RAでは悪性新生物、呼吸器障害、心血管病変が死因の多くを占めます。


RA患者さんの死因



動脈硬化における血管壁障害 ⇒ 不安定プラークの破綻 ⇒ 血栓形成
すべての段階において炎症が関与しています。 炎症にかかわるTNF-α IL-1α,β MCP-1 IL-6などのサイトカイン・ケモカインは、関節リウマチの発症・継続に関わっているものと同様です。


欧米では、関節リウマチ患者の死因の30-50%を心血管病変が占めます(本邦ではやや少ない)。また、無症候性心筋梗塞や突然死のリスクは2倍となります。更に、
すべての消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、心血管イベントの発症リスクになりうる可能性があるとされています。


つまり、関節リウマチは動脈硬化が進行する疾患なのです。



※ 京都第一赤十字病院 リウマチ・膠原病センターの尾本先生からいただいた関節リウマチの資料からの抜粋です。





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