先日、上腕骨顆部の粉砕骨折の手術がありました。
これほどの骨折は初めてみるほどの酷い骨折型でした。


最終的には非常に良い感じに整復固定できたのですが、その一助になったのが今回ご紹介する
スーパーフィクソーブ(Super FIXSORB)です。



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スーパーフィクソーブ®は、ポリL乳酸70%とハイドロキシアパタイト30%からなり、肋骨・胸骨の形状に適合するように設計されたピン形状の生体内分解吸収性接合材です。


今回はこの吸収性ピンをC-wireのような感覚で使用しました。上腕骨顆部関節面骨片は、主にAcutrak mini screwで固定しましたが、それだけでは強固に固定できません。


小さな骨片に少し不安定性が残るのですが、小さすぎてAcutrak mini screwを挿入できないのです。そこで登場するのがSuper FIXSORBです。


今回は径1.5mm×40mmのスムースピンを何本かC-wireのように刺入すると、小さな関節面骨片もしっかり固定できたのです!


メインの固定材料では厳しいですが、小さな骨片を補強する内固定材料としてはかなりいい感じでした。厳しい関節内骨折では強い味方になると思います。






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