整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

ソフトシーネ

当直処方のソフトシーネをどうする?

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先日、外来でソフトシーネを装着している患者さんを診察しました。前日の夜に、外科の当直医師によって処方されたようです。



ソフトシーネ - コピー




さすがに整形外科医でソフトシーネを使用する人は居ないでしょうが、外科医はソフトシーネ使用率が高いと思います。


外科医にオルソグラスをきっちり巻くことまで要求するのは酷なので、ソフトシーネを使用することはある程度仕方ないと思います。


問題は、翌日診察した段階でのソフトシーネを装着している患者さんの処遇です。コストは前日に取っているので、新しいオルソグラスを装着してもコスト請求できません。


しかし、ソフトシーネではしっかり固定されていると言い難く、無償でオルソグラスを巻くか・・・ということになりかねません。


つい先日までは外科医師の当直用に、使いまわしたソフトシーネを置いていましたが、院内感染対策云々で撤去されてしまいました。確かに汚れるので仕方ないと思います。


何かうまい方法はないのか? を考えてみると、そのままソフトシーネを使用してしまう(!)という方法があることに気付きました。


お前、何言ってるの? と詰問されそうですが、いくらソフトシーネとはいえ、2週間程度はそれなりに用を足すと思います。


最初はソフトシーネでしのいで、2週間後にオルソグラスへ変更するのです。これならコストも取れるし、医療資源の有効利用なので、一石二鳥です。


よく考えたら、しっかりオルソグラスを装着していると、2週間ほどでボロボロになってしまうことが多いです。その際には新しく作成するので、結局同じことではないでしょうか。



ソフトシーネはグニャグニャ曲がるし、荷重すると針金部分が痛いので、微妙な固定器具ですが、整形外科医が毛嫌いするほどトンデモないシロモノではないと思います。





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外科医の使用したソフトシーネは再利用しましょう!

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昨日の午前は外来でした。
月曜日の外来は、日曜日に救急受診した患者さんの対応に追われています。


私が勤めている病院は外科医が当直してくれているので、余程のことが無い限り休日を返上しなくてよいのがありがたいです。しかし、外科系の急患は圧倒的に整形外科関連が多いのも事実です。


橈骨遠位端骨折や足関節外側靭帯損傷の患者さんが多いので、基本的には外固定が必要となります。初診時からオルソグラスで固定できればベストなのですが、なかなかそこまで施行できる方は居ません。


そこで、ソフトシーネの出番となります。このシーネは簡単に曲げることができるため、他科の医師が整形外科患者さんの外固定を施行する場合には重宝されます。


しかし、固定性が不十分で本格的に治療するには役不足なので、整形外科医がこれを用いることはありません。つまり、ソフトシーネの寿命は救急での初診から整形外科医の診察までの極短時間のみです。


整形外科医の診察の時点で、新しいシーネ固定かギプス固定を施行されるので、使用済みのソフトシーネは破棄されます。しかし1~2日しか使用しておらず綺麗な状態のものが多いです。


おまけに外固定の点数もソフトシーネもしくはオルソグラス・ギプスのどちらかしか算定できません。つまり、ソフトシーネの材料代が病院の持ち出しになっているのです。


そこで、最近では使用済みのソフトシーネをまっすぐに直して、外科医が再利用できるようにしています。コスト削減と資源の再利用を兼ねた業務改善です。


これで思う存分、当直の外科医には救急で外固定を施行してもらえます(笑)。ただし、看護師さんにしっかり伝達しておかないと、知らない間に破棄されることが多々あります・・・。




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