先日、足底にしこりがあるとの主訴で患者さんが初診されました。
ちょうど、足底の土踏まずの部分に索状のしこりがあります。


特に痛みは無いようですが、歩行時の違和感が気になるとのことでした。触診するとあまり可動性はありません。う~ん、どこかで見たことがあるような・・・


そうだ、これは手掌でいうところのデュピュイトラン拘縮ではないのか? 念のため手掌を確認すると、軽度のデュピュイトラン拘縮を認めました!


どうやら足部に発生したデュピュイトラン拘縮のようです。恥ずかしながら、私は足部にデュピュイトラン拘縮が発生することを知りませんでした。


手掌の場合には手掌腱膜に発生しますが、足底の場合には足底腱膜に発生するようです。なるほど、デュピュイトラン拘縮=手掌という考えは誤りのようです。


ちなみに、デュピュイトラン拘縮は中年以降の男性の多く見られ、長期にわたるアルコール摂取が発症の危険因子のひとつとされています。






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