健康食品やサプリメントを考える その1 のつづきです。


まず、健康食品は、①特定保健用食品(いわゆる”トクホ”) ②栄養機能食品 ③その他 に分けられます。①と②は保健機能食品といわれ、機能・用途の表示が国に認められています。


①の特定保健用食品(いわゆる”トクホ”)は、ヘルシア緑茶やペプシスペシャルで有名ですが、現在トクホの許可を受けた商品は1000品目を突破しているそうです。トクホは消費者庁長官の許可を受けており、効果が科学的に証明されています(ただし、医薬品と比べてかなり眉唾モノな審査ですが・・・)


栄養機能食品は、ビタミンやミネラルなどの特定の栄養成分の機能が表示できます。ただ、トクホと違って国の審査は不要で、栄養成分の規格基準に一つでも適合していれば、製造業者の責任で、栄養成分の機能を表示することができます。


医療人の感覚では、トクホや栄養機能食品でさえかなりいい加減な印象を受けますが、③その他はまさに無法状態です。世の中のほとんどの健康食品やサプリメントは、このジャンルに当てはまります。次回は、いよいよ無法地帯のジャングルの中に踏み込んでいこうと思います(笑)。


健康食品やサプリメントを考える ~グルコサミン・コンドロイチン~ につづく