大規模な公的病院以外では、外来診療や当直などの全ての業務を自院だけで賄うことは難しいので、アルバイト医のお世話になることが多いと思います。


私はアルバイトを受け入れる病院に勤めつつも、夜診アルバイトにも行っているので両方の視点からアルバイト医師に関わってきました。


最近の雑感を交えて、アルバイト医を論じてみたいと思います。まず10年ほど前と現在との比較ですが、若干病院側の方が立場が強くなってきている印象です。


例えば夜診のアルバイト先に、「非常勤医師なので診断書は一切書かない」「診断書が必要な患者さんは常勤医の外来受診を指示する」という人が居ましたが、半年であっさり解雇されました。


後遺症診断書などを常勤医に振るのは仕方無いですが、この人の場合は自賠責などの簡単な診断書も含めた全ての診断書の記載拒否なので病院側も非常に困ったようです。


全ての患者さんに対して他の曜日の受診を勧めていたそうで、解雇されるのも当然と思います。ただし、この人は40歳台後半の医師で、20年以上このスタイルだったのが驚くべきことです。


この人ほど酷くはないですが、1診体勢なのに完全予約制で一切新患を診ない人も居ます。まだ解雇されていないですが、この両者に共通しているのは卒後20年以上のベテランである点です。


医師の立場が圧倒的に強かった時代の考えのままベテランになったため、誰も注意できなくなったのでしょう。時代の変化を察知しなければ早晩労働市場から消える運命だと思います・・・。


医師の立場が強いのは、需給関係も大きな要因です。そして、少なくとも都市部においては医師数は充足されており、需給関係は緩んできています。


若手医師で勘違いしている人はあまり見かけないですが、私も含めた40歳台以上の医師は時代の変化を再認識する必要があるのかもしれません。


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