整形外科医のブログ

中堅の整形外科医が、日々の気付きを書き記します。投資の成功で働く必要が無くなりましたが、社会貢献のため医師を続けています。

ヘノッホ・シェーンライン紫斑病

成人のヘノッホ・シェーンライン紫斑病

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先日、40歳台の男性が、数日前からの両下腿腫脹と足関節痛を主訴に初診されましました。外傷の既往は特に無いとのことです。


痛風かな?と思って患部を診ると、  両足背全体がびまん性に腫脹しており紫斑がありました。アレッ? と思って下腿をみると、赤い点状の紫斑が多数ありました。



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どこかで見たことのある所見です。しばらく考えていると、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch-Schoenlein Purpura; HSP)であることに気付きました。年齢を除けば・・・



HSPは、一度診ると忘れられない特徴のある赤い点状の紫斑です。しかし、通常は小児の疾患なので、成人発症のHSPが存在するのか否かは自信がありませんでした。


診察の合間にこっそり教科書をひも解くと、まれではありますが成人発症のHSPもあるようです。そうであれば、所見からほぼ間違いないでしょう。紫斑は、昨日からだそうです。


ヘノッホ・シェーンライン紫斑病は、何らかのアレルギー反応で小血管に炎症がおこることで発症する疾患です。


全身の小血管に炎症をおこすので、消化管の小血管に炎症をおこすと腹痛、皮下の小血管におこすと紫斑、腎臓の小血管におこすと血尿をきたします。


また半数以上で関節痛をきたすため、今回のケースのように整形外科を初診するケースも多いです。 知らなければ絶対に診断できないですね。


大多数は4-6週間で自然軽快しますが、稀にタンパク尿が続くときは腎症が重症化して腎不全に移行することがあります。発症後1~2ヵ月は尿検査を継続する必要があるそうです。





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ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch-Schoenlein Purpura; HSP)

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先日、当直中に両足背が腫れて痛がるという3歳児が受診しました。外傷の既往は特に無いとのことでしたが、1週間ほど前に腹痛で小児科を治療を受けたという既往がありました。


痛がるという足を診ると、足背全体がびまん性に腫脹しており紫斑がありました。アレッ?と思って下腿をみると赤い点状の紫斑が多数ありました。わりと典型的なヘノッホ・シェーンライン紫斑病でした。


一度診ると忘れられない特徴のある赤い点状の紫斑なので、こちらも自信をもってご両親にヘノッホ・シェーンライン紫斑病であるが、それほど心配する必要がない旨を説明しました。ただ今後1~2ヵ月程度は小児科でタンパク尿が出ないかを確認してもらう必要があることは告げました。


ヘノッホ・シェーンライン紫斑病は、何らかのアレルギー反応で小血管に炎症がおこることで発症する疾患です。全身の小血管に炎症をおこすので、消化管の小血管に炎症をおこすと腹痛、皮下の小血管におこすと紫斑、腎臓の小血管におこすと血尿をきたします。また半数以上で関節痛をきたすため、整形外科を初診するケースも多いです。


大多数は4-6週間で自然軽快しますが、稀にタンパク尿が続くときは腎症が重症化して腎不全に移行することがあります。このため、発症後1~2ヵ月程度は尿検査を継続する必要があるそうです。



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