インターネットで情報を取る方が効率が良いため、私は読売や朝日新聞などの一般紙を購読していませんが、全国賃貸住宅新聞という不動産賃貸の業界新聞は定期購読しています。


現時点では、特定の業界情報をインターネット上で収集することは難しいため、記事のクオリティにかなり問題があるものの全国賃貸住宅新聞を定期購読しているのです。


全国賃貸住宅新聞の2015.8.24号に不動産投資家の近況を伝えるコーナーがありました。顔見知りの不動産投資家や大家さん方もちらほら載っていたので興味深く拝読しました。


不動産投資の内容もさることながら最も興味深かった点は、現時点でそれなりに成功している不動産投資家は、2009~2011年にかけて不動産投資を始めた方が多い点です。


私のように2004年ごろから開始している方は少数派のようです。何故、2009~2011年組が強いのか? その理由を考察する上で、2008年のリーマンショックは外せないでしょう。


バブル崩壊後に不動産価格が最安値をつけたのは2003年ごろです。その後に都心を中心にミニバブルが発生して2006~2007年に不動産価格はひとつのピークを迎えました。


そして、2008年に発生したリーマンショックで不動産ミニバブルは脆くも崩壊します。ただし、絶好のチャンス到来かと思われましたが、物件価格は2003~2004年ほど安くなりませんでした。


そして2012年末に自民党政権が誕生してから日本経済は息を吹き返します。その波に乗って不動産価格も2006~2007年のミニバブル越えを果たしました。


2003~2004年頃ほどではないものの2009~2011年に割安に物件を購入した層が、2013年以降の不動産価格高騰期に物件を売却することで巨額のキャピタルゲインを得ました。


つまり、今回の記事に載っていた方は、この時代の波に上手く乗ることができたのです。では、なぜ2003~2004年ではなく、2009~2011年なのでしょうか?


それは銀行融資のハードルが2003~2004年に比べて2010~2012年で大幅に下がったからです。物件価格は多少割高なものの、銀行融資にチャンスの窓が開いたのです。


このように2000年以降の不動産業界では目まぐるしくチャンスの窓が開閉しています。2003~2004年や2009~2011年参戦はOKですが、2006~2007年や2013年~参戦はイマイチです。


インバウンドのように(※ 私のポジション・トークです)のように現在進行形でチャンスの窓が開いている分野はありますが、2015年現在で不動産に関してはかなり微妙な状況だと思います。 


これは、百戦錬磨の不動産投資家といえども、昨今の物件価格上昇のあおりで物件の仕入れが2009~2011年ほど上手くいっていないことからも読み取れます。


参戦する時期で投資の成果は大きく異なります。つまり、マルコム・グラッドウェルが 天才! 成功する人々の法則 で述べているように、時代背景が成功者を生んでいるのです。


米国のように超長期にわたって不動産相場が強気に推移する可能性も否定はできません。しかし、初心者であればあるほど、過熱した市場に近づかいない方が無難だと思います。



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